2013年1月23日水曜日

ドイツ新聞. 福島は制護されていない - 数え切れないほどの危険性が依然として存在している. http://de.sott.net/article/10084-Normalitat-in-Fukushima-gibt-es-nicht-Unzahlige-Gefahren-immer-noch-vorhanden 福島原発がメルトダウンしてからほぼ2年.原発事故の事は,新聞の記事から消えてしまった. 東電は常に福島原発が制護されている印象を与えるので,原発災害の異常な状況が,日本では普通となってしまっている. 福島原子力発電所第一の周辺地域20キロは放棄された住宅、学校、幼稚園,バリケード、、使用されなくなった鉄道路線、防護服,労働者の呼吸マスク、放棄されたショッピングセンター などがある, この地域は永久的に緊急状態にあり,公から,密閉された場所である. 何が起きたか,見に行くことも聞くことも、すべて東電が決定している。 ジャーナリスト、政治家や国際原子力機関(IAEA)の高官も,東京電力の了解なしで,誰も原子炉の状態を見に行くことができない. このことは,福島原発第1が,正常の状態に,ほど遠いと,明らかに示している. 我々はいくつかの死の町を通過した.バスの中で,東電の広報担当者が,放射線量を教えてくれた.  いくつかの地域は、数時間,家に戻れることができるような低い線量である.でも,そこには,誰も人が居なかった. この地域を見て,チェルノブイリの思い出がよみがえった.  東電の広報担当者が、建物,道路, 畑、森,草原の除染の話しをしてくれた.だが,彼らは,まだ,解決策を見つけていない. バスは30分かかって,我々は,原子力発電所に到着した.  "致死量" 最初に訪ずれたのは,耐震緊急コントロールセンターである. この建て屋は 災害の半年前に完成された. ここでは中央制御室が配置されており、破損した1号機から4号機と、停止されている5号機と6号機を監視している. 24人の男性たちは,コンピュータの前に座って,原子炉の放射線量,水位,温度などを監視している. 3号基の格納容器内の水位のデータ(1部分)など,今日まで,まだ,表示されていない状態である. 破壊された建物の間にある巨大な建設用クレーン、又,損傷した原子炉,各原子炉の,現在の放射線量を見れば,正常には,ほど遠い状態である. 原子炉3号機は,放射線量が毎時3.5シーベルトで致死量である. これらの状況を見て,我々,訪問者は防護服を身に着けることに驚かなかった. 東電から与えられた2枚の靴下をはき,布手袋の上にゴム手袋をはめ,そこをテープで密封し, 頭に布のフードをまとい,呼吸マスクなどをつけたが,放射線を避けるのに役立つが,十分ではないと言える. そして,衣服,身体に放射性粒子が付き,危険である. "水の問題" 発電所敷地内には曲がった電柱、引き裂かれたパイプ、、ホース、ポンプ,数機の建設用クレーン、破壊された建物の瓦礫, 多数の巨大なタンクなどがあった. これらのタンクに保管されている放射線汚染水の膨大な量は、現在まで25万立方メートルである. 毎日,さらに800立方メートル増加している.  そして,地下水400立方メートルが、原子発電所内の裏の丘から毎日崩壊した原子炉建て屋に流れ込み、それによって、そこが汚染されている。         又,加えて,原子炉1号機から3号基まで,核燃料を冷却するために毎日,400立方メートルの水が必要である. 水から,いくつかの放射線が除去されたが,特にトリチウムは除去することはできない. 東電の広報担当者は汚染水の膨大な量は、現在最大の問題の一つであると話した. 東電は,原子炉建て屋に水が流れ込むのを,今年中に,停止したいと話していたが,それが成功するかどうかは不明である。 第二の深刻な問題は、原子炉4号基である.  建物の五階の使用済燃料プール内に核燃料棒が運ばれ,一時的に保管されている. 新しい災害(地震)が起きれば,最大に危険であると,多くの専門家の意見である.   使用済燃料プール内は1500本以上の核燃料棒が保管されている.  鉄の支柱とコンクリートの壁で、強制された. だが,新しい大地震が起きれば、建て屋全体が崩壊される可能性があり、また,使用済燃料プールから水が漏れる可能性がある. したがって東電は、使用済燃料プールから,核燃料棒を取り出そうと試している. 原発炉の横に、安全システムと精巧なクレーン付きの新しい建物がつくられる。 第一の柱は既に建っている。しかし、地面は十分安定しているかどうか懸念される。また、2011年3月の福島原発の爆発で、金属部品は、使用済燃料プール内に落ちており, 核燃料棒が破損した可能性があり、核燃料棒の除去は非常に困難である。 第三の重要な問題は原子炉3号機の屋根の上に,ねじれた鉄骨の桟があるのが遠くから見えた. この下に,使用済み核燃料が、冷却プールに格納されている.鉄の破片もプールの中に落ちている. 最大の危険は、原子炉格納容器のさらに下にある.溶解した核燃料は高い放射線を放出している. 人間が働けない状態である. 誰も正確な状態と核燃料の状態を知ることが出来なく、また,原子炉格納容器内の水位も測定できない状態である. 我々が3号基の側をバスで通り過ぎた時、バスの運転手は高放射線のため,運転スピ-ドを早めた. "隠れた危険性" 危険性とリスクが,これらの原子炉に示されている. 例えば,1号基は、、鋼鉄と人口樹脂で構築され、数ヶ月内に囲まれるようになる. 囲まれた下は,破壊されており,数百の核棒燃料が、冷却プールに格納されており,また,内部に溶解された核燃料があり,常に水で冷却する必要がある. 2号機は水素爆発はしなかった、外部は無事である.しかし,2011年3月で核燃料は溶解し、絶えず冷却しなければならない状態である. **福島の原発事故はまだ終わっていない.危険は排除されていない.** 放射線で汚染された土地の問題だけではなく,原発自体が非常に問題である. 約20,000の人々が,福島原発で瓦礫の片ずけ,原子炉を安定させるため、事故を防止するため,働いている. 別の大地震が、別の津波が起これば,これらすべての努力は破滅し、新たに大きな原発事故を発生させるのに十分である. 東電と日本政府は外部に制護状態だと報道しているが,緊急状態であるのに,制護とはいえない.

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