2013年2月25日月曜日

そこまでやるか、NHK! 〈フクシマの悪夢〉をひた隠し. http://www.janjanblog.com/archives/92110 かつて、子どもたちを放射能汚染地域に囲い込む郡山市に対して、同市在住の女性は「そこまでやるか、郡山!」と憤り――「人間不信…と言うよりも、この人たちは人間ではないのではないかと思った」と語った。  そのフレーズをそのままNHKに置き換えて「そこまでやるか、NHK!」と言いたくなるような事態が、2月24日、NHKのラジオ放送で起きた。  朝7時から7時20分までのニュースで、NHKは安倍総理訪米と錦織選手などのスポーツニュースの間に何と「中国の地方都市で、工場による環境汚染に対して、『青空を返せ』と約1000人の人たちがデモをおこなった」とのニュースを流したのである。 ――いったい何のために、NHKはそのニュースを流したのか。  それは、私たちの意識を国の外にそらすため、国内で起きている〈フクシマの悪夢〉に人々の関心が集まらないようにするためである。まさに、その前日(23日)、「東京のドマンナカで、東京電力による放射能汚染に対して『子どもたちの命を守れ』と、約600人を超える人たちがデモをおこなった」のだ。  国内の放射能汚染に対するデモを報じずに、おとなり中国での環境汚染デモは報じるNHK。それが、国に予算を握られた放送局のなれの果てとは言え、あまりに情けなく、そしてその巧妙さに腹が立つ。  だが、それは当然のことだ。戦後67年間、アメリカの原子力(=核)政策と戦って来た肥田舜太郎医師は、山下俊一福島医大副学長を国民の大事な健康を損なうような発言をしているという意味で「国賊」と呼び、それに連なる人たちのことをこう評している。 「彼らは、アメリカと日本の〈核産業〉に雇われた人間なのでしょう。その〈核産業〉というのは非常に強大です。かのWHO(注:世界保健機構)の委員会ですら、そういう勢力に“買収”されて、『チェルノブイリ原発事故の影響は無い』といったことを総会で決議しているのです。  そうやって、世界の核開発(原子力開発)を進めようとするような巨大勢力の子分みたいなのが、日本にこれからもいっぱい来るはずです。  福島の被害は、世界中にいる『核を擁護する勢力』には、たいへんな脅威なのです。〈内部被ばく〉した子どもたちの実態が明らかになることは、彼らにとって何としても避けなければいけないことです。原子力発電所の事故は起きたが、ことに放射線に関する被害は無かったということにしたいのです。  なぜなら、日本だけではありません、福島の事故の実態を世界中の人たちがつぶさに検証して、その結果、原発や核兵器について『NO!』と言うようになれば、核兵器を持っているわけにはいかなくなるからです。  ――これまで通り、核兵器を作り続けたい  ――原発も輸出したい  こう考えている勢力が、『核を擁護するための運動』を福島に集中させているのです。そして、〈内部被ばく〉が危険ではないという空気を作りだして、福島の人たちが『体の具合が悪い』ということを言いにくくするのです。」 「彼らは、アメリカと日本の〈核産業〉に雇われた人間なのでしょう。その〈核産業〉というのは非常に強大です。かのWHO(注:世界保健機構)の委員会ですら、そういう勢力に“買収”されて、『チェルノブイリ原発事故の影響は無い』といったことを総会で決議しているのです。  そうやって、世界の核開発(原子力開発)を進めようとするような巨大勢力の子分みたいなのが、日本にこれからもいっぱい来るはずです。  福島の被害は、世界中にいる『核を擁護する勢力』には、たいへんな脅威なのです。〈内部被ばく〉した子どもたちの実態が明らかになることは、彼らにとって何としても避けなければいけないことです。原子力発電所の事故は起きたが、ことに放射線に関する被害は無かったということにしたいのです。  なぜなら、日本だけではありません、福島の事故の実態を世界中の人たちがつぶさに検証して、その結果、原発や核兵器について『NO!』と言うようになれば、核兵器を持っているわけにはいかなくなるからです。   2012年10月には、法政大学で放射能影響研究所(放影研)の理事長が人間環境学部の学生を対象に講演をしているし、今年の2月5日、ある地方国立大学では、『放射能を正しく怖がり、賢く使うために』の題目で特別講演会が開催された。  昨年12月の国際原子力“推進”機関IAEAによる福島での会議もそうだが、原子力(=核)推進勢力による“啓蒙活動”は、目立たないように且つ様々なデコレーションをほどこして各地で進められている。  福島県内では、原発事故以降、しきりに【心の除染】がささやかれていると聞く。つまり、「たしかに放射能は有害な側面もある。しかし、むやみに怖がることはない。むやみに怖がることで、その不安や恐怖がストレスになって、あなたの健康を害してしまう。だから、あなたの心の底に沈殿している根拠のない不安を“除染”してあげましょう」というささやきである。  23日の〈ふくしま集団疎開裁判〉新宿デモで、小さい子どもの手を握り目に涙をためて集会に聞き入る女性がいた。聞けば、福島からの自主避難者で、夫は女性の言葉を借りれば「すでに洗脳されていて、子どもへの健康被害について聞く耳を持たない」のだという。  子どもたちの健康被害がまだ出ていないうちは、“専門家”の「くよくよ思い悩むな」式の詭弁もまだ通じたかもしれない。しかし、今、予想しない早さで甲状腺がんをはじめとする病魔が子どもたちのカラダを蝕みはじめている。この現実からは誰が目をそらすことができるだろうか――NHKよ、見苦しいぞ! 《子どもたちのためにできること》  3月にも仙台高裁の判決が出ようかという今、「ふくしま集団疎開裁判」の弁護団は「子どもたちのために、あなたがすぐできること」をチラシなどで紹介している。そのうちの一つが、「仙台高裁への手紙」だ。以下の住所に、ハガキで自分の意見を書き送ることが出来る。   〒980-8683   仙台市青葉区片平1-6-1 仙台高等裁判所   佐藤陽一裁判長 宛て          《原発事故関連》 ◎福島原発告訴団  http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/

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