2012年10月8日月曜日
(日本が犯した過去の罪.)
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世界中のどこの国家も、多分国民に正確な情報を伝えてはいないのだという事を、
福島第一原子力発電所が爆発したことによって私は知りました。
日本だけは開かれた国家だと思っていましたが、そうではなかったというのが事実です。
今、竹島・尖閣諸島など領土問題が悪化しています。
中国、台湾、韓国はそれぞれが自分の領土だと言い、日本は日本のものだという。
本当のところはどうなんだろうか?
竹島も尖閣諸島も地球の一部で、侵略戦争を続けてきた過去を考えると、
何時の事をもって自国のものだと言えるのかなぁ?と、思ったりもしています。
講演後の質疑応答で、過去に日本が中国や韓国、北朝鮮などから強制連行した事に関して話した方がいました。
小出先生が答えていらっしゃいます。
わたしは、小出先生のおっしゃっていることは本当にその通りだと思いました。
今、ここに生きている私たちが犯したことではないけれど、
過去の日本人が犯した大きな罪にも目を向けて、
その事もきちんと自覚していくことも大切なのではないかと思いましたので、
ここの部分を書き出しました.
会場女性:
足尾銅山には朝鮮人の強制連行がありましたよね、確か。
銅山観光に行った時に、広報に朝鮮人の強制連行があったと思います。
だからこれは、拉致と同じ事を政府がやったわけで、
そういう事を問題にすべきだなぁと思います。
小出裕章:
3つ目は強制連行の話ですね。
その事も彼らはもちろん詳しいと思いますし、
日本中の鉱山で、朝鮮人、あるいは中国人の強制連行をしたという事は沢山ありました。
ですから足尾でも私はあっただろうと思いますけれども、正確には知りません。
それは今ご指摘くださったように「拉致」という事と等しいです。
日本は今「朝鮮民主主義人民共和国が日本人を拉致した」
「大変だ大変だ」と言って、さんざん非難を繰り返しています。
わたしはもちろん「いけない」
朝鮮民主主義人民共和国が日本人を拉致したことはいけない事だと思います。
しかし拉致をした何十倍、何百倍、何千倍の規模で
日本というこの国は拉致をした犯人だという事は忘れて欲しくありません。
(2012年9月29日(土) 栃木県 佐野市 田中昭三@小出裕章氏講演会より)
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