2013年2月20日水曜日
【NLキュレーション】原発看護師の実名告発 18歳以下の子どもは即時避難すべき(上杉隆)
http://news-log.jp/archives/6757
おしどりマコさんが驚くべきインタビューを取ってきた。
http://news-log.jp/archives/6704
染森信也氏、東京電力福島第一原発医療班の元看護師である。
原発事故後、看護師として現場に赴きJヴィレジなどで医療業務にあたってきた。
以下〈 〉内は記事より引用。
※
〈「原発事故が起こって、全ての日本国民が等しく背負わなければいけない罪をかぶっているのは、
原発事故後に福島第一原発で働いている作業員なんです。」
こんな言葉からインタビューは始まった。
「原発作業員は自分から志願したのだから、と言う方もいますね。それは通常の原発作業ならそうかもしれない。
でも、原発事故後は違うんです。福島第一原発で働く人は、みな、ボランティア、献身なんです。
危険手当を貰っているというけれど、そうじゃない、お金ではなくて、覚悟や気持ちや責任感や、それがあるから働いているんです。
みんな、自分が被ばくすることは知っています。そんなもの、お金で解決することではない。
作業員は被ばくに対して大きく分けて3通りのタイプの考えになりますね。
①一般的に言って、この程度の被ばくは大丈夫だと自分で思い込む。
②一般的に言って、この程度の被ばくは大丈夫ではないけど、自分だけは大丈夫だと思い込む。
③被ばくの影響について、何かあったとしてもしょうがないので、考えないことにする。
何らかの形で、大丈夫だと自分に言い聞かせて働いているんです」〉(おしどりマコインタビュー)
染森氏は元看護師というだけではない。福島第一原発での作業に疑問を持ち、放射線への勉学も始めた。
〈その後染森氏は、人体に対する放射線の影響についても勉強し、2012年1月にはエックス線
作業主任者免許、ガンマ線透過写真撮影作業主任者免許を取得し、2012年10月には第一種
放射線取扱主任者免許試験に合格した。
そのうえで、染森氏の前述の言葉、
「何らかの形で、大丈夫だと自分に言い聞かせて働いているんです。100%どういう状況かわかって
働いている作業員などいないでしょう。毎日3000人がサイトに入っているけれど、どういう状況か本当
にわかったら1割も残らない。生きた人間が原発事故後のサイトに入るとはそういうこと」〉
そして、染森氏はおしどりマコにこうも語っている。
〈「18歳以下の意思決定権が無い子供達は、浜通りや中通り、他県でも汚染地域からはすぐに避難させるべき」〉
聞いたことがある言葉だ。そう、3・11以降、チェルノブイリの教訓を知る良識を持つ者であるならば、誰もが発した
言葉と奇しくも同じものである。染森氏は、子どもたちの健康を守るために捨て身の告発を行った。
その覚悟をジャーナリズム、いやメディアは受け止めなければならないはずだ。
【NLキュレーション】
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