2012年12月2日日曜日

( 東京23区の汚染度.木下黄太さんから.) http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/7c5bfb85d49b787176af56fc3cb3be1f 京都のベジタリアン・フェスティバルで僕が話したことを、一部修正加筆してお伝えします。 2012/11/25 12:30~13:00 「京都ベジタリアン・フェスティバル」メインステージ・スピーチ.   皆さんこんにちは。今日、ちょっとですね。ベジタリアン・フェスティバルに招かれていて、ちょっと違和感があるのは、僕はjまるでベジタリアンではないので、そうした人達の中に自分が入って何を話したらいいのか、喋ったらいいのかというのは非常に難しい。難しいと思いながら話していきます。 まず、放射能と野菜というものを考えた時に、これは、実に非常な皮肉な事があります。今まで野菜を食べる時に、おそらく、化学物質が極力含まれていない野菜、農薬を極力使っていない野菜、そうしたものを志向される方がおそらくこの中にいらっしゃる方の大半ではないかと思います。 で、実際は、普通に、恐らく西日本のエリアの状況を考えると、そうした状況を続けても、大きく問題は多分ないと思います。 ですが、例えば、東日本の野菜をみたときに、普通の、農薬をかなり大量に使っている野菜と、そうしたことをほとんどしていない野菜、そのどちらがどうかということを比較してみると、これは明らかなんですが、農薬を使っている野菜の方が、少なくとも、放射性物質のセシウム134、セシウム137という、今回、福島第一原発の事故の後に、降下が確認され、それが一つのメルクマールになっている放射性物質というのが一番多く出る野菜が、実は農薬を使っていない野菜、有機系の野菜の方に多く出ている状況にあります。農薬を使っている野菜の方が出ません。 これはどういう事かというと、同じような性質を持ったものが、農薬の中に含まれる化学物質にはあって、それを野菜の方に吸収されてしまっているがために、逆にいうと、そうしたものが入っていない、本来、より安全、より美味しいとして使われていた、その有機の野菜の方の危険度が、実は高いんです。 放射性物質というのは、今まで自分達がより安全に、よりいいものを、と志向していた側の方が、やられているケースが多いです。 もちろん、それは全てではありませんけれども、少なくとも放射性物質を吸収しやすい状態、吸入しやすい性質が、有機野菜に多くある、ということは、ベジタリアンの方たちには、まず知って頂きたいです。 つまり何を言っているのかというと、放射性物質がある環境下の中の野菜を食する時に、どちらを食するべきかというと、これは申し訳ありませんけど、有機野菜を選択するのは愚かです。完全に間違いです。分かりますか?ているかというと、 放射性物質を摂ることと、化学物質を一定程度摂ることの危険度を比べたら、圧倒的に放射性物質の方が、危険度が高いです。 しかも、その放射性物質は、セシウム、セシウム134、セシウム137という、放射性物質として話しをしましたが、そのセシウムだけの話しではありません。 他にも、ストロンチウム、もちろんプルトニウム、アメリシウム、ウラン、コバルト、マンガン、色んな形の放射性元素が、どこで、どう入っているのかが、わかりません。 で、実際、政府は公に殆ど調べてません。 調べているものは、ほぼ、セシウム、ヨウ素、一部ストロンチウムを調べている以外は、ほぼ調べてないです。 ですけれども、実際に、放射性物質が、どの程度のエリアに降下して、大きな影響があるのかというと、恐らく、間違いなくある一定程度の影響があるのは、南東北全域と関東全域です。 このエリアには放射性物質が落ちていない場所はありませんし、それは、割と有意な数値で落ちています。 その上に、多分、甲信越、例えば山梨の一部、それから新潟の山あい、長野の特に東信側、要は軽井沢から長野市に至る新幹線のゾーンと同じゾーンのエリアも一定以上被曝してます。 それから静岡のほとんど半分くらい。このくらいまでの放射性物質の降下の量は、間違いありません。 実際に、どのくらいの状況なのかを、数字を使って言っていきます。 チェルノブイリの時に、例えばフランスの平均値はセシウム合算で30Bq/kgと言われました。西ドイツが90、イタリアが100。で、ウクライナのキエフあたりだと、400~500、セシウム137がカウントがされています。ベクレル。 ベクレルという単位です。1kgあたりのベクレル。 じゃあ、僕たち、僕が立ち上げて、インターネットで「放射能防御プロジェクト」というのがあります。 これはFacebookで「福島第一原発を考えます」というグループが出来て、そのグループのサブグループが出来て、その中に、具体的に、近畿、東京、中国、四国、九州、沖縄、北陸、中部、それからヨーロッパから割と支援をしてくれた方が多くて、その人達が中心になってヨーロッパにもあります。あるいは、北海道にもあります。そうしたエリアごとのグループ。 さらに独身の女子、あるいはまだお子さんのいない既婚者の女性の方を中心とした女子会のようなものもあります。 それから、公開的にはやってませんが、非公開で医師のネットワークも何十人かはいらっしゃいます。 そうした放射能防御プロジェクトというグループは、基本的にまず土壌の調査をすることがメインで立ち上がりました。で、その土壌調査の結果は、もう去年の夏の段階で、僕たちは公開していますが、それをここでちょっとお伝えすると、東京23区のセシウム合算の平均値は、数値の変動はあるのですが、少なくとも800Bq/kgだと僕らはみています。 さっき言ったフランスとかは30です。チェルノブイリ後。イタリアは100です。でも、東京23区にはその8倍、800Bq/kgくらいの汚染状況にあります。 で、これは、例えば(汚染が)高いところ、ものすごく高い土壌のところで、僕たちがとっているのは、経済産業省の前の大きな植え込みがあって、その植え込みが1万Bqを超えていました。で、この数値なんかは、相当高い数値で、実際に、ここの土壌を僕たちは、アメリカのある会社に土壌をもう送っていて、今、検査中なんです。後、2週間くらいで出てくると思いますが、プルトニウムとか、ウラニウムとか、アメリシウムとかの、別のα線・β線を出す別の核種の検査を始めてやっています。 その核種が、何がどの程度あって、どの程度、実は残存しているものなのか、それを、原発を推進している経済産業省の前の植え込みで、一体どのくらいあるのか、それを今、確認をしています。 そうしたような汚染状況が、今、東京23区の汚染の状況です。 多摩地域はこれより少なくて、その半分以下、300Bq/kgくらいの汚染が多いです。埼玉も同様の汚染が多いです。  神奈川県内は、横浜とか川崎とかは、東京都内に近くて700~800Bq/kgの汚染は普通に出てきます。それより神奈川県西部にいくと、数百Bq単位に落ちてきます。ただ、これも箱根とか、熱海とか、要は最後の山際ですね。関東の山地の山際の方に行くと、途端に1000~2000の汚染が出てきます。 一番高いところで、私たちが見つけたのは、伊豆半島の伊東市、一碧湖という湖があります。まわりが別荘地で、池田20世紀美術館があるところ。そこで2万Bq/kgの汚染土壌が普通にありました。水が溜まりやすい状況の中で、普通の別荘地の庭がそれだけ汚染されていました。 そうしたようなホットスポットも含めて、関東の汚染の状況は酷いです。 特にあと、山際の方で言うと、那須とか日光とか、この辺りの汚染は本当に酷くて、那須の汚染状況は福島の関東よりの場所よりも汚染が高いです。 茨城県は、北部よりも南部の汚染が高い。それから千葉は、柏、松戸、我孫子、印西、流山、それから隣接する埼玉の三郷、東葛地域と呼ばれているホットスポットのゾーンがあります。 これは2,000~3000Bqくらいの汚染から、多い場所は1万を超える汚染が普通にあります。 こうしたような汚染の状況があります。 東京23区の中でも、葛飾区、足立区、江戸川区、荒川を越えた向こう側の汚染が酷いです。特に江戸川区は、3000Bqを超える汚染が何箇所からも見つかっています。 今言っているのは、すいません。雨樋下とか、側溝とか、放射性物質が溜まりやすいと言われている環境下のデータではありません。 普通の庭土をとった数値です。 溜まりやすい場所で取ったりすると、途端に今は、1万、2万という数値が普通に出てきます。 例えば、目黒区内でカーポートの上に溜まっている土、砂を取ってみました。 10万Bq/kgを超えていました。 これ、全部、セシウムだけです。 いいですか、セシウムだけです。 セシウム以外の、他の核種の検査はほとんど行われていません。一部、ストロンチウムをやっているだけで、ほぼ、行われていません。 ですから、放射性物質というのは、勿論、セシウムが一番強固なものではなくて、セシウムは一番分かりやすく、判断しやすいからやっているだけであって、他にも強い核種はいっぱいあります。 少なくとも、恐らく、放出された放射性の核種というのは、200種類はあると推定されています。 それの大半が、どのような健康被害が起きるのかということは全く明らかにされていません。全く分かりません。 そうした状況に今の首都圏はあります。 東北の方の、福島の汚染は言うに及びません。 もう、何万Bq/kgは当たり前です。何十万Bq/kgというような場所もあります。 こうした場所に、チェルノブイリでは人は住んでいません。 人が住んでいないところに、30キロ圏内の外であれば、福島は人が住んでいる状態です。私には考えられません。 現実に、福島に人を住まわせるか、住まわせないかという議論に関して、色々な専門家達が来ます。 恐らく、こういうベジタリアン・フェスティバルに来られているような、放射性物質の回避を訴えて、反原発を訴えているような方達は、当然、避難させるべきだと皆さん思っていると思う。 でも、僕が驚くのは、そうした人たちとの話しじゃないんです。 むしろ、原発を今まで推進してきて、「放射能の被害はそれほど大したことはない」と言っていた、IAEA、ICRPといった推進側の団体に繋がるようない人たちと話しをしていても、「福島の放射性物質の量は尋常じゃないから、これはまずい」と言って、政府側に何回も、何回も、何回も、何回も、この話しをしに行っている人は1人、2人ではありません。 ある専門の研究者は、アメリカの大学の有名な学者と一緒になって、推進側の学者ですよ。「とにかく健康被害が出る対策をしてくれ」ということをICRP側の立場で言っていっている。 でも、その話しをいくらしても日本政府の担当者たちがちゃんと対応しないということで、僕に相談が来るような状況です。 僕と立場は違うと言っています。違うんだけど、「起きることは、起きるから、それについての対応はせざるを得ない、それは当たり前のことだ」それが普通の感覚なんです。推進側でも。日本国外であれば。 分かりますか? 今、この京都で、放射性物質がどのくらいあるかと言われても、通常の土壌を普通にとっても、どんなにあるところでも、数ベクレルあるかないか。恐らく出ないです、ほとんど。しかも出ているものは先ほど言ったセシウム137、セシウム134のうち、セシウム137のみ出ているというケースが多いです。 これはどういうことかというと、セシウム137の半減期は30年です。セシウム134の半減期は2年です。だから137しか出ていないところは、チェルノブイリの時に落ちた時のものが残っているだけなんです。 実際、高いところだと、三重県内だと30Bqくらいでる場所もあって、でもそこでは134は一切出ない。137だけ。ですからチェルノブイリです。 そういうのは、京都に数ベクレル単位で出る場所はある。 恐らく、土壌に反映されないレベルでは、放射性物質は京都にも降下しています。 ですけど、ほとんど出てこない。たまたま出たとしても、例えば濃縮されて土に溜まったものが、側溝に落ちて、それが濃縮されて数ベクレル~数十ベクレルというものは京都でもあるとは思います。 でもそれはごくまれな話しであってほとんど健康に影響を及ぼすことは、ほぼ無い。そうした状況にあるこの場所から見たら、考えられない状況が首都圏にはあるということです。 つまり、全く放射性物質が来ていないエリアが、恐らくほとんど中部地区の途中くらいから、もう関西に入れば、そこより西は、ほぼ考えなくてもよくなるというゾーンから比較すると、圧倒的に汚染されている地域が箱根から向こう(東)に広がっているんです。 これだけの事が、同じ国で起きているというのは前代未聞ですし、ベラルーシ、ウクライナでもこうした感覚はないです。これは、風向きや地形の影響とか、起きている事象の違いによってなっているとしかいえません。 そうした事も踏まえて、今、私たちが何を考えなくてはならないのかというと、現実に、この起きている、放射性物質がこれだけ多く拡散して、これだけ多く関東や南東北にある、という現実を踏まえて、その上で、色んなことに対処していかないと、国の成り立ちや、色々なことが間違える可能性が非常に多いんです。  つまり、あれだけの汚染箇所で、では、どういうことが起きるのかと考えたら、確実に、何らかの健康被害が起きてくることは、ほとんど間違いありません。 これは過去のデータで出ているものをみれば分かるんです。 唯一、可能性がある。楽観的可能性があるとしたら、食べ物を、高濃度でないものを食べる自由があるから、それで回避をできるのではないか、ということだけが、唯一のプラス点です。 特に日本は経済的にお金がありますから、外国のものも含めて色々な食品が流通している。回避をすれば、高濃度に汚染されたものを食べなくてすむ。それだけが、ウクライナやベラルーシよりはポイントが高いんです。 で、病気になった時に、おそらくは、医療レベルも高いですから、対応も早いから、そういう意味での延命率は高いです。ですけれども、実際に、例えば、吸気による放射性物質の被曝を防げるかどうかという時に、それは、はっきり言って、その場所にいたら、非常に厳しいです。  つまり、そのへんに落ちている土、ここらへんの例えばアスファルトに普通に粒子があるわけです。その粒子が舞います。舞って吸うと、吸い込んだものというのは、出すのが極めて難しいです。  放射性物質を食べることは、もちろんそれは危険です。例えば、高濃度に濃縮している、きのこみたいなもの、あるいは山の獣肉、さらに最近でいうと魚。特に最近はマダラが高いです。非常に高い。もうマダラは、ほぼ日本の海域の近くで食べられるマダラはないんじゃないかと私は思い始めている。  もう北海道から、東北の一帯、日本海側のエリアに近いエリアまで、厳しくなりつつあるとみています。マダラは。 で、そうしたようなものを、回避すれば済むのであればいいのですが、食べ物は、まだ食べて排出するので、一定程度、体から出ていきます。 だけれども、吸気で吸う、肺に吸い込んだ放射性物質は外に出ることはありません。ほとんど出ません。 そのものが、更に肺胞からリンパに留まると血液の循環の中で、放射性物質がずっと当たり続けることが起こります。 だから、血液の疾患が起こるのではないかという恐怖心が僕たちにはあります。  東京で、1000人くらいを診ている医師がいます。この被曝の問題を考えて、甲状腺と血液の検査を、お子さんや若い女性が希望してきた患者さんに繰り返している医師がいます。ほとんどここだけです。それをやっているの、今。 その医師がやり続けている、今の途中経過のデータをいうと、まず、東京の普通の子どもたちの甲状腺をエコーでみても、嚢胞、腺腫様甲状腺腫、まれに結節、の状況は約3割くらいのお子さんにいらっしゃいます。30%です。福島ではありません。首都圏です。 首都圏も神奈川、埼玉、東京、千葉、全域でだいたいその感じです。ただし、大半は嚢胞です。しかも数mm単位。2mm 3mm 4mmくらいの小さい嚢胞で、癌化する可能性は極めて低いのではないかとみられている嚢胞が大半。 ですが、元々、生まれつきあったとみられる嚢胞ばかりではありません。 一部ですね。甲状腺の専門医たちが、よく言っているのは、甲状腺の機械の解析度が上がったから、見られるようになった。できるようになったからだ、それで、見られているんだ。元々実はこのくらいあったんだとウソをいう人たちがいます。本当に嘘つきです。 実際に、10年くらい前の機械で、僕は自分の甲状腺を見てみました。 その写真とデータを他の医師と確認しました。 で、僕は何も無かったんです。 全く無かったんですが、その機械だと、1mmくらいの嚢胞は見られる。 10年前の機械でも見られるんですよ。別に。そのくらいの大きさのものは。 だからおそらく、今、起きている、首都圏でも起きている、嚢胞が出ているものは、被爆の何らかの影響がある可能性がある群が、全部じゃないですよ、一定程度は、必ずいると思います。  さらにまずいのは、腺腫様甲状腺腫とか結節性の甲状腺の腫瘍で、今は良性だとみられるものがあるお子さん。もしくは結節。もっと悪性度の近づいているかもしれないもの、そうしたものが複数個あるお子さんもいらっしゃいます。 そうした現実も踏まえて、ぼくらはどういうふうに考えていったらいいのかということなんです。 これは福島だけの健康被害にとどまることではありません。 その中で最も恐いのは、先ほどいった血液なんです。 血液を1000人くらい調べている中で、6割くらいにおきていることは、白血球の数値の変動が激しくなっています。  その上で、白血球を分画していくと、好中球のパーセンテージが通常、40%くらいあるのが普通ですが、ところがこれが減少しているお子さんが増えていて、20%、30%というお子さんを含めると、60%くらいが、好中球減少症になっているとその医師は言っています。 僕もそういう報告は山のように聞いています。 今のところ、そのお子さんたちが、具体的な身体症状を伴っているといえるほど、あるケースはないです。 しかし、今後どうなるか予断を許しません。 血液の疾患が発生してくる状況が、否定出来ない状況に首都圏のお子さんたちはあると僕らは見ています。 分かりますか? それは、吸気による被曝が原因になっているのが圧倒的に多いと思っています。 何故ならそういう検査をしていっているお子さん達の家庭というのは、ほとんどといっていいくらい、西日本から野菜を取り入れ、魚はほとんど食べない、牛乳も飲まない、学校給食をやめる、そうした選択をしている家庭が圧倒的に多いんです。 そうすると、この吸気による被曝というのが、どこまで危険なのか、ということが、シリアスに、どこまであるのかということを、僕たちは非常に厳密に考えなくてはならない。 目には見えないものです。放射能は。放射性物質は。ですが、それは、存在するんです。土壌の調査をすれば分かるんです。 しかも、恐いのは、そのセシウムという、ありふれた、まぁ、ありふれたというと、問題があるんですけれど、そうしたありふれた核種のみならず、他の強い核種、いくつもの核種が、そこにある可能性が否定できない。 だから僕たちのグループで、とにかくお金を出して、アメリカで、α線、β線の検査をするというふうにしたのは、そうした事情によります。 こうした、その放射性物質、放射能の状況というのが、どういうふうに今後、色んな人たちの、色んな身体に影響を与えるのか、僕らもまだ、推測がたっていません。  実は、今日も、京都市内でヘレン・カルディコットという、オーストラリアの女医の先生で、IPPNWという、「核戦争を防止するための医師のネットワーク」を実際、創設した方、その団体自体はノーベル平和賞をとっていますが、そうした方の、セミナーに120人くらいの方が詰めかけてこられておられます。 うち半数くらいは医師の方です。  東京でも、医師の方が70人くらい、他の一般の方も来られたので、もっと数は多かったのですが、来られています。今日の夜にも、京都のひと・まち・交流館でその方の講演会をして、そうした事象によって何が起こってくるのか、もっと詳しくお伝えしようと思っています。ただ、すいません。こうやって言っていますが、すいません。座席は全部売れてまして、昨日は徳島、その前は岡山、その前は東京でやってきましたが、全て座席は完売状態です。 この問題、この放射能の問題と、色々な形での環境の問題というのが、人間の色々な状況の中で、ものすごく密接に絡んできている。 そうした中で、諸処、社会の中で色々なこと起きてきていることを、このベジタリアンの皆様たちにも知っておいて頂きたいと思います。 最後に、関西圏で起きている、その問題の具体的な事を一ついいます。 大阪で瓦礫を焼却しようとしています。 実際に、福井県敦賀市、高浜等では、焼却が一部、始まっています。 おそらく、関西という意味では、大阪が試験焼却をするかしないかが、ターニングポイントとなっていて、そのターニングポイントに合わせたかのように、その反対をしているグループの人達を、かなり公安的な手法で警察が逮捕しているという状況が実はあります。  それを一部新聞は、中核の活動家とか言ってますが、僕もその中の女性を知っていますが、レゲエが好きな以外は失礼ながら何の取り柄もない女性です。政治的な色がないんです。この運動をしている以外。全く過去の運動歴はありません。 「放射能を回避すべきだ」と言っているだけで、太鼓を叩いていただけで、逮捕されて、階段から突き落とされました。 そうした状況が、現実に今の社会の中で、おき始めていることを、皆さん知っておいてください。 それが、次にどんな事を招いて、どんな事になっていくのか、この次の選挙の中でどうなって行くのか、まだ私の中で決着がついていません。まだ、分かりません。 ですけれども、放射能の現実の被害を本当にきちんと見定めると、国の行方や、行く末というのは、実は、大きく変わってきます。 ウクライナでは、20数年間の間に、5500万人あった人口が、約、およそ、1000万減っています。被曝した人はウクライナ全域じゃないです。むしろベラルーシ側が多かったので、ウクライナではおそらく2,000万程度しか被曝していない。それの半数にあたる人口が、何らかの形で、出生率が下がるのか、死亡率が増えるのか、両方あります、それから国から出て行く人たち。国籍までも捨てて、そういうのを含めて、被爆した人の人口の半分にあたるような人々が、消えている状況があります。 20年たって起きたことがそれです。 日本でもそういうことが起きないとは言えない。 そうした時に、この京都という場所から、何をどうするのかということは、すごく重要になってきます。いいですか、東京は既に汚染されています。首都といっても、もう汚染された街です。そうした場所に本当に未来があるのかと言われたら、極めて厳しい状況です。 そうすると、この西の、元々日本の都である京都から、皆さんが、どういう意志を示して、どういう話しをして、どういう社会を作っていくのかということは、非常に大きな、大きな力になります。 それを踏まえて皆さん、1日、1日を生きていってください。 ありがとうございました。 ======================================================

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