2013年2月16日土曜日
重要論文.水俣公害.京都大学・小出裕章.公害の真因
.http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/kksd5.pdf …
水俣病に対して私たちは何を闘ってきたのか?私たちは何も闘いえなかった。
安賃闘争から今日まで6年有余、私たちは労働者に対する会社の攻撃には不屈の闘いを組んできた。
(中略)その私たちが何故水俣病と闘いえなかったのか?
闘いとは何かを身体で知った私たちが、今まで水俣病と闘いえなかったことは、正に人間として労働者として恥ずかしいことであり、心から反省しなければならない。
会社の労働者に対する仕打ちは、水俣病に対する仕打ちそのものであり、水俣病に対する闘いは同時
に私たちの闘いなのである。
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水俣病にその生涯を捧げて取り組ん
できた原田正純氏は大佛次郎賞を受賞
した「水俣が映す世界」で次のように書
きました。
「水俣病の原因のうち、有機水銀は小な
る原因であり、チッソが流したというこ
とは中なる原因であるが、大なる原因で
はない。大なる原因は“人を人と思わな
い状況”いいかえれば人間疎外、人間無
視、差別といった言葉でいいあらわされ
る状況の存在である。」
足尾鉱毒で始まり、四大公害を経、そ
して今なお発生する公害を貫いている
ものは、国を豊かにするという思想、そ
のもとで企業を保護し、住民は切り捨て
るという構図です。しかし、そうしてで
きた国は豊かと言えるのかどうか、今、
私たちが問われています。
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