2012年10月15日月曜日

(バンダジェフスキー博士の日本における発言メモ) http://chicksmbox.blogspot.jp/2012/03/blog-post_27.html 【バンダジェフスキー博士最終講演】2012.3.19 品川 やるべきこと、国の機関が食品の放射性物質を最小化する(基準100Bq/kgでは危険)。放射性物質がないの土壌で作った食物を流通させる。全住民の放射能チェックを3回/年、特に子供は詳しく検査。血液、各臓器、甲状腺、心電図。 やるべきこと2 国予算で、医療、予防、環境対策。情報センターを作り、国民自ら放射能からみを守るための情報提供。何がどう有害か、どう防御するか、影響予測、予防教育。 核実験の影響で、ベラルーシでは毎日食物から1964年で17Bq、漸減した69年で1.85BqのCs137を摂取していた。ゴメリ州の牛乳は特に高く、1967~70の調査で1L当り37Bqを超える地域もあった。当時、人体への影響については楽観的であった。 ウクライナにおける人口減率は、2000~2009で、イワンコフ24.2~30.3%、キエフ16.8~18.3%(最大減率はどちらも2005)であった。(この数値の通訳の説明は「千人当たりの死亡率」) 1993~1994における虚血性心疾患の発症率は、10万人当り142人で、スウェーデンの35人に比べて極端に大きい。 ベラルーシでは、元々大気圏内核実験の影響で放射性セシウムが体中にあったところに、チェルノブイリ事故の大量の放射性ヨウ素が加わったことが、疾病の要因となった。世界中の既に汚染されていた場所では、福島事故のヨウ素が加わり、甲状腺癌になる可能性がある。 放射性セシウムは、体全体に入り込み、悪い影響を及し続ける。このような疾病を「長寿命放射線核種蓄積症候群」と名付けた。とりわけ最も注目すべきは心臓である。突然死が発生する。国は、突然死と放射性セシウムとの結び付きを非常に嫌っている。 突然死と放射性セシウムとの関係について詳しく研究した。Csよる心臓の疾患は、普通の疾患と異なり、臓器全体が影響を被る。児童では、生体内のCs137が5Bq/kg以下では、80%余が心電図正常であるが10~30Bq/kgでは心電図異常が2倍になる。 体内の放射性セシウムの増加に応じて、代謝異常が現れる。ベラルーシのゴメリ地区では、生体内のCs137蓄積量が100Bq/kgを超える児童には、必ずと言ってよいほど、心臓に異常がある。人体内に放射性セシウムはあってはならない。 放射性セシウムは食物で取り込まれ、胃、小腸で吸収され、さらに大腸で吸収されるため、最終的にほぼすべて体に吸収される。Kと同じ様に重要臓器の細胞に入り、さらに微小細胞(ミトコンドリア)に入る。 放射性セシウムはβ線、γ線を放出、微小細胞(ミトコンドリア)に致命的な障害を与る。放射線を放出しないCsも悪影響を及ぼす。Csが組織外に出ても、崩壊生じた安定したBaが残り、組織を死滅させる悪影響を及ぼす。セシウムはいくら微量でも影響がある。 崩壊しないセシウムは体から尿で排泄されるが、その過程で通過する腎臓に悪影響を及ぼす。糸状体が壊死する。人体に長時間残り、腎不全がでる。どんなに少量でも腎臓を傷つける。子供の腎臓はあっという間。Csの腎不全は症状がない。Csが免疫システムを壊すから。 崩壊しないセシウムは体から尿で排泄されるが、その過程で通過する腎臓に悪影響を及ぼす。糸状体が壊死する。人体に長時間残り、腎不全がでる。どんなに少量でも腎臓を傷つける。子供の腎臓はあっという間。Csの腎不全は症状がない。Csが免疫システムを壊すから。 放射性セシウムはホルモン分泌にも影響する。ラット実験で、Cs137が蓄積された母親の胎内から生まれる子供は、コルチゾール量が減少し、胎内の環境に適応できずに死亡する。 放射性セシウムによる目への影響。ゴメリ州ヴェトカ地区の子供の白内障発生率は、1996年で、生体内Cs137kg当り、20Bq以下で20%、21~50Bqで23%、51Bq以上で32%とCs量に応じて増加した。 Q:「放射能は0がいいのは分かりますが、それでもここまでなら何とか大丈夫という値は?」  A:博士キッパリ「ここまでなら摂っても大丈夫という値はありません。放射能は体の中にあってはいけないものです」 Q「ベラルーシのように『死亡率が上がり、出生率が下がる』ということは日本でもあり得るか」  博士A「Csが体内にある限りそうなる。私は激しい性格で、YesかNoしか言わない。」 Q「東京の土壌は900Bq/kg位だが、危険か?」 A「もっと危険な場所もあるはず。内部被爆は食品だけでなく、ホコリの吸入もある。世田谷区の家屋のホコリ50g当り75Bqはとても危険な状態」 「一部NET上で、博士が、東京では安全な食品を食べていれば問題ないと言ったように流布されているが、『出来る限り避難をするべきである』というのが博士の真意である。間違わないように。」と木下黄太氏強調 Q「瓦礫は数百Bq/kgだから安全と言うがどうか」  A「国中に放射能瓦礫を運ぶことは反対だ。汚染されていないきれいな場所が失くなってしまう。」 Q「東京でやるべきことをしたくても、まじめに対応してくれる医者はほとんどいない。」 A「なんとしても状況打破すべき時、偉い人達は対策をとれないように邪魔するが、自分ではちゃんと対策をとっているものだ。」(「フルアーマの人がいた」の声) 【バンダジェフスキー博士衆議院議員会館での発言】 新基準はベラルーシで既に13年使われている基準だが、このおかげで住民は放射性物質を食べ続けている。それによって放射性物質を体に取り込む、取り込んだ放射性物質は体の様々なシステムに影響を与える。これは外部被爆よりも数段深刻であり、非常に危険。 津波のあと瓦礫は放射性物資の源でもあり、大至急廃棄しならないが、日本全国にばらまく必要はない。そのような黙っているという施策が、昔独裁政権ソ連邦の共産党政権で行われたのは分かるが、21世紀の文明社会である日本で行われることは理解できません。 黙っているという政策がウクライナ、ベラルーシ、ロシアの各地域に・悲惨な状況をもたらした。私の経験をもう一度皆さんは繰り返そうとしているように思える。今何もしなければまた起きてしまう。日本は人口密度が高く、その分多くの方々が被害を受けるのです。 ゴメリの医科大学で1994年に開いた国際シンポジウムに来てくれた日本の研究者は、そこで発表した私たちのセシウムが心臓にとても危険であるという発表に深い理解を示していました。しかしながら、そういう経験が生かされていない。それが理解できません。 今の状況をぜひ客観的に評価して頂きたい。そして以前ソ連邦政府の指導者が、またその崩壊後に出来た国々の責任者が犯した間違いをここで繰り返して欲しくない。 今はビジネスより国民を救うこと。汚染地図をどう理解してよいか分からないでしょうが、非常に大きな汚染です。放射性核種はもう人々の体内に入りこんでいるでしょう。でも、それを測っていません。皆さんは何でも知っていて、何でもできると思っていませんか? 環境中に高い濃度で放射性セシウムがあるところに住んでいれば、突然死の可能性がある。放射性セシウムは特に心臓に対して激しい攻撃をする。 残念ながら情報を隠しているのです。もしも、このような形で情報を隠し続ければ、数十年後に日本人の人口はわずかになってしまうでしょう。 皆さんは、この悲劇を小さな事故だと思ってはいけません。安心したいのは分かります、でも状況は厳しいんです。

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