2012年12月31日月曜日

原発の“安全”を問い直す ~米NRC前委員長 福島への旅~ http://www.dailymotion.com/video/xwa053_yyy-yy-yyyyy-yyyyyyyy-yyyyy_news#.UOIEu3dSTHQ 「福島のような災害に襲われた時、アメリカの原発は安全を保てるのか?」。去年、福島第一原発の事故のあと、NRC(米原子力規制委員会)のグレゴリー・ヤッコ委員長は、自問自答し続けていた。事故は、2つの大きな問題を原発大国に突きつけた。その一つは、“シビアアクシデント対策の不十分さ”が露呈したこと、もう一つが、“ひとたび事故が起きた時の被害の甚大さ”だ。NRC委員長を辞めたヤッコ氏はこの9月、日本を訪れ、福島県浪江町、福島で避難を強いられている人々、日本の専門家たちと対話する。福島第一原発事故に何を見たのかー。
高レベル放射性廃棄物~核廃棄物 10万年の危険(ロシア).
目で見る放射線!匂いもなく、目にも見えない放射線の可視化モデル
不正選挙:日本全国の選挙システムを包括する企業「ムサシ」と社団法人原子燃料政策研究会の関係・canadade http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/568.html 投稿者 小沢内閣待望論 日時 2012 年 12 月 31 日 http://canadadenihongo.blogspot.jp/2012/12/velvetmorning-blog-24357-186-119294-175.html 不正選挙:日本全国の選挙システムを包括する企業「ムサシ」と社団法人原子燃料政策研究会の関係 第46回衆院選挙は、民意とかけ離れた不正選挙だった可能性が大きいというエントリーで、今回の選挙は、原子力村、米国、霞ヶ関など原発推進派によって工作された可能性が高いと書いたが、あるブログを読んでその思いが一層強くなった。 そのブログは、『velvetmorning blog』といって、今回の不正選挙についてとても詳しい情報を紹介してくれている。 そのブログによれば、選挙システムを日本全国で独占的に提供している民間会社「株式会社ムサシ」の社外監査役でもある浅野修一氏が、社団法人原子燃料政策研究会 監事を兼務しているという驚愕の事実が判明した。 ムサシについて調べてみると、紙の卸売りから初めた企業で、63年の社歴を持つ。現在は、下記の動画にもでてくるように、選挙スタッフの派遣、選挙機材や用品の保管、点検、レンタル、配送、会場の設営、撤収、データの集計まで選挙業務を包括的に引き受けているようだ。 ムサシは、この外にものぼりや横断幕といった投票率アップを図るさまざまな啓発活動支援や選挙実施後の評価分析や、次の選挙に向けての提案まで行っているそうだ。 この会社のグループ会社の中に、情報のデジタル化に対応するデータ入力サービスをおこなう「株式会社ムサシ・エービーシー」という会社があるが、それがつくばにある。つくばで投票データの集計といえば、今から2年前に小沢氏vs菅氏の民主党代表選が行われたときに、サポーター会員による投票で怪しいデータ集計がされた場所である。 参考:サスペンス劇場「消えた投票葉書12万枚の謎」が解けた! まずは、日本の選挙システムを一社が一手に引き受けているという事実に驚いたが、その社外監査役が原子燃料政策研究会の監事を兼務しているということにも驚いた。そして、その結果、今回の衆院選で反原発を訴えた議員や政党がことごとく敗れたということから、選挙の集計で不正が行われ、原発促進派に有利に動いたのではないかという疑念を打ち消すことは不可能となった。 最後に、前述のブログから、不正選挙の証拠となりえる情報を抜粋したい。 『選挙ごっこ』ではなく、本物の選挙、本物の民主主義をこの国にもたらすために 各党の議席数の変化、計算されたように一致。 ・民主243→57 186減 ・自民119→294 175増 ・公明21→31 10増 ・・・民主の議席は自公へ。 ・未来62→9 53減 ・維新11→54 43増 ・みんな8→18 10増 …未来の議席は維新とみんなへ。 以上引用 要は、今回の選挙結果が、計算され尽くしているということですね。 今まで選挙やってきて、これほど完璧に意図的だと思ったことはありません。 管理人が必要だと思った議員は、ほぼ落ちています。 何しろ、権力に都合が悪い人は、圧倒的大差で比例復活出来ないように負けているか、比例に居ることすら出来なかったからです。 民主の議席が自公へ流れること自体は理解出来るのですが、 未来の議席が維新とみんなへ行くことはありません。 なぜなら、争点の基本的な政策が真逆だからです。 未来=原発再稼働反対、TPP交渉参加に反対、消費税増税に反対 維新・みんな=原発再稼働許可、TPP推進、消費税増税に賛成 そんなことは、小学生にでも分ります。 そして、その票が、社民や共産に流れたわけでもない。 つまり、操作されたということです。 選挙システムの、世界権力による最適化が行われたために、我々の目に見える操作が現れたということです。 そして、この選挙結果は、言うまでもなく、アーミテージ×ジョセフ・ナイの対日リポートに沿って出て来た結果であることは、誰がどう見ても明白です。 つまり、TPPに参加しろ、消費税増税しろ、原発を再稼働させろ。 憲法9条は取っ払って、米軍の一部になれということです。 そして、ジョセフ・ナイは、台湾を利用して日中戦争を仕掛けるレポートを作った人物なのです。 我々は、なんとしても、このシナリオを破壊しなければなりません。 選挙の無効を訴えるのは、選挙が行われて30日以内と決まっています。 これからが、本当の選挙戦です。 不正選挙を調査!まず、東京都知事選で宇都宮けんじ氏に実際に投票した人の数を数えましょう 衆議院選挙の結果 民主 57(230) 自民 294(118) 未来 9(61) 公明 31(21) 共産 8(9) みんな 18(8) 社民 2(5) 大地 1(3) 新党日本 0(1) 見ての通り、今回最大の焦点だった、原発再稼働とTPPに反対する未来、共産、社民、大地、新党日本の5党の議席が、わずか20 改選前79 これは、おかしいですよね。 民主党の中でも、我々一般市民のために必死に日本を守ってくれていた良心的な議員が、ほとんど全て落選し、松下政経塾のような、国をぶち壊した売国奴、エージェントだけが当選している。 そのあたりは、次回詳しくやりますが 原発再稼働に反対している人は、およそ80%です。 にも関わらず、原発再稼働に反対している党が20人しか当選しなくて、しかも、大幅に議席を減らすなんていうことが、あるはずがないではありませんか。 当然のことながら、これは、集計システムによって改ざんされた不正選挙だと思います。 そこで、当ブログは提案します。 都知事選、以下の結果になりました。 平成24年 東京都知事選挙 開票結果 猪瀬 直樹 4,338,936 無所属 宇都宮 けんじ 968,960 無所属 松沢 しげふみ 621,278 無所属 笹川 たかし 179,180 都民のくらしを守る会 中松 義郎 129,406 無所属 吉田 重信 81,885 無所属 トクマ  47,829 幸福実現党 マック 赤坂 38,855 スマイル党 五十嵐 政一 36,114 無所属 http://sokuho.h24tochijisen.metro.tokyo.jp/sokuho/h24chi_kai.htmlコイズミカイカクの売国奴 猪瀬直樹が、過去最高の得票を集め、当選しました。 そもそも、石原よりも明らかに人気の劣る猪瀬直樹が、過去最高の得票を集めるはずが無いのですが、それはともかく 日本の有権者のおよそ80%が、原発再稼働に反対しています。 東京都知事選において、脱原発を訴えていたのは、3人です。 http://www.seijika-index.com/吉田 重信 81,885 無所属 笹川 たかし 179,180 宇都宮 けんじ 968,960 足しても120万にしかなりません。 猪瀬 直樹 4,338,936より300万以上少ないわけです。 これは、誰がどう考えても明らかにおかしいです。 なので、東京都知事選を徹底的に調べましょう。 具体的には、宇都宮けんじ氏に実際に投票した人の数を数えましょう。 原発反対の方が協力すれば、必ず宇都宮けんじ氏に実際に投票した人の数を正確に把握することが出来るはずです。 その数が100万票を軽く越えれば、この選挙は不正な選挙であったことが証明出来ます。 そうすれば、同時だった衆院選の結果も疑わしいことが分るはずです。 なので、まず、東京都知事選の、宇都宮けんじ氏に投票した人を調べましょう。 皆、協力してくれるはずです。 原発再稼働反対。思いは一つですから。 よろしくお願いいたします。 不正手口のまとめ、及び公選法情報 不正の手口は大体以下のようになると思います(小選挙区と比例区で不正の手口が違うようです); ●小選挙区:  ①投票所から開票所に投票箱を運ぶ間に、偽の投票箱(事前に用意しておいた自民票がたっぷりつまった投票箱)とすりかえて持っていく(従って、似たような筆跡の投票用紙が多かったり、無効票が少なかったりして、普段よりバリエーションが少ない)  ②但し、全ての投票所に工作員を配置できるわけではないので、その場合は開票所の工作員が未来の票を自民の票に置き換える (従って松本純や山本太郎の選挙区の開票所のようなことが起きる)  ●比例区:   比例区は開票所の開票結果に関係なく、各ブロックの集計所でデータを改竄する。(従って、叔父さんの話のように、開票員の実感と異なる選挙結果になるし、宮城2区や新潟1区のようなことが起きる) あと、公選法についてですが、公選法71条は投票用紙の保管義務の条文です。訴えを起こすための条文は204条と208条のようです。204条は選挙自体が無効である場合、208条は当選が無効である場合に訴えを起こせるそうです。一昨日弁護士達が訴えたのは204条に基づいてるんですね。各選挙区に不正はなかったという前提で訴えてるんです。カモフラージュですね。 我々は208条です。ただ訴えを起こせるのは落選した候補かその政党みたいで有権者はダメみたいですね。 ちなみに、小選挙区の場合は選挙管理委員会、比例の場合は中央管理委員会を被告として訴えを起こすことができるようです。直接訴えられないのが歯がゆいですね。 不正手口のまとめ、及び公選法情報!! 2012/12/19 07:49 管理人注意 もう少し別のやりかたがありそうですよね。 選挙のために、わざわざ専用の紙を開発したり、専用のボックスを開発したり、専門のスタッフとソフトを派遣しているわけですから。 皆さんも考えてみましょう。 こんなのもあります。 宮城2区 比例区  未来の党  小選挙区 斎藤やすのり候補 宮城野区  6307  宮城野区 10406       若林区   4623   若林区    7697      泉区     9488   泉区    16185  計     20418   計      34348  小選挙区で斎藤さんに投票した人は比例区でも未来に投票するはずだが、比例で13930も足りない ちなみに、未来の党の都道府県得票数の小選挙区より比例区が少ない県は、 青森 岩手 秋田 福島 群馬 千葉 岐阜 愛知 広島 山口 長崎 沖縄 これらは、有力候補者が出ている県です。 はっきり卒原発を打ち出している未来の党の候補者に投票している人は比例区も当然投票します。           選挙区では他党へ投票し、比例区では未来の党へ投票する人はいる筈です。 少なくとも同数か、比例のほうが少ないことはあり得ません。 知れば知るほど 2012/12/19 14:49 これは、選挙の時間を短くした地域とダブリますね。。 _ 不正の証拠 ― 2012/12/19 17:07 計算機を使い、人の手で数えていません。これ絶対にダメです。 必ず間違いが出ます。各開票所で入力した数がきちんと、最終集計において 正しく入力されているかの確認もしていないそうです。(横浜市) PC画面に間違えの無い様の入力したらおわり、その数が、本当に集計に乗ったか 印刷したもので人の目で確認する等の作業はしないそうです。 だから、簡単に不正が出来るし、その不正を各開票所の職員が知ることができないようになっています。 各開票所でどんな傾向だったかも、わからないようにするので、 持ちこまれた投票用紙が各投票所での投票者数と同じであるかの確認も 行われていません。 この選挙、全国どの選挙区でも、得票数の割合がほぼ同じ(%) 無効票も同じ規模なら、ほぼ同じ数。 傾向がそれぞれの地域が同じなんてありえないです。 異常さが際立っています。かつては、都市部と田舎は絶対的に違いました。 が、今回はすべてがほぼ同じ。作られたものでなければ これほど横並びの結果が出るわけないです。 人の手で数えない、人の目で確認しない。 こんないい加減な確認や集計は無いです。最後は人の目・手でしなければ、 必ず間違いが起こります。 都の選挙、多分100万の位と10何の位の逆転入力が起こっています。 故意かミスか、、。不正は明らか。。 12月13日の記事で、今回は期日前投票が多いとした記事が出ていたことを 確認しました。シュミレーション(といわれているもの)が出てしまった日です。 (シュミレーションで端数があること自体おかしいのですが )  選管に確認した開票の仕方、これなら、ずっと前から不正があったのかも・・という 内容でした。 今回のが、あからさますぎて多くの人が単なる疑問でなく、 確信的なものを感じたのかも、私も変に思い、実際に調べたら、 全国どの選挙区でも規模に応じて、無効票の数がほぼ同じ、 各党の獲得票数の割合も同じ、自民・維新・民主の割合がほぼ同じ 未来が共産党を下回るのも同じです。 こんな、平均的な得票数の選挙はあり得ないです。 反原発派の小選挙区の得票よりも、比例区の得票数がずっと少ない のも調べた全国の選挙区ですべて同じ。金太郎あめでした。 誰かが作ったものなのだと、確信しました。 国民が「不正選挙」について訴訟を起こすことができればいいのだが、訴えることができるのは、落選した議員だけだそうだ。だから、議員が今回の投票結果に疑問を持って訴えない限り、この「不正選挙」は、永遠に闇の中に葬られてしまうことになる。 Posted by Sonomi Consul at 8:37 PM Labels: 不正選挙 ムサシ 社団法人原子燃料政策研究会  
事故直後に、ストロンチウムの凄い値 米国NNSA(国家核安全保障局)の汚染測定調査結果。 http://ameblo.jp/halo-usaco/entry-11096603143.html 以前、大沼さんの記事を転載させていただいた、東京都内三ヶ所で初のストロンチウム検出! (後半に再掲載)。この記事も米国NNSA汚染測定調査結果 に関する記事でした。 そのときの記事にもリンクされていますが、おしどりマコ・ケンさんの記事 にも米国NNSA汚染測定調査結果の生データ へのリンクがされていました。 横浜のストロンチウムは、過去の核実験によるものだという説明がなされていますが、これらのデータから、福島原発事故由来だということにはならないのかな?と不思議でなりません。 こちらは、南相馬市 大山こういちのブログ より転載させていただきます。 追記: コメントにて、10円まんじゅう さんからもご指摘あるように、このデータは素人にはとても分かりにくいです。私もリンク先を調べましたが、印刷はしにくいし、どこを見たらよいのかもよく分からず・・・とりあえず印刷出せるものは出して、師匠に渡しました。師匠も、難しいけどよく見れば分かる。すごいデータだ!ストロンチウムのものすごい数値が出ている、と。 南相馬市 大山こういちさんのブログ に、続報が掲載されています。 データ分析力のある方々から情報が集まれば、分かりやすくなっていくのではないかと思い、期待しています! あと、はなゆー にも。 〔続報〕米国が東京・目黒でストロンチウムとプルトニウムを観測 (追記終わり) ◆◇◆◇◆◇◆◇ 日本政府が公表していない、驚愕な事実が見つかりました。 2011-12-02 21:13 http://mak55.exblog.jp/15044926/ ≫これ絶対!保存!!今晩中に拡散!拡散!保存!保存!≪ 米国エネルギー省(DOE)と国家核安全保障局(NNSA)が行った、事故当初のモニタリングデータが公開されています。 http://energy.gov/situation-japan-updated-102111 空間線量 http://www.data.gov/raw/5270 空間ダスト・サンプリング http://www.data.gov/raw/5271 土壌サンプリング http://www.data.gov/raw/5272 航空モニタリングデータ(Google Map用) http://www.data.gov/raw/5273 この中に 日本政府が公表していない、驚愕な事実がありました。 特にアルファ線が観測された地域が広範囲に及んでいるようです。  また東京の横田基地・米国大使館では常時監視を行っていました。 首都圏がどのように汚染されたのか、推察できるものです。 さらには福井県敦賀沖の興味深いデータも含まれています。 ただし内容に関しては専門家により精査・公表する必要があります。 ご協力いただける方はご連絡ください。 _____________________________ 早速のご協力に感謝!! 換算式 1µCi/mL=1mCi/L 1mCi/L=3.7×(10の7乗)Bq/L 1Bq/L=1000Bq/立法メートル 緯度経度から場所を特定、マークするには、 http://www5.ocn.ne.jp/~botan/map_g.html 検出データを多い順に並べてみると、事故直後には、ストロンチウムの凄い値が出ています(なんと一番~上位の数字は東京の目黒の!)。 それもそのはず 他が計ってなくとも ここは測ってるでしょう。 関東一円、これを吸い込まなかったと考える方が不自然。 なるほど、あちらさんも ・・・その後の行動、納得。 それにしても 8,000キロも離れた海の上でも計ってるんだから…恐れ入ります。 それに比べて この国の隠蔽体質・・・。 _________________________ 通し番号 方角距離(km) 緯度  経度  採取日時  核種検出結果【実数】(Bq/立方) _________________________________________ 6998 南南西224.9 km 35.66871 139.7433 3/18/2011 2:05:28 PM  Sr-89 610472 Bq/立方メートル 6997 南南西224.9 km 35.66871 139.7433 3/18/2011 2:05:28 PM  Sr-Total 297159 Bq/立方メートル 6995 西北西8741.8 km 32.2934 139.672 3/30/2011 11:05:00 AM Sr-89 73766 Bq/立方メートル 6996 南南西224.9 km 35.66871 139.7433 3/18/2011 2:05:28 PM  Sr-90 69715 Bq/立方メートル 6989 南南西224.9 km 35.668 139.743 3/30/2011 4:05:00 PM  Sr-89 65032 Bq/立方メートル 6994 西北西8741.8 km 32.2934 39.672 3/30/2011 11:05:00 AM Sr-Total 56832 Bq/立方メートル 6988 南南西224.9 km 35.668 139.743 3/30/2011 4:05:00 PM  Sr-Total 42297 Bq/立方メートル 6992 南西237.7 km 35.74105 139.361 4/1/2011 10:05:00 AM  Sr-Total    30291 Bq/立方メートル 1099 南南西42.6 km 37.06753 140.8383 3/21/2011 2:01:24 PM  Gross Beta 26596 Bq/立方メートル 6991 南西237.7 km 35.74105 139.361 4/1/2011 10:05:00 AM  Sr-89 25913 Bq/立方メートル 6993 西北西8741.8 km 32.2934 39.672 3/30/2011 11:05:00 AM  Sr-90 12126 Bq/立方メートル 6990 南西237.7 km 35.74105 139.361 4/1/2011 10:05:00 AM  Sr-90 9306 Bq/立方メートル 0459 南南西225.3 km 35.66709 139.7371 3/21/2011 1:25:00 PM  Gross Beta 8744 Bq/立方メートル 0564 南西237.7 km 35.74103 139.3609 3/21/2011 7:30:00 AM  Gross Beta 8389 Bq/立方メートル 1129 南南西50.2 km 37.00189 140.8126 3/21/2011 2:32:50 PM  Gross Beta 7696 Bq/立方メートル 6987 南南西224.9 km 35.668 139.743 3/30/2011 4:05:00 PM  Sr-90 6486 Bq/立方メートル 0406 南南西225.3 km 35.66709 139.73713/21/2011 12:45:42 PM  Gross Beta60 _________確かに表では目黒が一番高いのですがそれは当初、計る地点が その施設が中心であったためでしょう。 プルームが各地に枝分かれしていた時ですので それぞれ高かったことが予想されます。 ___フォールアウトした核種。  今後は舞い上がりによる 吸入が危険です。_____ [SOS from Minamisouma] http://www.youtube.com/watch?v=CH-zqp4CuW0 (転載ここまで) ・・・・・・・・・・・・ 以下、再掲載させていただきます。 大沼安史さんのブログ より。 2011-11-21 〔フクシマ・ノート〕 ストロンチウムの悪魔 http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/11/post-9e9b.html#more 6357162727_3f72b3325f_b   フクイチの被曝地が広範囲にわたってストロンチウム(写真はストロンチウムの結晶。ガーディアン紙電子版より)に汚染されていることが、米政府機関、NNSA(National Nuclear Security Administration )が3月20日~4月24日にかけて行った土壌調査の結果が公表されたことで明るみに出た。 → http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/11/post-042d.html https://nnsa.energy.gov/mediaroom/pressreleases/japandata ストロンチウムが確認されたのは59地点。 NNSAが公表した測定データには、確認地点の地理情報(緯度・経度、爆心からの距離=マイル表示)が記載されているから、地図に落とすこともできる。     # フクイチ発のストロンチウムは土壌だけでなく、航空機による大気のサンプル調査でも相当数、検出されている。 NNSAは2000年に米連邦エネルギー省内に新設された半独立の政府機関。米国内外における放射性物質の出現への対応も任務としてしている。それだけにNNSAの測定結果に対する信頼性は高い。 文科省も9月30日に(プルトニムと併せ)ストロンチム汚染の土壌調査結果を発表しているが、こちらも44地点で検出しており、NNSAの調査結果と合わせれば100箇所以上でストロンチウムが確認されているわけだ。 → http://radioactivity.mext.go.jp/ja/distribution_map_around_FukushimaNPP/0002/5600_0930.pdf  (9頁の地図を参照)        # フイクチ発の放射性物質と言えば、放射性ヨウ素に続く、放射性セシウムに注目が集まり、いまなお「セシウム米」などが問題になっている。 しかし、実はストロンチウムも同じだけ(原子炉内では等量に存在)被曝地を汚染していた。セシウムに比べ、検出が難しいだけで、なんのことはない、そこいらじゅう、至るところを汚し切っている。 10月に、フクイチから250キロ離れた横浜市港北区のマンションで、屋上の泥からストロンチウム90が検出されたことは記憶に新しいが、これなども氷山の一角に過ぎない。 → http://yokohama-konan.info/strontium.html      # 低線量被曝の専門家であるロザリー・バーテル女史によれば、放射性セシウムと放射性ストロンチウムによる内部被曝の違いはこうだ。 「放射性セシウムは筋肉に滞留し、完全に人体から除去されるには2年かかる。放射性ストロンチウムは骨に滞留し、一生そこにとどまって周囲の細胞に放射線を浴びせ続ける」(メアリー・ルイーズ・エンゲルス著『反核シスター』〔緑風出版〕、52頁) 原子力資料情報室の解説では、ストロンチウム90の「環境被曝の経過」はこんなふうだ。 「主な体内摂取の経路は牧草を経て牛乳に入る過程で、土壌中から野菜や穀物などに入ったものが体内に摂取されることもある。また、大気中に放出された時には葉菜の表面への沈着が問題になる」  → http://cnic.jp/modules/radioactivity/index.php/8.html 牧草を経て牛乳に……野菜や穀類にも……それが私たちの骨に……。 ストロンチウム牛乳やストロンチウム野菜もまた、セシウム稲わら、セシウム米同様、恐ろしいものなのだ。   NNSAのデータが明らかになった今となっては、これ以上、ストロンチウムに対する「見ぬふり」は許されない。      # 英紙ガーディアンによると、「ストロンチウム」の名は、スコットランドのストロンティアン(Strontian)に由来する。 その村の鉱山からストロンチウム入りの鉱石が産出され、そこからこの元素名がついた。 → http://www.guardian.co.uk/science/punctuated-equilibrium/2011/nov/18/1 そしてこのStrontianという地名だが、ゲール語で「天使たちの住む鼻(山の崎)」を意味するという。 天使たちの鼻先から出たストロンチウムは、しかし、全くもって天使的ではない。 ストロンチウムという名のみえない悪魔を、フクイチは、東日本のいたるところに放ってしまった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2011-11-18 〔フクシマ・NEWS〕 大地はストロンチウムでも広範に汚染されていた! 「おしどり」さんが米国NNSA(国家核安全保障局)の汚染測定調査結果の生データを発見! 59地点の土壌から検出! 文科省 隠蔽工作の疑い セシウムよりも人体に有害 フクシマ被曝 さらに過酷なものに…… http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/11/post-042d.html 米連邦政府エネルギー省の関係機関、NNSA(国家核安全保障局)が陸上、及び航空機を使って実施した、フクイチから放出された放射性物質の測定調査の結果(生データ)が、10月21日付けで公開されていたことが明らかになった。 フクシマ事故の原因究明にあたっている漫才コンビ、「おしどり」さんのカレ(ケンパルさん)がNNSAのサイトで確認、カノジョ(マコちゃん)がブログで、その存在を公表した。 → http://www.magazine9.jp/oshidori/111116/index.php NNSAがネットで公開していたのは、事故後、10週間、500回にわたり、米空母艦載機を使って行った航空サンプル調査結果と、3月20日、4月17、20、21、22、24日に行なった土壌サンプル収集による陸上調査の結果など。 → https://nnsa.energy.gov/mediaroom/pressreleases/japandata このうち、航空調査は文科省がすでに公表していた米エネルギー省の航空調査のデータとみられる。 しかし、米政府機関の土壌調査の結果がデータとして明らかになったのは、今回が初めて。 その土壌の測定結果のエクセルによるまとめ(一覧表)で注目される……というより、ショッキングなのは、ストロンチウム90がフクイチの北西方向の4地点、西南西方向の8地点、西方向の7地点、西北西方向の3地点で検出されていることだ。 ストロンチウム89も北西方向の5地点、西南西方向の6地点、西方向の5地点、西北西方向の4地点で検出。 これとは別に、表には「ストロンチウム・トータル」が北西方向の4地点、西南西方向の6地点、西方向の4地点、西北西方向の3地点で検出された、とも記載されている。 これにより、セシウムよりも人体に有害なストロンチウムが広い範囲で土壌を汚染していたことが確認されたわけだが、これまで米エネルギー省と共同で汚染状況の調査を続けて来た文科省が、このデータを知らないわけがなく、もみ消して隠蔽を図ろうとして来た疑いが出ている。 今回、ストロンチウムによる土壌汚染が明らかになったことで、こんご農産物や水へのストロンチウムの混入問題がクローズアップされることは避けられない情勢となった。
2012年、転換の年は終わる・・。正体を晒した年だった・・! http://hyouhei03.blogzine.jp/tumuzikaze/2012/12/post_5f37.html 悪徳ペンタゴンが、 正体を晒した年だった・・・。 『不正選挙』という禁断の実を拾った年だった・・! 来年は何を晒すだろう・・・? 来るときは、来る!! 正体を晒しきって、自滅する・・・。  そういう時を迎えたと考えよう。  何故、そんなことが言えるのか? それは悪徳ペンタゴン総動員の年が明けるからだ。役者が出そろわないと、劇はクライマックスを迎えない。そのための『不正選挙』であったと考える方が至当である。 Img_409405_28427449_0  その暴挙に出たのは、広く、散りばめられた工作員の要員が、一同に取り集められ、最終決戦に出るためのものだ。つまり、日本乗っ取り計画の最終決戦だ。自民党、維新、みんな、そして、あの費え去った民主党までに入り込んでいた工作員の面々が、一同に会し、共同戦線に就くであろう。  公明党? あんなものは丸ごと工作員だ。  工作員というのは、隷属議員、隷属学者、隷属官僚その他すべてを含める。要するに悪徳ペンタゴン、その眷属共だ。  その面々が、一同にカナリヤのように歌い始めるとき、最終決戦の火蓋は切られる。  大体面相は割れているから、いずれもその出演があれば、一斉にネット論者が氏素性を曝きにかかることになる。面白い年になりそうだ。  その辺のことは、来年のお楽しみとして、悲嘆に暮れることもなく、大いに張り切って年を迎える事としたい。  本年は、本当にご愛読に感謝申し上げます。  そして、皆様方に措かれましても良いお年をお迎え頂きますよう、心よりお祈り致します。   【転載開始】2012年12月30日 (日) Photo 日本政治を歪める諸悪の三根源 年末に際して、日本政治を歪めている諸悪の三根源を示す。 第一は「電」=メディア=マスゴミである。 メディアは本来、社会の木鐸(ぼくたく)の役割を担う存在である。 「社会の木鐸」とは、三省堂大辞林によれば、 「社会の人々をめざめさせ、教え導く人。」 とある。 メディアは本来、人々を覚醒させ、真実を知らせる役割を担う。 しかし、現実は違う。 人々を眠らせ、真実でない情報を信じ込ませる役割を担っている。 近年のメディア報道で顕著であるのは、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏に対して、徹底的な攻撃が展開されたことである。 今回総選挙が実施されたあいだも、その後も、小沢一郎氏攻撃は続いている。 2009年3月からの3年半の間、激しい小沢一郎氏攻撃が続いた。 これだけネガティブキャンペーンが展開されると、普通の人は、すべて小沢氏に対してネガティブなイメージを持つようになる。 それがメディア情報操作の目的だ。 しかし、真実を見極めようとしてきた少数の人々にとっては、これらの偏向報道は「悪」でしかない。真実とかけ離れた偏向報道を確認し、これらの少数の人々は、日本のメディアの実体、正体を知り抜いた。 民放メディアがスポンサーの意向に従属することは、誰にも容易に想像がつく。より重大な問題は、NHKの偏向が突出していることだ。 多くの国民はNHKを中立公正の公共放送であると認識してきた。 しかし、この認識は完全な誤認識であった。 NHKこそ、偏向報道の先頭を進む、歪んだ報道機関の代表なのだ。 島田敏男や大越健介のような、権力の狗(いぬ)と呼ぶべき存在が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)するのがNHKの実相である。 第二は、「企業献金」だ。 政治が「カネ」の力で動いている。 メディアも自民党も、そして民主党内の既得権益派も、小沢一郎氏や鳩山由紀夫氏の「政治とカネ」の問題を大騒ぎした。 鳩山由紀夫前首相のケースでは、鳩山由紀夫氏の母親が、多額の政治資金を鳩山由紀夫氏に拠出していたことが明らかにされた。 税法上の問題が指摘されたわけだが、その本質は、鳩山家が政治活動に巨額の私財を注いだということだ。 他人のカネを巻き上げて私欲を肥やしたという話ではない。むしろ逆だ。 小沢一郎氏の問題は、文字通りの「政治謀略」でしかなかった。 「未来産業研究会」、「新政治問題研究会」から政治献金を受けた政治家は20名近くも存在する。すべての政治家の資金管理団体が、この二つの政治団体を「寄附した者」として収支報告書に記載して届け出た。 このなかで、小沢一郎氏の資金管理団体だけが、「虚偽記載」だとして刑事責任を問われた。 他の政治家資金管理団体はすべてお咎めなしだ。 しかも、この政治団体には実体が存在したから、この二つの政治団体を「寄附した者」として収支報告書に記載したことは適正であった。 「世紀の誤認逮捕=不当逮捕」であった。これが世にいう「西松事件」だ。 「陸山会事件」とは、2004年10月に代金決済が行われ、2005年1月に移転登記が行われた、小沢氏資金管理団体による世田谷不動産取得に関する報告が、2005年収支報告書に記載された問題だ。 検察はこれを2004年に届け出るべきだったと主張した。 しかし、法廷で会計学を専門とする法曹資格を持つ大学教授が、2005年の収支報告書に記載して届け出るのが適正であるとの意見を述べた。 単なる事務処理に関する判断の問題であり、およそ刑事責任を問うような事案でなかった。 事件でも何でもない事案が巨大犯罪であるような装いを施されて、小沢一郎氏は不当な弾圧を受け続けた。 「政治とカネ」問題の核心は、企業献金が容認され、企業がカネの力で政治を支配しているという点にある。そして、政治家の側が企業の供与する「カネ」を目的に政治に関わっていることが問題なのだ。 この問題を解決するには、「企業献金の全面禁止」を実現するしかない。 これを政権公約に掲げたのは小沢一郎氏である。 しかし、企業献金全面禁止はその後、まったく動いていない。 第三は、「官」=「警・検・裁」である。 日本政治を「官」が支配してしまっている。 これを除去する政治家がほとんど存在しない。 小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏はこの方向に駒を進めた。 官僚機構は死に物狂いの抵抗を示した。 結局、小沢-鳩山ラインが潰された。 「官」の二つの巨塔は、財務省と法務省である。 そして、日本政治を歪めることにとりわけ強く関与したのが法務省である。 広げて言えば、警察・検察・裁判所の三つの機関だ。 警・検・裁の機関には巨大な裁量権がある。 1.犯罪の事実がないのに個人を犯罪者に仕立て上げる裁量権 そして、 2.犯罪の事実が存在するのに、その犯人を無罪放免にする裁量権 の二つが付与されている。 警・検・裁はマスメディアと結託して、個人をどのようにも処分できる。 この権力を濫用して、政治弾圧が行われてきた。日本はこの意味で暗黒国家である。【転載終了】

汚染地帯で何が起きているのか チェルノブイリ事故から4年

<iframe width="420" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/6RgYpXH92ts" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

汚染地帯で何が起きているのか チェルノブイリ事故から4年

2012年12月29日土曜日

森ゆうこインタビュー,未来の党をこう立て直す_20121227_1/3

<iframe width="420" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/xURH7p-POFQ" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

森ゆうこインタビュー,未来の党をこう立て直す_20121227_1/3

ウクライナ政府(緊急事態省)報告書 『チェルノブイリ事故から25年 “Safety for the Future”』より (2011年4月20-22日、チェルノブイリ25周年国際科学会議資料) (抜粋) 子どもの時事故に遭い、避難した人々の健康状態 チェルノブイリ惨事の被害を受けた様々な子どもたちの集団における健康影響. http://archives.shiminkagaku.org/archives/csijnewsletter_010_ukuraine_01.pdf (放射性ヨウ素その他のファクターに曝露した子どもたち) (胎児期に被曝した子どもたち) (被曝した親から生まれた子どもたち) 甲状腺の病気 ★「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク について 私たち「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワークは、1990年の発足以来、子どもたちへの支援とともに、チェルノブイリの汚染地域に住み続けている女性の生殖健康とその子どもたちの健康という、世代を超える放射線の影響に焦点をあて、現地(ロシア、ベラルーシ、ウクライナ)の医学者、研究者らと討論し、ロシア語の医学文献にもあたりながら調査研究を続けてきました。 2005年には、『未来世代への“戦争”が始まっている―ミナマタ・ベトナム・チェルノブイリ』(綿貫・吉田著、岩波書店)において、チェルノブイリ事故から19年間の子どもたちの多様な病の状況とその背景について、私たちなりの分析を示しました。同じく生態系汚染が世代を超えて生命と健康に影響を及ぼしたミナマタ、ベトナムの事例と重ね合わせて考察したものです。とりわけ、ガン以外の病に目を向けることの重要さを、私たちは感じ取ってきていました。 そうした私たちの危惧をさらに裏付けるような子どもたちの状況が、抜粋した報告に示されています。この『レポート』は政府系のものではありますが、事故により被曝した人々、汚染地帯に住み続けている人々の健康状態が年々悪化し、その人々の子どもたちにも健康上のリスクが年々高まっていることを明らかにしています。胎児・乳幼児だけでなく、思春期の子どもたちのリスクも高いことがわかってきました。これはウクライナだけの傾向ではありません。 放射線の影響について、ガン・白血病といった重篤な病に限らず、多様な病気に目を向け、それらの兆候を見逃さず、時宜を得た対策をとっていくことが、これからの福島や日本の子どもたちの健康を守っていくことにつながると、私たちは考えています。この資料が、そのことに役立つことを願っています。 ★「女性ネットワーク」の最近の論文・報告記事など 放射能汚染が未来の世代に及ぼす影響: 現代化学2011年5月号 CHERNOBYL(チェルノブイリ)とFUKUSHIMA(フクシマ): 現代化学2011年7月号 チェルノブイリから25年、キエフ「国際科学会議2011」に参加して:原子力資料情報室通信445号 ★既刊関連書籍 廃炉に向けて―女性にとって原発とは何か:綿貫礼子編著、新評論社、1987年 大地は死んだ―ヒロシマ・ナガサキからチェルノブイリまで:綿貫礼子編著、藤原書店、1991年 誕生前の死―小児ガンを追う女たちの目:綿貫礼子+「チェルノブイリ女性ネットワーク」編著、藤原書店、1992年 未来世代への「戦争」が始まっているーミナマタ・ベトナム・チェルノブイリ:綿貫礼子・吉田由布子著、岩波書店、2005年 『市民研通信』 第 9 号 通巻 137 号 2011 年 10+11+12 月 2 ウクライナ・ナショナル・レポート ★『ウクライナ・ナショナル・レポート』について 今年、2011年4月20‐22日に、ウクライナの首都キエフで、チェルノブイリ事故25周年の国際科学会議が行われ、私たちはこの会議に出席してきました。『ウクライナ・ナショナル・レポート』はその会議のために用意された資料のひとつで、ウクライナ緊急事態省が主となり、「技術災害と自然災害による緊急事態から人々と国土を防護するための全ウクライナ科学研究所」の協力を得て作成されたものです。報告内容は多岐にわたっていますが(目次概要参照)、この資料では、特に子どもの健康に関する事項について抜粋し、翻訳したものです。 なお、英語版とロシア語版で表現が多少異なっているところがあり、ロシア語版での表現を優先しています。翻訳文中の強調は訳者によるものです。 ★添付地図は、本報告所収のウクライナにおけるセシウム137汚染地図 ①1986年5月当時、②2011年5月(25年後)③2036年5月(50年後の予測図) 汚染が長期に続く状況がはっきりと示されています。 なお、本報告書およびチェルノブイリ25周年国際科学会議関連資料は、現在次のサイトからダウンロードすることができます。 http://www.chornobyl25.gov.ua/en/index.html ウクライナ・ナショナル・レポート 目次概要 1.チェルノブイリの惨事:結果軽減のための最優先対策の具体化 Chernobyl Catastrophe.:Implementation of First-Priority Measures on Mitigating its Consequence 2.放射線生態学的結果:土壌エコシステムの放射能汚染の動向と防護対策の有効性 Radioecological Consequences:Radioactive Contaminations Dynamics of Terrestrial Ecosystems and Protective Measures Efficiency 3.チェルノブイリ惨事の放射線学的・医学的結果 Radiological and Health Consequences of Chernobyl Disaster 4.チェルノブイリ事故の社会経済的および社会心理学的結果:被災地の発展に関する主要な問題と可能なオプションの現時点の評価 Socioeconomic and socio‐psychological consequences of the Chernobyl Disaster:Major Problems and Present Assessments of Possible Options for the Affected Areas Development 5.生態学的に安全なシステムへのシェルターの転換とチェルノブイリ原子力発電所の廃炉 Shelter Object Conversion into an Ecologically Safe System and Decommissioning of the Chernobyl NPP 『市民研通信』 第 9 号 通巻 137 号 2011 年 10+11+12 月 3 6.チェルノブイリ惨事の結果として生じた放射性廃棄物の管理 Management of Radioactive Waste Generated as a Result of the Chernobyl Catastrophe 7.チェルノブイリ惨事の結果の克服に関するウクライナの政策 The State Policy of Ukraine Concerning Overcoming the Consequences of the Chernobyl Catastrophe 8.チェルノブイリの教訓:未来への安全 Lessons Learned from Chernobyl: Safety for the Future (以下は、健康に関わるセクション3の小項目。★は今回抜粋して翻訳した項目) 3.チェルノブイリ惨事の放射線学的・医学的結果 3.1 被曝線量 3.1.1 事故処理作業者の放射線量。事故処理作業者の遡及的線量再構築 3.1.2 避難住民の放射線量測定 3.1.3 住民の放射線量 3.2 事故後長期を経過しての、住民の健康とその保護のための戦略 3.2.1 チェルノブイリ事故処理作業者の健康状態 ★3.2.2 小児期に事故に遭い、避難した人々の健康状態 ★3.2.3 チェルノブイリ惨事の被害を受けた様々な子どもたちの集団における健康影響 ★3.2.4 甲状腺の病気 3.3 被曝に関連した初期影響と長期影響 3.3.1 急性放射線症 3.3.2 放射線白内障とその他の眼疾患 3.3.3 免疫への影響 3.4 人々の健康に対するチェルノブイリ惨事の複雑なファクターの影響 3.4.1 神経精神医学的影響 3.4.2 循環器系疾患 3.4.3 気管支肺系統疾患 3.4.4 消化器系疾患 3.4.5 血液学的影響 『市民研通信』 第 9 号 通巻 137 号 2011 年 10+11+12 月 4 <ウクライナにおける土地の汚染度によるゾーン区分> ウクライナ法No.791a-XII(1991)による、年被曝線量と放射能汚染濃度の基準に したがった汚染地域の区分け (3.1.1 住民の被曝線量、表3.18より 原本p106) 土地のゾーン区分 ゾーンの基準 土壌への放射性降下物濃度,キロベクレル/㎡ 年推定被曝線量mSv/年 セシウム ストロンチウム プルトニウム 1 立ち入り禁止ゾーン ― ― ― ― 2 強制的移住ゾーン >555 >111 >3.7 >5 3 自発的移住補償ゾーン 185-555 5.5-111 0.37-3.7 >1 4 放射線高度監視ゾーン 37-185 0.74-5.5 0.18-0.37 >0.5 (訳者注:年推定被曝線量は、自然放射線以外のチェルノブイリ事故由来の値を指す) <ウクライナにおける被災住民の基本登録の区分> 基本登録区分 (訳者注:本『レポート』中にこの区分は明記されていないが、これまでの国際会議資料などでは、以下のように区分がなされている) グループ1:事故処理作業者 グループ2:強制避難させられた住民および移住させられた住民 グループ3:汚染度の低い地域に住んでいる住民 グループ4:グループ1から3に属する人から生まれた子ども (以下は抜粋したセクションの訳文。本文中の強調は訳者によるものです) 『市民研通信』 第 9 号 通巻 137 号 2011 年 10+11+12 月 5 3.2.2 小児期に時事故に遭い、避難した人々の健康状態 小児期と思春期の身体は、機能的にも形態学的にも成人として識別しうる大人と比べて、負の外的な要素に対してより感受性が高いことが知られている。 子どもおよび思春期の人々であってチェルノブイリ30kmゾーンから避難した男性と女性の(基本的な病気を)発症する絶対リスクの評価によると、1993~2007年の間で、最高の絶対リスクを示した病気は、神経系、消化器系、循環器系の疾患であった。 感覚器官と神経系の病気の中でもっとも一般的であったのは、網膜の血管障害であった。網膜の血管障害を含む一般的な血管障害の疾患数は、何かの合併症ではないが、病態が進む際の一体化した一部であり、その他の兆候が現れる前に識別することができる。 網膜血管障害の有病率と相対リスクは、現在はキエフに住んでいるプリピャチ市(訳者注:チェルノブイリ原発に最も近かった原発労働者の街)からの避難者3,773人のコホートからのグループが1992-1998年に包括的に調査され、分析された。 グループは、事故時の年齢によって次のように分けられた:第一小児期(4-7歳)、第二小児期(女児8-11歳、男児8-12歳)、思春期(女児12-15歳、男児13-16歳)、ティーンエイジャー(女性16-20歳、男性17-21歳)。“思春期”と“ティーンエイジャー”グループは小児期に被曝した人々の中の内部コントロール群であり、それぞれお互いのグループについても比較された。さらに、4グループの避難者のすべてについて血管障害の相対リスクが、放射線に被曝したことのない105人のコントロール群の調査データと比較された。 4グループすべての研究により、網膜の血管障害の有病率が明らかになった。1000人あたり、4-7歳で被曝したグループは、258.62、8-12歳は320.79、11-16歳では262.22、17-21歳では267.39であった。習慣的な標準とは異なり、8-12歳で被曝したグループの血管障害の有病率が最大であり、より年齢の高いグループではなかった。 コントロール群と比べて被曝した人々の各グループの相対リスク(RR)は、8-12歳で被曝したグループがやはり高く、2.60(1.54,4.37)χ2=16.89でp値は0.00004であった。一方4-7歳のグループでは2.09(1.06,4.13)χ2=4.64、p=0.0312であった。その他の2つのグループの被曝した子どもたちでの相対リスクを比較すると、思春期での被曝グループと比べて8-12歳の被曝グループの相対リスクは1.22、信頼区間1.03;1.45、χ2=5.25、p=0.0219であり、その差は有意であった。小児期に被曝したすべてのグループを“ティーンエイジャー”グループと比較すると、相対リスクは同じく有意に高かった(RR=1.2、信頼区間1.01;1.42、χ2=4.47、p=0.03439)。 このように、小児期の被曝、とりわけ8-12歳の年齢での被曝は、網膜の血管障害のリスクが高かった。 年月が経過してからの、非がん(がん以外)の病気の相対リスクの調査は、チェルノブイリ原発30kmゾーンからの避難時の年齢別に、男性と女性別々に解析された。(表3.28) 小児期に避難した女性では、思春期に避難した女性と比べ、分類では皮膚と皮下組織の病気の発病率のリスクが有意に高かった。逆に、小児期に避難した人と比べ、ティーンエイジャーで避難した女性は、精神疾患、神経系と感覚器官、呼吸器、消化器系の病気、泌尿生殖器の病気のリスクが高かった。 同様に、小児期に避難した男性では、(思春期に避難した男性と比べ、)循環器系の病気皮膚と皮下組 『市民研通信』 第 9 号 通巻 137 号 2011 年 10+11+12 月 6 織の病気のリスクが有意に高かった。ティーンエイジャーで避難した男性は、小児期に避難した人と比べ、神経系と感覚器官、消化器と泌尿器の病気のリスクが有意に高かった。 表3.28 チェルノブイリ原発30kmゾーンから、小児期に避難した人々に対する、思春期避難者の非がん疾患の発病率の相対リスク(RR)(1993-2007年の調査データ) (“ウクライナ医学アカデミー放射線医学研究センター”のデータ) 病気の分類、グループ、疾病分類学的形態 ICD-9 コード 男性 女性 相対リスク 信頼区間 相対リスク 信頼区間 内分泌系の病気 240-279 1.08 0.80; 1.47 1.20 0.99; 1.45 精神障害 290-319 0.95 0.64; 1.41 1.49 1.10; 2.03 神経系と感覚器官の病気 320-389 1.56 1.39; 1.75 1.46 1.31; 1.61 循環器系の病気 390-459 0.78 0.67; 0.92 1.04 0.92; 1.17 呼吸器の病気 460-519 1.09 0.85; 1.40 1.42 1.12; 1.81 消化器の病気 520-579 1.38 1.23; 1.55 1.70 1.52; 1.91 泌尿生殖器の病気 580-629 2.06 1.45; 2.93 2.42 1.97; 2.96 皮膚と皮下組織の病気 680-709 0.62 0.49; 0.80 0.71 0.57; 0.88 筋骨系と結合組織の病気 710-739 1.32 0.87; 2.00 1.20 0.90; 1.59 このように、チェルノブイリ事故に遭ったグループにおける電離放射線の影響は、被曝時の年齢というファクターによって有意に変化し、長期の病理学的条件の発病率と有病率のデータ解析に基づくと、もっとも危険な年齢区分は小児早期(訳者注:本事例では4‐7歳を指す)ではなく、8-12歳および思春期(12-15,16歳)ということが証明された。 3.2.3 チェルノブイリ惨事の被害を受けた様々な子どもたちの集団における健康影響 チェルノブイリ惨事の医学的結果は、チェルノブイリ原発30kmゾーンから避難した子ども、汚染地域居住の子ども、出生前に被曝した子ども、被曝した両親から生まれた子どもという、さまざまなコホートで研究されてきた。事故後の期間に5万人以上の子どもたちが放射線医学研究センターによって観察された。 放射性ヨウ素ならびにチェルノブイリ事故によるその他の好ましくないファクターに曝露した子どもたちの健康状態の変化 チェルノブイリ事故の早期段階(1986.04.26~1986.09.01)の初期の日々にチェルノブイリ原発の立ち入り禁止地域から避難した子どもたちは、口中に金属味がするという喉の感覚による刺激(55.7%)、頻発な空咳(31.1%)、疲労(50.1%)、頭痛(39.3%)、めまい感(27.8%)、睡眠障害(18.0%)、失神(9.8%)吐き気と嘔吐(8.0%)、排便障害(6.9%)を訴えた。子どもたちの31.0%には呼吸器の疾患が 『市民研通信』 第9 号 通巻137 号2011 年10+11+12 月 7 検出され、32.2%にはリンパ組織の過形成、18.0%には循環器系の機能障害、9.4%は消化器官、9.8%は 肝臓肥大、3.2%は脾臓、34.2%はヘモグラム(訳者注:詳細な血球検査所見)に量的な変化が、そして92.2% にはヘモグラムに質的な変化が検出された。 初期のころ(1986-1991 年)、その他の器官と組織の機能的障害が、もっとも典型的であった。30km ゾーンから避難した子どもたち、そして汚染地域に居住する子どもたちは、まったく一方向性であった。 彼らの70.3%は自律性脈管系の機能障害の兆候が見られた。40.0%は心臓の機能的変化、53.5%は非呼 吸性の肺換気と肺機能の侵害、82.4%は消化器系の機能障害がみられた。それらは、体内のフリーラジ カルプロセスの増強、T 細胞免疫の穏やかな抑制、血中イミノグロブリン異常という背景のもとで進展 してきた。慢性疾患の登録は稀であった。多くの子どもは甲状腺、免疫、呼吸器、消化器の疾患が進行 するリスクにあることがわかり、これは1989 年―1990 年に具体的となった(図3.25)。 甲状腺 免疫系 呼吸器系 消化器系 図3.25 最も被曝した器官と系統別の、病気に進展するリスクのある子どもの% (“ウクライナ医学アカデミー放射線医学研究センター”のデータ) 次の5 年(1992-1996 年)は、慢性の身体的病気における機能障害への移行ということによって特徴 づけられた。30km ゾーンから避難した子どもと汚染地域にすむ子どもの両方で、健康な子どもの数が減 少し、慢性的な病気の子どもの数が増加した。健康のレベルの最も低い子どもは、甲状腺の被曝量が2.0 Gy(グレイ)を超えていた。(図3.26) 図3.26 甲状腺被曝量の違いによる健康な子どもたちの数(%) (“ウクライナ医学アカデミー放射線医学研究センター”のデータ) 調査グループ 対照 グレイ 『市民研通信』 第9 号 通巻137 号2011 年10+11+12 月 8 1997-2001 年には、チェルノブイリ原発30km ゾーンから避難した子どもと汚染地域にすむ子どもの両 方で、健康な子どもの減少というはっきりした傾向が観察された。2001 年における子どもの健康度によ る分布は以下のとおりである:30km ゾーンから避難した子どもでⅠグループ(訳者注:健康)の子どもは 一人もいなかった。Ⅱグループ(慢性疾患へのリスクグループ)は23.4%、Ⅲグループ(慢性疾患がある) は63.9%、Ⅳグループ(重篤な疾患がある)は12.7%であった。汚染地域の子どもたちの中では、Ⅰグ ループの子どもは6.3%、Ⅱグループは26.1%、Ⅲグループは57.5%、Ⅳグループは10.1%と判定され た。 ナロジチ地区の子どもたちの集団では、2.6 人・シーベルト(サブグループ1)と9.4 人・シーベルト (サブグループ2)の集団線量にしたがって二つのサブグループ(各600 人)に分けられた。9.4 人・シ ーベルトのサブグループ2の子どもたちは、呼吸器系疾患(2.0 倍)、自律脈管系の機能障害(1.52 倍)、 肝臓組織の線維症(2.3 倍)、そして血液系疾患(2.5 倍)が有意に高かった。放射線量に依存して、染色 体不安定が現れた。(図3.27) 次のような身体的病気の特異性が見出された:発症の若年齢化、多系統・複数の器官にわたる病変、 治療に対して比較的抵抗性があり、経過が長引き再発する。これらの集団は小児期全体を通して、低い 健康レベルが続いている。17-18 歳の時、チェルノブイリ30km ゾーンからの避難者の76.6%、汚染地 住民の66.7%に慢性的な身体疾患が現れ、病理学的な変化の指数は5.7 に達した。 このように、放射性ヨウ素とチェルノブイリ惨事による放射線以外の好ましくないファクターを受け た子どもたちは、多くの慢性的疾患という負荷を負いながら生殖年齢に達し、それが彼らの子孫の健康 に影響を与えざるをえない。 図3..27 放射 線被曝量によ る、末梢血リ ンパ球内の染 色体異常頻 度の相関 (“ウクライナ 医学アカデミ ー放射線医 学研究センタ ー”のデータ) 『市民研通信』 第 9 号 通巻 137 号 2011 年 10+11+12 月 9 プリピャチ市とチェルノブイリ原発30kmゾーンから子ども時代に避難した人を親として生まれた子どもたち(Ⅰグループ)、および放射能汚染第2ゾーン、第3ゾーンの住民で子ども時代に事故に遭った人々から生まれて汚染地域に住んでいた、あるいは現在も汚染地域に住んでいる子ども(Ⅱグループ)の健康に関する評価によれば、実際、彼らの中に健康な子どもの数は10%を超えず、病理学的変化の指数は5.39に達した。 健康状態の主な基準である身体的発達は、62.40-62.58%の子どもで不調和であった。Ⅰグループでの調和のとれた身体発達の傷害頻度は、成長に対してのボディマス不足の子どもが多いことで増加し、Ⅱグループではそれに加えて成長不足の子どもの数が増加したことによって増加していた。ほとんど四分の一の(24.6%)子ども-汚染地域住民が、身体的発達の不調和とともに、パスポート年齢に比べて生物学的年齢の遅れがあった。 両方のグループとも、表現型上の特徴としては、複数の形態発生上の異形変動の頻度上昇があり、それらの中で重要な位置は、筋骨系、結合組織、器官の形成異常などの、小さな発達異常(SAD)が占めていた。 これらの子どもたちの免疫状態は、次のような免疫アンバランスの存在として判定された:CD3+56+リンパ球の相対数の減尐、免疫調整サブ集団の調整異常、IgAレベルの減尐、食細胞の数の減尐。 子ども時代に被曝した親から生まれた子どもの慢性的な身体疾患の形成は、好ましくないファクターの複合体によって条件づけられた。それらのうちで優勢のものは、遺伝的な負荷、好ましくない微小‐社会的環境、母親の無数の医学的・生物学的リスクファクター、幼児期の子どものいくつかの病理学的条件、小児期初期に特定な特徴などである。母親の甲状腺被曝線量、母親と/あるいは父親の全身被曝線量と、彼らの子どもの免疫不足状態の進展は、相関の可能性がある。 1986、1996、2009年の動的な観察において、事故後初期にプリピャチ市と30kmゾーンからの避難した子ども、もっとも汚染されたキエフ州ジトーミル地区とチェルニゴフ地区に住む子どもたちの造血系の赤血球、白血球、血小板の調査の際、血球数の量的変化(リンパ球増加症、単球増加症、好酸球増加症)のある人数の増加はなかった。しかしながら、事故後最近の10年間には、異常な細胞の数の増加と変性という形での、造血系要素の質的な変化のある子どもの比率が40%から69%に増えた。 欠乏性貧血の子どもの数は増加した:1996年にはそうした子どもの数は25%に達していたが、2003年には31%、2009年には46.5%に達した。さらに、欠乏性貧血の子どもで年齢の高いものは、全体的な地域の汚染‐空気、水、及び土壌‐の程度に依存して赤血球の数が減尐した。(図3.28) 生態学的に好ましくない地域に住んでいる子どもの血球中の単球数の増加も確認された。 過去5 年間、血清中の鉄の含有量の高い子どもの数が、2.0%から6.4%に増えており、これは、骨髄 異形成症候群のリスクグループとしてこれらの子どもたちの変動を観察する必要性を示している。 明らかになった変化は、代謝障害(脂質、炭水化物、たんぱく質、ミネラル)を導き、造血系の機能 を変化させることに寄与する、微量元素のアンバランス、重金属毒性、持続的な低線量電離放射線への 被曝、小児科年齢集団の貧弱な栄養状態によるものであるかもしれない。 ウクライナの公衆衛生省のデータによれば、調査グループ1-3の両親から生まれた子どもは494,200 人である。毎年、このコホートで、血液と血液形成器官の病気が27-29%で診断されており、それらの 18-22%は鉄欠乏性貧血である。事故後の期間の変動の観察では20-30 例の白血病とリンパ腫が毎年 登録されており、これは一般にウクライナ全体の集団的データ(10 万人の子どもにつき5.2-5.4%)と 一致している。 ウクライナ、キエフ州ジトーミル地区とチェルニゴフ地区の汚染地域に住んでいる子どもの白血病発 症率の解析によると、事故後の期間で、急性骨髄性とリンパ性の白血病の頻度に差はなく、事故の前と 後での慢性骨髄性白血病のバージョンの違いはなく、一般にウクライナのレベルと比べても差はない。 しかし、2003 年以降、1 歳および12 歳以上の年齢で病気になる子どもの数が増加していることは注意す べきである。 その年齢グループの白血病の子どもは、骨構造の形成に障害があり、特に線維芽細胞形成の初期段階 から始まるミネラルと有機物の構成要素、コラーゲン合成調整(オステオカルシンの減尐)とその構造 における変化が確立されている。患者の尿中のオキシプロリン、プロリン、およびアスパラギン酸が増 加し、一方グリシンとリジンは減尐しており(図3.29)、発がんメカニズムの必須の部分としての、コラ ーゲンの非統合性とその形成過程のための可塑的物質の欠如を示している。 急性白血病の子どもの32%では内分泌系の変化があり、病気の好ましくない進展を伴うことが観察さ れた。腫瘍血液性の病気のリスクグループ形成の基準は、電離放射線に被曝した人々の調査で、血液疾 患の頻度を減らすための予防対策が開発され、実施されている。 新しい治療法に関するデータは、検査したうちの72.5%のケースで肯定的な反応があり、部分的な効 果は17.1%、そしてまったく治療の効果がなかったものは10.4%であり、血液の変化のある子どもたち への予防と治療対策のさらなる改善と個別化が必要であることを示している。 胎児期に被曝した子どもたち 事故後の期間、胎児発達期であったときに急性被曝しその後も持続的に被曝している1,144 人の子ど もたちの変動が観察された。 グループⅠ(プリピャチ市からの避難者)とグループⅡ(放射能汚染地域住民)の胎児の甲状腺被曝 線量に有意な差はなく、その幅は0.0 から335.0 cGy(センチグレイ)であった。妊娠期による胎児の甲 状腺への平均線量は次のとおりである。8 週目まで‐0.0 cGy、8-15 週‐31.14 cGy、16-25 週‐84.49 リジン オキシプロリン アスパラギン酸 プロリン グリシン 『市民研通信』 第9 号 通巻137 号2011 年10+11+12 月 12 cGy、25 週以降‐62.3 cGy。 胎児発達中の甲状腺への被曝は、子どもの健康状態にかなりの影響を与えていた。慢性的な病気は、 胎児期の被曝線量が0.36 Gy を超すとより頻繁に現れるようであり、1.0 Gy 以上ではほとんどすべての 子どもで登録された。(図3.30) 図3.30 胎児期甲状腺被曝線量の違いによる慢性的な病気を持つ子どもの% (“ウクライナ医学アカデミー放射線医学研究センター”のデータ) Ⅰグループ‐プリピャチ市からの避難者、Ⅱグループ‐放射能汚染地域住民 子どもの身体発達障害の頻度は胎児期の甲状腺被曝線量に依存していた。(図3.31) 図3.31 胎児期甲状腺被曝線量の違いによる身体発達障害のある子どもの%. (“ウクライナ医学アカデミー放射線医学研究センター”のデータ) Ⅰグループ‐プリピャチ市からの避難者、Ⅱグループ‐放射能汚染地域住民. 子宮内で被曝した子どもの甲状腺の超音波による構造検査では、観察のすべての期間において、対照 データよりも高い頻度で、線状の線維増多の要素が検出された。胎児期の甲状腺被曝線量が0.76 Gy を 超えている子どもは、被曝線量が0.36 Gy の子どもよりも、線状線維増多の要素により、超音波による 構造には、より多くの侵害が見られた。(図3.32) 線量・グレイ 線量・グレイ 被曝の時期が妊娠のどの時期にあったかによって、発達上の小さな異常の数との依存性が示された。 (図3.33) 染色体異常の増加が示され、これは胎児の赤色髄の被曝線量に依存していた。(図3.34) このように、慢性的疾患の進展、身体発達上の障害、複数の小さな異常をもつ表現型の形成、体細胞 における染色体異常の数の増加、甲状腺の超音波画像による構造的変化は、発達中の胎児の甲状腺の放 射線被曝線量に関連していた。 被曝した親から生まれた子どもたちの健康状態 保健省およびウクライナ国家登録の統計は、被曝した人々(基本登録の第一グループの第1、第2、第 3)から生まれた0-14 歳の子どもの健康状態が負の方向に変化していることを示している。 被曝した親から生まれた子ども(基本登録の第4 グループ)には、病気の発症率と有病率が有意に高 い。 しかしながら、基本登録第4 グループの子どもたちのこれらのパラメーターの進展は、ウクライナ全 住民の子どもよりも早い(表3.29)。この見積もりによれば、近い将来、負の傾向が蓄えられていくであ ろう。 子どもの集団に関して、被曝した人の子どもは1992 年と比べ2009 年には特定の分類の病気の登録が 急速に増加していることが注目される。すなわち、内分泌系疾患‐11.61 倍、筋骨系疾患‐5.34 倍、消 化器系‐5.00 倍、精神および行動の異常‐3.83 倍、循環器系疾患‐3.75 倍、泌尿器系‐3.60 倍である。 この集団の子どもたちでは、環境への適応経過が、新生児期からより緊張を強いられている。彼らの 中には、すでに生後最初の1 年でしばしば発病するという多くのグループが形成され、6-7 歳では49.2% から58.7%に達し、免疫状態は、多くの免疫学的パラメーターの頻度が生理学的な変動幅を超えている こと(75.0-45.7%)が特徴的になっており、これが慢性的疾患形成の基礎となっている。(図3.36) 事故後の期間の変動では、健康な子どもの比重は1992 年の24.1%から2008 年には5.8%に減少し、 慢性疾患のある子どもの数は1992 年の21.1%から2008 年の78.2%に増加した。 ウクライナ国家登録では、1986-1987 年のチェルノブイリ事故処理作業者から13,136 人の子どもが生 まれており、それらの中で1,190 人(1000 人当たり90.6)が先天性欠損(IBD)として登録された。IBD の最高頻度は事故後の最初の年に観察された。(図3.37) 時の経過の中で、父親が放射線に接触する機 会が減ったため、出生時欠損のある子どもの数は減尐した。 図3.37 1986 年にチェルノブイリ事故の処理作業に参加した親から生まれた子どもの先天性欠損の頻度 (“ウクライナ医学アカデ ミー放射線医学研究センター”のデータ) 100-1000mSv の線量に被曝した事故処理作業者から生まれた子どもの表現型は、胚形成異常の複数の 傷痕の存在によって特徴づけられている。染色体異常頻度の増加は、主に染色体タイプの損傷の数の増 加として現れている。子どもと父親に現れた異常の数の間には正の相関がある(d=0.620)。マルチロー カスDNA フィンガープリントの手法を使用すると、事故後、事故処理作業者の家族に生まれた子どもの ゲノムに、マイクロサテライトに関連したシーケンスの多様性に5.6 倍の増加がみられた。新しいバンド の発生率は、その子どもの受胎前に父親が放射線の影響に接することがなくなってからの時間と父親の 吸収線量に依存していた。この相関は、非直線的であった。 親の生殖細胞に導かれた放射線の影響は、子孫の個体発生および様々な段階で現れる可能性がある。 出生後の個体発生の“小さな”突然変異は、おそらく、遺伝的構造の全体性の不安定化を生じさせるヘ テロ接合条件において具現化される。 場合によっては、この現象はいわゆる“生理的劣性”の基礎となり、被曝した親の子孫の多様性を減 尐させるものかもしれない。被曝した人々の子孫における遺伝的なゲノム不安定性の結果は、多数の異 形、器官の形成異常、染色体異常頻度の上昇、マイクロサテライトDNA 部分の突然変異の存在であるか もしれない。これらすべてが生活していく条件への適応を傷害することに寄与し、多因子型疾患の発生 と具現化のリスクを増大させ、被曝した親から生まれた子どもの健康レベルを低下させている。 このように、放射線の影響を受けている小児期年齢集団の健康状態の動的な変化は、以下のような、持続する負の傾向という特徴を示している。 ★子どもたちは、さまざまな病気の発症率が増加しているだけでなく、実際に健康な子どもが量的に減少しており、その傾向は変わっていない。健康状態が最低レベルの子どもは、事故時に甲状腺に高線量の被曝をした子どもたちである。 ★慢性的な病気の発症とその経過に次のような特異性がある。すなわち、発症の若年齢化、病変が多系統・多器官にわたる、治療法に対して比較的抵抗性があり再発の経過をとる、といったことである。 ★事故時に胎児発達期であった子どもたちの場合、胎児期の被曝線量と、出生後の健康状態、身体発達、多数の小さな異常を有する表現型の形成、体細胞の染色体異常の数の増加との間に、信頼性のある相関が存在する。 ★ 被曝した親から生まれた子どもでは、多因子型疾患の疾病素質、発達上の多数の小さな異常を有する形態発生上の変動の形成、体細胞の染色体異常の頻度上昇、マイクロサテライト関連のDNA部分の突然変異頻度の上昇などによって特徴づけられる、ゲノム不安定性の現象が形成されている。 3.2.4 甲状腺の病気 チェルノブイリで被災した大人の中でもっとも一般的(40-52%)な病気は甲状腺(TG)の病気であり、一方普通の人口集団では、ウクライナ保健省の公式統計にしたがえば、その頻度はずっと尐ない。甲状腺の病気の有病率の増加に対して事故のネガティブな要素が複合的に寄与しているが、第一に電離放射線の影響、そしていくつかの微量元素、特にヨヨードとセレンの不足がある。 外部ガンマ線と放射線核種からの内部被曝の合計(複合)が、特定の腺に影響を与える構造のホルモン生成細胞に影響を与え、これが内分泌系の中枢と末梢組織両方の、ホルモン調整の様々な段階の破壊を導いている。これらの組織への放射線のダメージは、環境のネガティブなファクターとの相互作用を通して遺伝的素因の活性化を通して具体化した。 吸収した線量の一部は事故後初期の数日-数か月のうちに形作られたものであり、その後数年にわたって長期に続き、その影響の評価を複雑にした。事故の最初の数日から数週間の空気中の非常に高濃度のヨウ素同位体と従来のヨウ素欠乏状態が、甲状腺への放射性ヨウ素の蓄積と甲状腺細胞の破壊に非常に寄与し、そのことが高線量(1Sv以上)を被曝した事故処理作業者の急性放射性甲状腺炎を発症させ、電離放射線が甲状腺ガンという形で早期に具現化された。放射線線量0.25-1Svの人々では、事故後最初の3-5年の間(1986-1991年)には、一時的な甲状腺機能正常で高サイロキシン血症が長く観察された。これは甲状腺と他の内分泌器官に晩発的に生じる慢性的な病理プロセス、特に甲状腺炎と結節性甲状腺腫が徐々に発症してくることの先行条件であった 事故前には、ヨウ素とセレンの不足によって、多くの人々が内分泌(ホルモン産生)細胞の過形成という形で甲状腺に機能的緊張状態があり、このような形で(甲状腺の)容量が増えていたことが、(放射性)同位体をより多く蓄積することに寄与した。 チェルノブイリ事故後、非確率的病気は段階的に-内分泌系の中枢と末梢部分の組織に生じる病態生理学的変化に応じて-発生した。 事故の複雑なネガティブな要素に対する第一次的な応答の期間、これは1986年8月までであるが、部分的な内分泌細胞の破壊のために、血中のホルモンの末梢濃度の増加がみられた。 調整の中枢部分の応答欠如-放出ファクターと下垂体性ホルモン合成の欠如によるフィードバックの侵害-という背景に対する末梢ホルモンの合成の増加は、次の期間には、補償的末梢ホルモン過生産として典型的となり、これは1986年の秋から1989年まで続いた。 次の期間(1990-1995 年)、内分泌組織の準臨床的障害は、ホルモン産生の中枢調整の機能回復、末梢 内分泌組織の機能的キャパシティの減尐、甲状腺と他の器官の準臨床的状態の進展が観察された。 1996 年から今日まで、放射線誘発性の内分泌障害の臨床的発現は、末梢内分泌組織の機能的キャパシ ティの激しい減尐、ホルモン調整の中枢部分との連携障害という背景を持ち、爆発的な内分泌疾患の検 出と言う形で現れた。 1992 年から1996 年の間には、チェルノブイリ事故で被災した患者の中で甲状腺疾患のリスクは9 倍 増加し、Ⅱ型糖尿病は2.4 倍となった。事故処理作業者の内分泌疾患の毎年の増加率は成人住民全体より も3-5 倍も高い。ウクライナの国家登録(68,145 人、観察期間1989-2009 年)によると、ほとんどが 慢性(自己免疫性)甲状腺炎、結節性甲状腺炎、後天性甲状腺機能低下症のために、非腫瘍性の甲状腺 疾患の増加も見られている. 1997 年から現在までの間、事故処理作業者の慢性甲状腺炎は増え続けているが、キエフ住民ではその レベルは安定している(図3.40)。事故処理作業者の中で、甲状腺疾患の有病率がもっとも急速に増加し ているのは、1986 年時点で20 歳未満だった人々である。1986-1987 年の事故処理作業者と30 ㎞圏から の避難住民における慢性甲状腺炎と後天性甲状腺機能低下症の重要なリスクファクターは、全身の外部 被曝線量が0.25-1Gy の範囲にあるということである。 子どもたちの甲状腺の状態 事故後最初の1年の間、(放射線の)影響を受けた子どもたちには、臨床的な発現はないが、甲状腺の被曝に対する反応が、短期の“ストレス”性の高サイロトロピン(甲状腺刺激ホルモン)血症に続き、サイロトロピン‐サイロキシンシステム内の相互連絡の再開に続く、高サイロキシン(甲状腺ホルモン)血症として観察された。事故から12-18ヶ月後、サイロキシンの含有量は正常化し、その後の数年間は生理学的基準内で変動していた。その後の平均的サイロトロピン血症のレベルは、高サイロキシン血症の進行という背景はあったが、正常範囲内から逸脱してはいなかった。2Gy以上の甲状腺放射線被曝量では、平均的な血中サイロキシンレベルは線量の増加とともに有意に上昇し、15Gyの線量で最高に達した。 1986-1991年段階でのホルモンの変化は、子どもにおいても成人においても甲状腺疾患の変化という臨床的な発現には至らなかった。1992-1996年には、臨床的な発現はないが、わずかに0.8%のケースでフリーサイロキシンが減尐し、0.2%で下垂体性の甲状腺刺激ホルモンの増加が観察された。慢性甲状腺炎や甲状腺機能低下症の症例が登録されたのは稀であった。これらの疾患発症頻度の信頼性ある増加というものはなかったが、これはリハビリテーション過程のsanogeneticポジティブの役割や、身体の成長における補償によって説明できる。 チェルノブイリ事故により影響を受けた子どもたちの中で、甲状腺機能低下症や慢性甲状腺炎および甲状腺中毒症のような病気の割合に有意な変化はなかったが、1999-2003年に、隠れていた甲状腺の欠陥を検出する研究が実施され、チェルノブイリ事故により影響を受けた子どもおよびヨウ素不足の環境にある汚染地域に継続して住んでいる子どもで甲状腺疾患のある子どもたちに対する治療法とリハビリテーションの原則がたてられた。 2004-2006年には、チェルノブイリ事故のヨウ素が問題になっていた時期に被曝した事故処理作業者に生まれた子どもの中に、視床下部‐脳下垂体軸の中枢的な調整の緊張という甲状腺システムの機能の特徴が見出された。これは検査したうちの35.5%で見られ、試験的な甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンによって、サイロトロピンの過剰分泌があることによって証明された。おそらく、甲状腺疾患を発症しやすい神経内分泌構造の生理学的劣性の間接的証拠と考えられる。時期は遅れて、長期の細胞培養によって細胞遺伝学的影響が検出され、被曝した親から生まれた子どもに染色体不安定性が伝達されたことが示され、視床下部‐脳下垂体‐甲状腺システムに隠れた機能的欠陥をもつ子どもたちが甲状腺の病気を発症するかもしれないことが示された。 ウクライナの子どもとティーンエイジャーの甲状腺ガン. こんにち、ハイリスクグループ(事故当時0-18歳)におけるチェルノブイリ惨事後の甲状腺ガン(TC)発症率の有意な増加は、最終的に証明された;このことは、世界の主導的な医学および科学研究機関に置いてチェルノブイリ事故の主要な健康影響として認知されている。 チェルノブイリ事故から25年たち、放射性ヨウ素のもっとも重大な影響を経験した子どもとティーンエイジャーは、こんにち大人というカテゴリーに移動しており、そのため現在ではまだ若い成人層に対する甲状腺ガンの情報、すなわち腫瘍の肉眼および顕微鏡による特徴の変化の動向と腫瘍の侵襲性的な特性に発見に特別な注意を払うべきである。 悪性腫瘍の発生は、明らかに放射線の確率的影響であるが、子ども時代にチェルノブイリ事故により被曝した人々、特に当時4 歳未満だった人々は、甲状腺被曝量に対する甲状腺がん発生率の追加的(過 剰)レベルに明らかな依存性がある。チェルノブイリ惨事のときに18 歳未満だった人々の中で被曝線量 の高い人ほど甲状腺ガンの有病率が高いことが、ウクライナとアメリカの研究者の甲状腺プロジェクト によるスクリーニングと研究で観察されている。さらに、事故前に生まれた子どもたちの罹病率は事故 後に生まれた子どもでの率と比べると15 倍かそれ以上であり、このことが、≪事故後に子どもの≫甲状 腺ガンの発生が放射線によるものであることを一層確認している。 ウクライナ医学アカデミーのV.P.Komissarenko 名称内分泌・代謝研究所の臨床と形態学的なデータ登 録の分析によれば、チェルノブイリ事故後(1985-2008 年)にウクライナで、1968-1986 年生まれの6049 人(事故当時0-18 歳)が手術を受け、形態学的にも≪甲状腺ガン≫と確定診断を受けているが、その うちの4480 人(74.1%)は小児(事故時に0-14 歳、図3.41)で、1569 人(25.9%)はティーンエイ ジャー(事故時に15-18 歳、図3.42)であった。 これらの年齢グループで女性:男性の比率は、事故時の年齢が高いほど増加している。小児期では 3560:920(3.9:1)で、ティーンエイジャーでは1312:257(5.1:1)である。発生率は1990 年から 2008 年まで徐々に増加している。チェルノブイリ事故当時に子どもだった人の甲状腺ガンの新しいケー スは、2009 年に463 件である(2008 年と同等)。事故当時ティーンエイジャーだった人々では129 件で、 やはり前年とほぼ変わりがない。 相対的指標はさらに蓋然性がある。すなわち、事故時に子どもあるいはティーンエイジャーだった人 10 万人当たりの発生数は1999 年から2008 年まで着実に上昇している。2009 年には、小児での発生数 は4.3、ティーンエイジャーでは4.87 で、2008 年を超えてはいない(図3.41、3.42)。そのため、2008 -2009 年が放射線リスクグループの中での発生数のピークであったと判定することが可能で、2010 年 はこうした病気は徐々に減尐していくことが予想される。 ある範囲までの甲状腺ガンの発生数の増加は、1986-2008 年の間に指定されたコホートの年齢が徐々 に高くなったということで説明できる。しかし、北方の6つの高汚染地域と共和国の残りの地域との差 は維持されているだけでなく、2006-2008 年には事故時に子どもおよびティーンエイジャーだった人で の研究のそれ以前の期間との比較でも増加しており(図3.41、3.42)、甲状腺ガン発生数の増加は事故か ら時間が経過して年齢が上がったためではなく、放射線のファクターとの関連を示している。 子どもおよびティーンエイジャーの甲状腺ガンで最近手術を受けた人の年齢は(図3.43)、事故後に生 まれた人のみである。事故後に生まれた成人での初めての甲状腺ガンの手術のケースは2006 年に報告さ れた。2006-2009 年の間、事故時に子どもおよびティーンエイジャーであった人たちの2223 件に対し て、(事故後生まれの人のケースは)91 件であった(図3.43)。 1986-2009 年に登録された甲状腺ガンの合計数は6448 件で、そのうち6049 件が事故前に生まれ、 399 件が事故後に生まれた人々であった。事故前に生まれた若成人での甲状腺ガンの発生数、ウクライ ナ全般、もっとも汚染された地域での2009 年の罹病率は2008 年レベルにとどまっている. 事故時に18 歳未満だった患者で1990-2008 年に手術した甲状腺ガンの形態学的特徴によると、 92.2%のケースは乳頭状ガンであった。 事故からの時間が経過するとともに、被曝した時(から?)の年齢も上がっていたが、乳頭状ガンの 形態学的特徴も変化し、固形構造のガンのパーセントは徐々に減尐し、1990-1995 年には24.4%、2006-2009年には5.7%で(p<0・01、χ二乗検定)、乳頭状ガンと混在した形態が特徴的な構造のものが増えていった。それぞれ、1990-1995年には12.0%から2006-2009年には34.0%、1990-1995年に25.5%から2006-2009年には43.8%であった(p<0.05〉。潜伏期が長くなるとともに、乳頭状ガンの混在した状態の構造的要素の組み合わせも変化した。固形―小胞状構造の腫瘍のパーセントは有意に減尐し(1990-1995年には72.7%、2006-2009年には25.4%、p<0.01)、一方乳頭-小胞状構造の腫瘍は増加した(1990-1995年には10.9%、2006-2009年には43.8%、p<0.01)。 乳頭状ガンの侵襲的な特性の解析によって、2つの主要な依存性が判明した;年齢と時間である。 年齢依存性では、甲状腺外に侵襲のサインがあり、局所的および離れた部位への転移は、手術年齢が4-14歳の子どもから19-40歳の大人になるに従い、着実に有意に減尐した。 時間との依存性では、4-40歳のすべての患者のケースを組み合わせたところ、上記の指標(転移など)は、潜伏期(チェルノブイリ事故から手術までの時間)の長さの増加にともなって減尐していた。特に注意すべきは、離れた部位への転移の発生がある患者のパーセントが1990-1995年には23.0%であったのが、2006-2009年には1.8%に減尐したことである(p<0.001)。 さらに、被包性腫瘍のパーセントは1990-1995年の7.4%から2006-2008年の29.4%に増え(p<0.001)、同様に10mm未満の「小さい」腫瘍も1990-1995年の4.1%から2006-2009年の29.4%(p<0.001)に増加した。 このように、(事故時の)ども及びティーンエイジャー10万人当たりの甲状腺ガンの発症数は、2006-2008年に最高になり、2009年は安定していた。 同時に、国内で最も汚染されたところと最も汚染の低いところの間での発症数レベルの有意さ(小児で2.5倍、ティーンエイジャーで1.9倍)は維持されており、ウクライナでのチェルノブイリ惨事から24年後の事実と言う証拠はハイリスクグループの人々における甲状腺ガンの発症数は放射線の影響が維持されているということである。 このデータはまた、チェルノブイリ惨事からの時間が経過し、ガンの手術を受けるまでの年月も経過するとともに、甲状腺ガンの中で乳頭状腫瘍がかなりの形態学的変化を経たことが病気の侵襲性の減尐性に反映し、局所的あるいは離れた部位への転移という、甲状腺外への拡散の兆候を示すケースの割合が有意に減尐したことを示している。 チェルノブイリ事故以降に生まれた人での症例が徐々に蓄積されてきたことで、各年の最適なグループとの比較において、チェルノブイリ事故時に放射線の被曝を受けた子どもとティーンエイジャーグループにおける甲状腺ガンの放射線由来という性質を支持する証拠が追加されている.

2012年12月28日金曜日

【必見】これが福島原発の実態だ!東電現場からの告発
取手の小中学生 心電図異常増加 茨城 2012.12.28  東京電力福島第1原発事故の影響で放射線量が高い「ホットスポット」となった取手市の小中学生の心電図検査で、「疾病・異常」と診断された児童、生徒が事故前より倍以上に増加していることが、市民団体の調査でわかった。  取手市では、小学1年生と中学1年生の心電図検査を毎年実施。「疾病・異常」と診断された小中学生は22年度は9人だったが、事故後の23年度は21人、24年度は24人に急増した。  調査した生活クラブ生協取手支部の根岸裕美子代表は「原発事故と関係している疑いがある。原因を調査してほしい」と話し、小中学生全員の心電図検査を毎年実施するよう市教育委員会に要請する方針。
原発保有9社、広告2兆円余 42年間 米事故後に急増 朝日新聞デジタル 12月28日(金)16時26分配信 原発保有9社、広告2兆円余 42年間 米事故後に急増 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121228-00000026-asahi-soci  原発を持つ大手電力9社が1970年度からの42年間で、計2兆4千億円を超える普及開発関係費(広告宣伝費)を支出していたことが朝日新聞の調べで分かった。米国・スリーマイル島で原発事故が起きた70年代後半から急増。メディアに巨費を投じ、原発の推進や安全性をPRしてきた実態が浮き彫りになった。  普及開発関係費は新聞広告やテレビCM、PR施設運営などにあてられる費用。マスコミへの接待や自民党の機関紙への広告費に使われたこともあった。各社の有価証券報告書に記載されており、大手では初めてとなる関西電力美浜原発が稼働した70年度から2011年度(12年3月期)までの42年間を調べた。  9社総額は2兆4179億円で、会社別の最多は東京電力の6445億円、次いで関電の4830億円。東北、中部、九州の3社も2千億円台半ばだった。年別では、79年のスリーマイル島事故までは9社で計200億円弱だったが、旧ソ連・チェルノブイリ原発事故が起きた86年には400億円を突破した。  地域の独占企業である電力会社には競争相手が事実上いないのに、最近の普及開発関係費は年別で計約1千億円に上っていた。この額は自動車・家電のトップメーカーと同規模だ。

東京の友達の話>子供たちの白血球の数値、7割に異常。”甲状腺検査に厚生省の圧力”

 

東京の友達の話>子供たちの白血球の数値、7割に異常。
甲状腺検査に厚生省の圧力”http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/32c71b3e2aac4e400e234ab2348d9f42
012-12-22 17:47:02

以下は東京の友達の話です。

甲状腺と血液検査をやってくれる病院をやっと見つけて、受けると・・・

『子供たちの白血球の数値が異常なことになっていて、特に、10歳以下に変化が多いとのこと。

さらに、五歳以下になると、10人のうち正常な子は3人しかいない。

7人は、異常な値になっている。

だから小さい子ほど、ほとんどみんな異常値だって言ってた。

100人見てたら70人異常値とのとこ。

しかし、だいたい都内の子ばかり。

何人か茨城や栃木や福島からも来てるらしいけど

栃木や茨城の子どもには異常値がなかなか無いらしい。

だから、田舎の森や土があるところの方が
もしかしたら、沈着していて吸い込みづらいんじゃないかとか

都内のコンクリートやアスファルトでは、
沈着するとこが少なくてぐるぐる循環して舞い続けてるんじゃないか

とか、憶測が浮かんでしまう 』

と先生が仰っていた。

被害の順番は、福島の次は茨城、栃木じゃなくて東京じゃないかと仰っていた。

そこの病院は厚生省から、過剰診察ということで、甲状腺検査については保険診療が5月からきかなくなっているそうです。
圧力がかかっても、自費でも検査していくそうです。
(東京都西部の内科です)

 

 
2012-12-22

汚染のない場所に一旦身を置くとわかるんですよ、元の場所での体調の悪さが。

その症状が被ばくによるものかと思ったら、そら恐ろしくて、元の場所には戻れん。

 



 

「2016年、東京や横浜など予想もしなかった地域で小児甲状腺がんが多発するかも」


http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/76187206c78bb3f56bd83942a9b6dbb5



私だったら東京に住みません(カルディコット博士)

ガン発症のリスク:

   子ども達は、大人の10-20倍。胎児は大人の数千倍

http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/18a7af9e3e574e17ad92aa6d4ee6a530





 東京の黒い物質、15,600,000Bq/m2の汚染。ベルラーシの5倍。

http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/ea6beda6df42da1d064fa958543f59dd

 地方の市民グループは黒い物質を見つけて、
神戸大学の山内教授にそれを分析してもらいました。
彼は243,000Bq/kgのセシウムを測定しました。
また、表面線量は2μSv/hでした。

石川氏(市民グループ長) 
「黒い物質は、今東京のどこにもあります。」
「また、それは風または雨によって移動します。」
「荒く評価して、黒い物質のまわりの土は
 15,600,000Bq/m2(cesium134/137)の汚染です。」

ベラルーシでは、1,480,000Bq/kg(cesium137)が
義務的な疎開区域として定義されましたが、それを超えています。





福島の癌化のスピードはチェルノブイリの5倍。尋常でない。

”甲状腺癌、白血病の報告が次々と届いている”

http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/c1b246f7df066f7b64a47b5474b8abe8

 * 「FRCSRJP・みんなのカルテ?@FRCSRJP @YuriHiranuma FRCSR

    甲状腺癌、白血病の報告が次々に届いています。

    半年前、つまり事故から一年目にして発症の萌芽があったと思われます。

    チェルノブイリで癌の発症は5年から10年かかりましたが、

    癌化のスピードはチェルノブイリの5倍です。





木下黄太  

ある知人が、最近、親戚に言われたと今、電話がきた。

親戚は国会の事務局に長年いる人。

「今の政府の言う事を信用するな。数値は本当じゃない

2012年12月27日木曜日

【動画】12/14 アレクセイ・ヤブロコフ博士講演会「低線量被ばくの健康影響」【文字おこし】①

【動画】12/14 アレクセイ・ヤブロコフ博士講演会「低線量被ばくの健康影響」【文字おこし】①

 http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/6b3f644eb64d6adc604fcee5f1a79424 http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/6b3f644eb64d6adc604fcee5f1a79424

 

12/15  アレクセイ・ヤブロコフ博士講演会

「低線量被ばくの健康影響:国際機関の放射線安全概念を問う」

講演部分【文字おこし】①11:04~ 


私にとって、ここで皆さんにお話することは、とても嬉しいことですし、この講演は私にとって大変重要なものであります。
私は生物学者であり、大統領に対する生物学担当官(?)でした。私は10年以上にわたってチェルノブイリ事故の影響について研究しています。そして私は日本にとってチェルノブイリの本当の影響がどういうものであったかということを知るのが非常に重要であるということがわかっています。
私のチェルノブイリに関する本は、最初ロシアのサンクトペテルブルグで、それからアメリカのニューヨーク、そしてウクライナのキエフで出版されました。そしてこの本が3ヶ月か4ヶ月後には、日本で岩波書店によって出版されるということをお伝えしております。
「チェルノブイリ」が示したのは、「低線量放射線というものが重要ではない」というふうに思われていましたけれども実際には非常に大きな意味を持つということです。
明日私はチェルノブイリの影響についてお話をしますが、今日ここでは低線量被曝についてお話をしたいと思います。
そして私がこれからお話しますことは、ニューヨークで出版される雑誌「health&solution」に掲載されることになっております。口上が長くなりましたけれども、これから私の報告をさせていただきます。

福島とチェルノブイリに関して、なぜ原子力推進論者たちと普通のまともな人たちとの間に論争が起こっているのでしょうか?
原子力推進論者たちは、「1mSv//年という低線量被曝は人間にとって危険ではない」、と言っています。
そして日本においては、「20mSv//年でさえも危険ではない」、と言われているそうですが、これはもう気違い沙汰です。
実際のところは、公式に計測されたと言われている放射線量というものは計測不可能なものです。
そしてここに放射線量についての8つの前提が書かれております。
これから8つの前提の一つ一つに検討を加え、これが間違っているということを証明したいと思います。

 

 

  
<以下、動画上の資料アップが見切れているため不明なところがあります。青文字は資料の書き出し>

ここから
20121214
低線量被曝の問題:公的な放射線安全概念の不正確さ
アレクセイ・ヤブロコフ ロシア科学アカデミー、モスクワ(yablokov@voxnet.ru

●放射線安全に関する現在の制度は「実効線量」概念に基づいている。
国家の放射線安全基準は「原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)と国際放射線防護委員会ICRP)の勧告に基づく。
これらの組織は許容できる放射線レベル(1年間に100万人に一人の追加的死亡)を1mSv//年としている。

●放射線安全の基本的な線量の概念は、必ずしも満たされない いくつかの前提に依存している。

    個人の実効線量は全ての放射線核種から生じる内部被曝と外部被曝の合計である。
    外部被曝レベルは、電離した環境において時間の経過により計算され、内部被曝は水・空気・食べ物を通じて体に入る放射線核種の量を通じて計算される。
    それぞれの放射線核種の影響は時間と空間において一定である。
    X線、すべてのγ放射体とβ放射体の生物学的効果は「1」、低速中性子「1」、α放射体と超高速中性子は「20
    相対的な放射線感受性:性腺の0.2から皮膚の0.001まで
    20歳で体重70kgの健康な白人男性の平均的な体の均質のファントム(「仮定の人」)人体への放射線影響のモデリングを認める。
    放射線量が高いほど、生物学的影響が高くなる。
    低線量被曝に関する研究が、ガン疾患およびいくつかの遺伝子疾患のみを考慮に入れているが、これらは数百万人に数人しか生起せるのが困難である。

●①~②の立場は計算上、非現実的であり、③~⑧は科学的に不正確である。

ここまで



【動画】12/14 アレクセイ・ヤブロコフ博士講演会「低線量被ばくの健康影響」【文字おこし】 ①~⑤
http://bit.ly/UblzuJ
http://bit.ly/Ublqrq
http://bit.ly/UblmI0
http://bit.ly/TD4eJY
http://bit.ly/TD4Hfo


 http://chikyuza.net/n/archives/28723  より
 ★アレクセイ・ヤブロコフ博士 プロフィール★

1933年モスクワ生まれ。モスクワ州立大学卒業。生物学博士号(海生哺乳類)取
得。ソ連科学アカデミー動物形態学研究所。28の集団生物学、進化生物学、放射
線生態学、環境政策に関する本の著者
74年~ソ連・ロシア科学アカデミー客員
88年~91年ソ連水産省の魚類学委員会議長
89年~91年ソ連最高会議生態委員会副議長ソ連人民代議員
91年~93年生態・公衆衛生に関するロシア大統領顧問
92年~93年ロシア領周辺海域への放射性廃棄物処理問題に関する国家委員会議長
93年~97年 ロシア国家安全評議会省庁間生態安全委員会議長
93年~05年ロシア環境政策センター創立者および代表
98年~ロシア科学アカデミー生態緊急問題に関する科学評議会副議長

主な著書:
“Variability of Mammals” (1976); “Nuclear Mythology” (1997); “Non-invasive Study of Mammalian Populations” (2004), “Pesticides – the Chemical Weapons that Kill Life (The USSR Tragic Experience)” (2004); “Russia: Health of the Environment and People” (2007); “Chernobyl: Consequences for People and Environment” (2007, 2009, 2011);
“Ecological Review of a Nuclear Industry” (2009); “Pro and contra a Nuclear Energy” (2012).

96年からアメリカ芸術科学アカデミー名誉会員
08年から国際海生哺乳類学会会員
欧州放射線リスク委員会(ECRR)の共同設立者
05年「緑のロシア」政党主席

★ご参考:
☆『チェルノブイリ―大惨事が人びとと環境に及ぼした影響』の翻訳プロジェク
トウェブサイトより http://chernobyl25.blogspot.jp/p/blog-page_10.html

「1986年4月26日に起きたチェルノブイリ事故の被害をめぐっては、国連、IAEA
(国際原子力機関)、WHO(世界保健機構)などにより「直接的な死者は50人、
最終的な死者は4000人」といった過小評価が公式化されてきましたが、実態はは
るかに深刻です。なかでも、ゴルバチョフの科学顧問を務めたロシアの科学者ア
レクセイ・ヤブロコフ博士を中心とする研究グループが2009年にまとめた報告書
『チェルノブイリ――大惨事が人びとと環境におよぼした影響』(Chernobyl:
Consequences of the Catastrophe for People and the Environment)は、英語
だけでなくロシア、ウクライナ、ベラルーシ現地の膨大な記録や文献から、犠牲
者数を少なくとも98万5000人と見積もっています。日本大震災と津波が引き金と
なった福島原発事故により、私たちはチェルノブイリに匹敵する放射線被曝が日
常化する時代を生きなければならなくなりました。“フクシマ後”の日本人がチ
ェルノブイリ被害から学ぶには、その真相を知る必要があります。」
(星川 淳さん/作家・翻訳家/一般社団法人 act beyond trust 事務局長)

☆同書について紹介している映像(30分)日本語字幕付き
http://www.universalsubtitles.org/en/videos/zzyKyq4iiV3r/info/chernobyl-a-million-casualties/

東日本大震災直後「トモダチ作戦」で福島等で任務にあたった米軍兵士8人が「放射能が危険レベルにあったことを直ちに公表せずに被ばくした」として東京電力に対し賠償を求める訴えを起こしました。

東日本大震災直後「トモダチ作戦」で福島等で任務にあたった米軍兵士8人が「放射能が危険レベルにあったことを直ちに公表せずに被ばくした」として東京電力に対し賠償を求める訴えを起こしました。米国メディアが報じています。

http://www.courthousenews.com/2012/12/26/53414.htmhttp://www.courthousenews.com/2012/12/26/53414.htm

2012年12月26日水曜日

2012年12月26日水曜日 〔未来の党〕小沢一郎氏が収拾策として「分党(円満離婚)」を提案 http://alcyone-sapporo.blogspot.de/2012/12/blog-post_1914.html?spref=tw ☆未来、年内にも分党で調整…小沢氏と対立深まる (読売新聞) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121226-00001085-yom-pol http://web-beta.archive.org/liveweb/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121226-00001085-yom-pol 近く小沢氏らと記者会見を開く予定。 (略)   分党は小沢氏が持ちかけたという。
森ゆうこ議員、嘉田代表に抗議表明!「言わせたい奴には言わせておけ、お天道様が見てるが信条の小沢さんはこれでやられたのです。 http://www.asyura2.com/12/senkyo141/msg/757.html  森ゆうこ議員は嘉田代表がマスコミ各位に送信したFAXについて抗議することを表明。12月25日深夜(26日午前)に連続ツイートで。 各ツイートの表記時間は26日午前9時頃の時点です。  気になるのが、森さんは今日26日午前11時半から「未来の党の両院議員総会を開催し、首班指名と国会人事を決定することになった」と言っているのに対し、嘉田さんが昨夜のニュースで「首班指名は自主投票」とこれもまた「マスコミに」述べていること。(投稿者より) 12月24日 森ゆうこ ‏@moriyukogiin 人事案についてはコメントを避けてきたが、代表が公言し、マスコミを使って一方的に流れを作ろうとする意図が見える以上おかしいことはおかしいと言わざるを得ない。 前にしっかり進んで行くために、メディアスクラムによる小沢バッシングを乗り越えなければ民主党と同じになると「粘り強く説得」したい。 12月25日 森ゆうこ ‏@moriyukogiin 記者ブリーフで説明したが、正しく伝えないので事実だけ。共同代表の選出は、その意味からも規約上も、「代表の人事権行使」ではない。 もう一人の代表を選出するということは皆で代表を選ぶということ。 12月25日 森ゆうこ ‏@moriyukogiin @haruhinahu 民主主義とはルール(今回の場合は党規約)に則って物事を決定すること。内輪もめではありません。 (16時間 田中龍作 ‏@tanakaryusaku 新記事『未来の党・嘉田代表本人のものではない談話が届いた 誰が分裂を画策しているのか』 只今アップしました。・・・→ http://tanakaryusaku.jp/ ) 8時間 森ゆうこ ‏@moriyukogiin @tanakaryusaku FAXは嘉田代表のものです。ただ、事実誤認が多々あるので修正すると随行の市議会議員から。 8時間 森ゆうこ ‏@moriyukogiin 明日午前11時30分から未来の党の両院議員総会を開催し、首班指名と国会人事を決定することになった。 8時間 森ゆうこ ‏@moriyukogiin @ougonuekibati 国会議員は全員出席です。嘉田代表は県議会ため代表代行がご出席だと代表から伺っています。 7時間 森ゆうこ ‏@moriyukogiin 明日は党の人事ではなく国会人事と首班指名が議題です。未来の党の新体制が決まらないことで有権者の皆様、 特にご支援下さっている皆様に大変なご心配をかけていることを申し訳なく思っております。 落選した大切な仲間たちのためにも国政政党としての責任を果たせるように一日も早く体制を整えたい! 7時間 森ゆうこ ‏@moriyukogiin そうです。特別国会開会日です。RT “@oneday_mdm 明日とは26日でしょうか?” 7時間 森ゆうこ ‏@moriyukogiin 誰が代表や幹事長などの実権を握るポストに着くかによって政党が全く変質してしまうことを経験した。 それが権力というものだ。イメージだけで決めてはいけない。どんなに批判を浴びようとも皆様の期待に応えられる体制を整える! 7時間 森ゆうこ ‏@moriyukogiin 本人のものです。余りにも酷い内容なので抗議声明を準備中。 RT “@sunnysidefk: 未来の党・嘉田代表本人のものではない談話が届いた 誰が分裂を画策しているのか http://tanakaryusaku.jp/2012/12/0006299 @tanakaryusakuさんから  (7時間 ‏@oochan9 @moriyukogiin @sunnysidefk @tanakaryusaku そんな抗議声明なんて同じ党内で出すのはおかしくないですか?直接会って話し合った方がいいですよ。) 6時間 森ゆうこ ‏@moriyukogiin @oochan9 @sunnysidefk @tanakaryusaku 代表はマスコミあてに談話を出しています。違うことは違うと声明を出さないと、田中龍作さんが「誰かの陰謀」と勘違いするほど支離滅裂な内容が既成事実化されてしまいます。 6時間 森ゆうこ ‏@moriyukogiin @oochan9 @sunnysidefk @tanakaryusaku 規約に基づく民主的議論に3時間かけた結果があの談話なのです。 ご自身も賛成し全会一致で決定した規約の条文を無視して議決に正当性が無いと言い、自ら招集した両院議員総会に自分で議案を提案したにもかかわらず 6時間 森ゆうこ ‏@moriyukogiin 開催がそもそも正当でなかったと。議案を提案した当人が採決を拒否することは許されません。 議長がこのままでは否決されるので、親切にも再考を促したがこれを拒否。代表の都合で会議を閉じることになり、 議案と動議の処理のため当然のことながら採決をせざるを得なかったのです。 (近江毛野(越冬) ‏@unonoShalala0 「余りにも酷い内容」??なぜ内容が分かるの?(・_・田中龍作さんの所では要約しか載ってなかったけど  RT @moriyukogiin 本人のものです。余りにも酷い内容なので抗議声明を準備中。 RT “@sunnysidefk: 未来の党・嘉田代表本人のものではない談話が届いた  ) 6時間 森ゆうこ ‏@moriyukogiin @unonoShalala0 @sunnysidefk 事務所に送られてきました。eFAXのアカウントは代表のものであり、確認済みです。 (7時間 中沢真二(国民の生活が第一) ‏@shinji_nakazawa @moriyukogiin この発言も事実かどうか聞いてください。「小沢氏を共同代表にしたら私の政治生命が終わる。社会的抵抗も大きい」   嘉田代表vs小沢派の対立深刻 (1/2) : http://www.j-cast.com/2012/12/25159533.html … @jcast_newsさんから ) 6時間 森ゆうこ ‏@moriyukogiin @shinji_nakazawa @jcast_news 両院議員総会の発言と同じです。 6時間 森ゆうこ ‏@moriyukogiin 身内の恥を晒すなとのご批判はごもっともですが、事実と全く違う内容をマスコミに流された以上、訂正しなければ既成事実となって積み重なり牙を剥いて襲いかかる。 「言わせたい奴には言わせておけ、お天道様が見てる」が信条の小沢一郎さんはこれでやられたのです。 (6時間 橋本久美(未来の党落選組) ‏@hashimotokumi 田中龍作さんは何故後になって「嘉田代表でない」とツイートしたのか?→"@moriyukogiin: 本人のものです。余りにも酷い内容なので抗議声明を準備中。 RT 未来の党・嘉田代表本人のものではない談話が届いた 誰が分裂を画策しているのか@tanakaryusakuさんから" ) 6時間 森ゆうこ ‏@moriyukogiin @hashimotokumi 代表側から直接配信されたので、党本部で確認できなかったためではないかと。 そして余りにも内容が支離滅裂だったのでまさかと思ったのでは。私も確認するまではまさか・・・と。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (追加 12月26日の中村てつじ氏のツイート) 22分 中村てつじ【日本未来の党】奈良2区 ‏@NakamuraTetsuji 私は嘉田代表のリーダーシップを尊重する立場ですが落選候補としては落ち着かないことも事実です。私には支部証明も降りていません。 つまり嘉田代表からは私は総支部長として認められていないことに。私は「仕方ないなあ、嘉田さん」と思っていますが、議員歴の浅い落選者は耐えられないでしょう。 18分 中村てつじ【日本未来の党】奈良2区 ‏@NakamuraTetsuji 未来の党本部からは招集がかからなかったので年内はこのまま宙ぶらりんのままでしょう。 支部証明も降りていない状態では私の総支部は作れず、党員も党友も集めることはできません。しかしここで嘉田さんを追い詰めてはならない。じっと我慢です。 (追加 首班指名は自主投票) 嘉田代表 首相指名は自主投票で 12月25日 22時1分 日本未来の党の嘉田代表は25日夕方、滋賀県庁で記者団に対し、党の共同代表の人事が決まっていないことなどを念頭に、 26日召集される特別国会で行われる総理大臣の指名選挙は、自主投票とする考えを示しました。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121222/k10014369551000.html  
茨城・小中学生の心臓に異常が認められるケースが急増. http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2669.html 【茨城】 73人が「要精密検査」 取手市内24校心臓検診 東京新聞 2012年12月26日 取手市の市民団体は25日、市立小中学校24校の2012年度の心臓検診で、 一次検査で「要精密検査」と診断された児童・生徒の数が11年度に比べて急増していることを公表した。 心臓検診は取手市教委が毎年五月中に小学一年生、中学一年生に実施している。 公表したのは「生活クラブ生協取手支部」(根岸裕美子代表)、 「放射NO!ネットワーク取手」(本木洋子代表)、 「とりで生活者ネットワーク」(黒沢仁美代表)の三団体で、市教委などの資料を基に調べた。 それによると、12年度に一次検診を受けた小中学生1655人のうち、73人が要精密検査と診断された。 11年度の28人から2.6倍になり、中学生だけで見ると、17人から55人と3倍強に増えていた。 また、心臓に何らかの既往症が認められる児童・生徒も 10年度の9人から11年度21人、12年度24人と推移。 突然死の危険性が指摘される「QT延長症候群」とその疑いのある診断結果が、 10年度の1人、11年度の2人から8人へと急増していた。 市民団体は 「心臓に異常が認められるケースが急増しているのは事実。 各団体と相談して年明けにも関係各機関に対応策を求めていきたい」としている。 藤井信吾市長の話 データを確認したうえで対応策を考えたい。 (坂入基之) ーーー これは茨城だけの話なのだろうか? 茨城以外の関東・東北では、どうなのだろうか? この記事を読んだ瞬間、 こういう原因があり得るのではないか?私はそう思った。 ほんの一部を紹介します。 チェルノブイリ事故後、病理解剖で内部被ばくを研究したバンダジェフスキー氏の調査結果より <日本の福島原発事故に関するバンダジェフスキーのコメント> 特に子供の体に入ったセシウムは、心臓に凝縮されて心筋や血管の障害につながるためです。 1キロ当たり20~30ベクレルの放射能は、体外にあれば大きな危険はありません。 それが内部被曝で深刻なのは、全身の平均値だからです。 心筋細胞はほとんど分裂しないため放射能が蓄積しやすい。 子供の心臓は全身平均の10倍以上ということもあるのです。 「チェルノブイリ事故後2010年になっても増え続けている子どもの疾病」 ベラルーシの小児科医(動画・通訳書き出し)より たとえば循環器系がチェルノブイリの影響で子どもの健康に悪影響を及ぼしています。 それが毎年増えています。 心臓疾患を患う子供の数も増えています。 1995年から1996年には健康な子どもが。学童ですね。 小学児童を診察した結果、心臓外科医の治療を必要とする疾患が沢山見つかりました。 ゴメリなどでの調査が行われてから10年が経っていますが、 子どもの不整脈がさらに深刻な疾病に繋がっています。 心臓外科医は5歳6歳7歳の子供たちがすでに不整脈を患っているという事を日々目撃している訳です。 4.「腫瘍よりもむしろ非腫瘍性の病気の方が増えている」崎山比早子氏11/24(内容書き出し)より これはバンダジェフスキーさんが発表された論文なんですが、 崎山40 死因の1位は心臓です。 悪性腫瘍よりもずっと心臓病で亡くなる人が多いということです。 <5>軍事組織IAEAの正体 双子の悪魔と日本の現状 “IAEAとICRP”12/14 広瀬隆氏郡山(内容書き出し)より このバンダジェフスキーという人が明らかにしたのは、 「セシウム心筋症」で、 心筋症というのは心臓の筋肉、そこがおかしくなる。こういうことを明らかにしたんですけれど、 それは何が大事か?って言うとですね、 セシウム137、あれは身体に入って、そして筋肉に入るんです。 皆さん今そこにずーっと座っていらっしゃっても、必ず呼吸をしています。 そして心臓が動いています。 心臓が動いていなければ死んじゃいます。 寝ててもですね、肺は呼吸しています。心臓は血液をずーーっと送っています。 という事は、心臓は肺というのは筋肉の塊なんです。 ずーっと運動している。 そこにセシウムは濃縮していくんです。
12月22日「原発は差別の象徴〜原子力を”即刻”終わらせたい」小出裕章氏&広瀬隆氏 講演会/豊島公会堂。動画。 http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/12/26/toshima_2012dec22/
12月24日 「豆腐の上の原子力発電所」小出裕章さん講演/第二回 脱原発サミット in 茨城(文字起こし) http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/12/26/ibaraki_2012dec24/ ▼文字起こしは以下。 ◆質問者 小出さんにお聞きしたいんですけれども、東海第二原発というのがですね、実は調べてみるっていうと、え〜、あの〜、原子炉自体は、あの〜、非常に強固な岩盤の上に作らなければいけないと、そういう風にまあ決められている、え〜、で、実際にあの〜、え〜、あの〜日本原電が出しているようなあの安全、安心パンフレットを見ますというと、強固な岩盤の上にあるという風に書いてあるんですが、あの〜、ネットなどでですね調べてみたり、学者のあの論文等を読んでみたり、政府の発表物を見たりするっていうと、東海第二原発は、5メートルの、え〜とコンクリートの板に乗っていると、その下に8メートルのコンクリートを更に打って、人工岩盤という風にしてる、更にその下には、あ〜、泥岩というあの岩がある、で、え〜政府事故調などは、暗室岩盤と言って、え〜、既にあの強固な岩盤と言っていないのですが、こういう原発というのは、どういう風になるとお考えでしょうか? ◆小出 今、ちゃんとお話くださったけれども、東海第二原発だって、全然強固な岩盤じゃない、ですよね。 でも、そんなこと言ったら、日本中強固な岩盤に建っている原発なんてない、んだろうと私は思います。 浜岡だって相楽層とか言ってますけど、ボロボロですよね、あの手で持ったらパリパリと割れるようなところだし。 え〜、東京電力の柏崎刈谷原発、原子力発電所なんていうのは、砂丘の上に建てようとした、いくらなんでも砂丘はマズいだろうと言って何十メートルも穴を堀ったけれども、いくらやってもちゃんとした岩盤が出て来ないというとこで、そこに建ててしまった。 え、昔から「豆腐の上の原子力発電所」と呼ばれていた、そこが地震に襲われ、襲われたら、物凄い揺れになって、あちこちボロボロに壊れてしまったというのが、え〜つい何年か前にあったということで、この世界中の地震の、1割か2割が日本で起きるという、そんな国で安心して原子力発電所を建てられるような場所は元々無かったんです。 無いのに、とにかく建てたいということで、用地さえ買収できてしまえばもうどこでもいいと、あとは地盤が悪ければ人工岩盤だというようなことで、これまでやってきてしまった、という歴史があったと思います。 今、敦賀の、え〜、日本原電の、第二原発というところでも、原子炉の下に活断層があると、実はそれだってはじめから分かっていた筈だと私は思います。 でも、とにかくそこに建てるしかないということで、審査をする人たちが、これは活断層ではないと言ってしまえば、もう、そこに建ってしまうという、そういうことだった、と思いますし、え〜、東海第二原発も適地ではないし、日本中原子力発電所の適地はどこにもないのだという風に思っていただきたいと思います。 (拍手) ◆質問者 え〜、そうする…あの〜そのこととちょっと関連致しまして、小出さんにお伺いいたしますが、あの〜、私はあの学生時代に、あのたくさんの大学の学生が入る学生寮におりまして、あの〜、航空工学というものをやっている学生とよく話をしたんですけれども、え〜、その人と話して、工学上非常に重要であるのはフェールセーフであると、え〜、フェールセーフという思想が生きないっていうと、あの〜、そういうものは作ってはいけないんだと、あの〜、彼はすごく理想主義的であった、そういう風におっしゃった。 原子力発電所はいつまで経ってもあの熱が取れない、え〜、で、いつまでも永久に冷やし続けないっていうといけない、そういうのってフェールセーフって言えるのかな、人類の工作物としていいのかな、というのは感じるんですがいかがでしょうか? ◆小出 え〜、原子力発電所の場合には、フェールセーフという言葉、要するに何か間違えたことをやっても安全なんだというフェールセールという言葉もありますし、フールプルーフという言葉もありました。 それは、フール、バカですね、え〜運転員がバカなことをやっても、え〜、きちっと保証出来るような、するという、それが設計思想になっていると、ずうっと彼らは言ってきたわけで、設計思想としてそうするということは、むしろ当たり前のことでもあるのですね。 え〜、人間が間違えたことをするし、何か具合が悪いことが時によっては起きるというのは、当たり前なことなのであって、それに対して設計上対処しておくということは、当然の考えかた、です。 しかし、それが、原子力発電所の場合には成り立たない、のです。 皆さん、クルマで今日ここに来られた方がいらっしゃると思います。 例えば、時速40キロか50キロで、走っていて、走っている途中にタイヤが一つポロリと取れる、落ちてしまったと、といったら、みなさんビックリしてすぐにブレーキを踏んで、ある人はエンジンを切るかもしれない、そしたらまあ何十メートルかは走るかはしれないけれど、そこで時速0キロメートルになりますね。 必ず止まります。 しかし、原子力発電所という、ものは、ウランの核分裂を起こさせて、熱を発生させるわけですが、核分裂を起こさせる、起こさせた途端に、核分裂生成物という放射性物質が原子炉の中に貯まってくる、のです。 放射性物質はそのもの自身が熱を出す、というものが基本的な性質、です。 で〜、今日の原子力発電所は100万キロワットというのが標準になって、いますが、100万キロワットの原子力発電所というのは、電気になるのが100万キロワットと、いう意味です。 原子炉の内部では300万キロワット分の発熱をしていて、わずか3分の1だけが電気になって、3分の2、つまり大半の200万キロワット分は、使うことができないまま、海に捨てているという、そういう馬鹿げた装置、なんです。 で、その上に300万キロワット発熱しているというその熱のうち、7パーセントは、ウランが核分裂しているのではなくて、既に炉心に貯まってしまった核分裂生成物、そのものが出しているんです。 何か事故が起きて、ウランの核分裂反応を止めるということは、かなり比較的容易です。 たぶん福島の事故の場合にも止められたと私は思っています。 しかし、原子炉の中に、核分裂生成物が止まってしまっている限りは、7パーセント分のエネルギーは止めることは出来ないんです。 発熱は。 つまり事故があった、もうここで止まらなければいけないと思って、どんなにブレーキを踏んでも、エンジンを切っても、クルマが止まらないんです。 それが街中の人混みの中であろうと、山の中の崖っぷちであろうと、タイヤが外れたまま走り続けなければ、壊れてしまうというのが、原子力発電所というそういう機械なのです。 え、どんなフェールセールも、どんなフールプルーフも、もう成り立たないという、はじめからそういう基本的な性質を抱えた機械、です。 ですから、まあ設計思想として、フェールセール、フールプルーフということをやることは私は当然だし、いいことだと思いますけれども、(原子力発電所)というのは、それが成り立たない技術であると、思っていただきたいと思います。 (拍手) ▼動画.「豆腐の上の原子力発電所」小出裕章氏(音声のみ)
ドイツ新聞。福島に何があった? http://www.spiegel.de/politik/ausland/japan-parlament-waehlt-atom-befuerworter-abe-zum-premierminister-a-874673.html 自民党が総選挙で圧勝した。。 安倍晋三は軍事·軍の拡大、外交政策を強化する。中国と韓国との緊張関係が続くであろう。議会での多数決により、安部は実際に国の政治政策を変更できるようになる。 多くの国民が脱原発を望んでいるが、安倍首相の手に権力が戻り、原発は推進される。

関東での異常現象は大地震の前兆か!?地殻変動、関東東方沖を中心に円を描く!来年は地震が連発?

関東での異常現象は大地震の前兆か!?地殻変動、関東東方沖を中心に円を描く!来年は地震が連発?


国土地理院が発表している最新の地殻変動データを分析してみたところ、興味深いことが判明したのでご紹介します。以下が最新の地殻変動データをなのですが、関東の東方沖を中心に円を描いて、地殻変動が発生しているのが分かるかと思います。


☆国土交通省国土地理院
URL http://mekira.gsi.go.jp/project/f3/ja/index.html

以下、全て年間データ
 関東東方沖は当ブログで長年、大地震の発生を警戒していた場所です。上記のデータを見ると分かりますが、矢印が短い=地殻が動いていない、矢印が長い=地殻が大きく動いたということになります。

つまり、長い矢印と短い矢印の境目付近に大量の歪が蓄積されていると考えることが出来るのです。

上 記の日本全国の地殻変動データを見ると、茨城沖や千葉沖では矢印が短いのに、東北や中部では矢印が長くなっています。奇しくもその境目は行徳地震予知デー タなどで異常値を観測しているエリアなどと一致している上に、千葉沖や茨城沖の延長線上には「トリプルジャンクション」という世界最大級のプレート密集地 帯があるのです。


☆東京・東海M8.0級大地震に備えよ。いつ来てもおかしくない
URL http://gendai.ismedia.jp/articles/print/2697
 偶然?にも房総半島一帯では2009年頃から方位磁石が言うことを聞かなくなる程の強い磁場異常が発生しています。場所は上記で説明した円の範囲内です。


☆房総半島で方位磁石の南北が逆転する怪奇現象“磁気異常”が多発
URL http://karapaia.livedoor.biz/archives/52011404.html

引用:
千 葉県・房総半島で「磁気異常」という不可思議な現象が発生しているという。この事実に最初に気づいたのは、房総半島南端の野島崎で10年以上前から魚介類 調査を続けてきた海洋学者の辻維周氏。辻氏によれば、太平洋に突き出た野島崎では5~6年前から10度ほどコンパスの針がフラつく現象が始まっていたが、 2009年に入って狂いが極端になり、日によっては南北逆転や180度以上の誤差が生じたという。

2009年には、調査班が辻氏とともに 房総半島の海岸線を調査。すると、犬吠埼(いぬぼうさき)と約2キロメートル南の長崎鼻では磁針が完全に南北逆転し、フラフラと定まらなかった。九十九里 浜を南下するといったん正常に戻ったが、再び中間部の大網白里からは大きな狂い(東へ118度)が現れた。さらに御宿海岸からは西へ15~40度の誤差が 続き、野島崎で東へ45度、西端の洲崎灯台で東へ90度のズレが確認できたという。
:引用終了


しかも、今年入ってから千葉房総沖周囲ではイワシの大量打ち上げ&大量収穫報告も相次いでいます。おそらく、イワシのセンサーが磁場の異常を感知してしまった結果、混乱状態になってしまい海辺に押し寄せてきたのだと推測されます。


☆河口砂浜100mに大量のイワシ…「原因不明」
URL http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20121214-OYT1T00293.htm?from=ylist
 町は13日、住民から通報を受け、県勝浦水産事務所に連絡した。町などによると、同川河口の両岸の砂浜計約100メートルに、体長約20センチのマイワシの成魚などが何層にも重なり合って死んでいたという。同事務所では「原因はわからない」としている。

(2012年12月14日11時46分 読売新聞)
:引用終了


☆千葉県大原漁港に大量のイワシが打ち上げられる! 地元の人「港はイワシで一杯。すごい臭いがしてる」
URL http://rocketnews24.com/2012/06/04/218077/

引用:
千 葉県いすみ市の大原漁港で大量のイワシが打ち上げられていることが判明した。地元の人の話では、この現象は2012年6月3日昼頃から発生し現在(6月4 日14時半)になっても収拾のつかない状況であるという。イワシの総量は推定で数十トンにも上っており、近隣では魚の腐臭が漂い大変なことになっているよ うだ。

とあるTwitterユーザーが公開した画像を見ると、漁港内は無数のイワシで埋め尽くされた状態だ。船を出すのは困難と思われる。その様子はまさにイワシのじゅうたん。

地元船宿に問い合わせてみたところ、幸い漁港は1日から5日までの予定で休業しているとのこと。しかしイワシの大量打ち上げを受けて、漁師たちに召集がかかり、男性陣総出で対応に追われているようだ。

発生から2日が経ち、すでに港内は腐臭が漂っている。だが、全てのイワシを水揚げできるめどは立っていない。速やかに対処がとられると良いのだが……。
:引用終了


☆ツイッター @ryoshikobo
URL https://twitter.com/#!/ryoshikobo

引用:
大原漁港にイワシが大量に迷い混んで来ています。天変地異の前触れか?
異常な光景です!バケツに、何十杯でも拾えるよ!明日になったら、大変だなぁー…。後片付けが。
http://photozou.jp/photo/show/1014044/137898772
 @kepeliohana 漁民総出で、イワシの撤去作業です。重機等使えないので、300人掛かりで人力作業です。五分の一位片付いたかな?明日も作業かも知れません…。
:引用終了


イ ワシの大量報告は関東大震災や昭和三陸地震の時にも似たような報告がありました。ですので、関東東方沖に歪が大量蓄積されている情報や磁場異常が発生して いることなどを合わせて総合してみると、どうにも、トリプルジャンクション付近でとんでも無い事が発生している可能性が高いと考えられるのです。

そういえば、琵琶湖での大地震を予測している串田氏は「2008年7月3日から異常の観測が始まった」と述べていました。


多少のズレはありますが、千葉の磁場異常が悪化した時期も2009年前半からです。ふと思ったのですが、この2つはリンクしているのではないのでしょうか?
私も全ての情報を把握しているわけではないので断言は来ませんが、2008年後半から2009年前半に大きな異常が発生するキッカケがあったのかもしれません。


トリプルジャンクション付近での巨大地震発生時期に関しては、私もまだ断言はできません。地震の前兆を観測してい るラドン濃度や行徳地震予知データ、麒麟データなどで収束現象が発生するまでは、とりあえず安心だと私は見ていますが、大地震の前兆を伝えるシグナルがあ まりにも多いので油断はできません。


☆麒麟地震研究所‏@kirinjisinken
URL https://twitter.com/kirinjisinken

引用:
観 測機2レンジ99999のデータです。今日も最大クラス反応が継続して出現していました。少し赤の強い反応も出ていますが13時から10時間大きな反応は 出ていません。出現パターンが変なので注意が必要です。 #jishin pic.twitter.com/I9efwf5h
 いずれにせよ、本番は来年からだと私は予測しています。当ブログでは前にも取り上げましたが、NASAの公式発表によると2013年に太陽活動が極大期を迎える可能性が極めて高いのです。


☆2013年半ば?太陽の「極大期」に注目集まる
URL http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2781015/6617746

引用:
【1月3日 AFP】2011年は宇宙天気の観測にとって重要な年となりそうだ――太陽の「極大期」が迫っているからだ。

太陽の表面の状態は常に一定なのではなく、活動の少ない静かな時期と、嵐が吹く大荒れの時期があると聞くと驚く人も多いかもしれない。しかし、強い磁場が存在する太陽の黒点を2世紀にわたって観測してきた結果、太陽の活動には約11年の周期があることが分かっている。

最近の活動周期は1996年に始まっており、理由は不明だが、予測よりも長引いている。しかし、太陽がついに不活発な時期を終え、活動のクライマックスである極大期に近づいている兆候が現れている。

米海洋大気局(NOAA)宇宙天気予報センターのJoe Kunches氏によると、最新の予測では2013年半ばごろに極大期のピークに達するとみられている。しかし、地球上の季節と同様、ピークをはさんで極 大期が前後のどちらかに2年半程度、長引くことはあるという。

最も活発な時期、太陽からは電磁放射やコロナ質量放出(CME)がみられる。これらから生じる静電気の放電と強力な磁気嵐によって、インターネットとデータなしでは成り立たないわれわれの社会が依存している電子機器にも影響が生じるかもしれない。

それよりも脅威は少ないがやはり問題なのは、太陽フレアにより発生し、地球まで数分で届く高エネルギー荷電粒子だ。その最前線に静止軌道上の通信衛星や、衛星利用測位システム(GPS)用衛星がある。

■経済に打撃を与えることも

1994年1月にはカナダの通信衛星Anik-E2が静電気放電の影響で停止し、5か月間で5000万ドル(現在の為替レートで約40億円)規模の損害が 生じた。2005年には太陽嵐によって生じたX線で地上と衛星間の通信やGPS信号の受信が約10分間、中断したこともある。2010年4月には、北米の 通信を支えているインテルサット(Intelsat)の通信衛星「ギャラクシー15(Galaxy 15)」の地上との接続が途絶えたが、これもおそらく太陽活動の影響とみられている。

人工衛星メーカー、アストリウム (Astrium)のティエリ・デュアメル(Thierry Duhamel)氏によると、こうした影響を回避しようと衛星の設計者たちは、重量が増えることによるコスト増を承知の上で、より強固で十分実験済みの部 品や遮蔽(しゃへい)材を使おうとする。

一方、空ばかりか地上でも送電線やデータ通信、石油やガスのパイプラインなどに影響が出る可能性がある。

1859年、観測史上最大とされるCMEの際には、赤、紫、緑のオーロラが熱帯地方でも観測された。当時登場したばかりだった電報には支障が生じ、地磁気 誘導電流(geomagnetically-induced current、GIC)が流れた電線に触れた電信オペレーターが感電したり、電報用紙が燃えたこともあった。

約100年後の1989年の太陽フレアはずっと小さかったが、カナダのケベック(Quebec)州にある水力発電所を停止させ、9時間の停電で600万人が影響を受けた。

2008年に行われた米国の宇宙天気予報専門家のワークショップでは、1921年に発生したものと同程度の太陽嵐が今日起これば、主要な変電所350か所 で障害が生じ、1億3000万人以上が停電の被害を受けるとの予測が発表された。さらに大規模な太陽嵐が発生すれば、発生後1年間の損失は1兆~2兆ドル (約80~160兆円)にのぼり、完全復旧に4~10年かかる恐れもあるという。

NOAAのKunches氏は「極大期の影響につい ては誇張して話されている部分もあるかもしれないが、実際、太陽についてはまだわれわれが知らないことはたくさんある」と言う。「活動が活発でない時期や 極小期でも、太陽で非常に強力な磁場が生じることもある。いずれにせよ、太陽は周期的に変化しているのだ」(c)AFP/Annie Hautefeuille and Richard Ingham
:引用終了



強い太陽フレアは地球のマントルなどを刺激し、地殻変動を活発化させるため、大地震発生の引き金を引きます。事実、Mクラス以上の太陽フレアが地球を直撃すると、常に地球上でマグニチュード6以上の地震が発生しているのです。


☆独立行政法人:防災科学技術研究所『月の引力が地震の引き金に』
URL http://www.bosai.go.jp/press/pdf/20100128_01.pdf
 
 
ですので、NASAの発表が事実だとするならば、2013年は今までよりも遥かに多くの地震が発生する年になる可能性があるということなのです。
太陽の極大期は2013年の半ばになると予測されています。来年の夏は灼熱地獄&大地震のダブルパンチが来るかもしれません。

*注意:年末年始の大地震注意には変化ありません。現時点では目先、中規模地震に警戒です。

地震対策は以下の過去記事などを参照してください。


☆過去記事:私のしている災害対策用備蓄品の詳細と紹介
URL http://ameblo.jp/kennkou1/entry-11253827274.html



☆過去記事:大地震が発生したときの対処法。机に隠れるのは間違い!?非常用バックに入れるもの
URL http://ameblo.jp/kennkou1/entry-11194278543.html



☆大震災の経験者が語る大地震時の正しい知識
URL
http://www.satonao.com/column/variety/jishin.html