2012年8月15日水曜日

赤ちゃんが小児がん、神経芽腫。「一刻も早い避難を」と訴える御両親。東葛エリアでない千葉。 http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/53cdfbf00aba0bb0ccea694cd12f11a4 )首都圏放射性物質要注意】 千葉の日本分析センター。  この夏に入って7/9~16 セシウム合算70MBq/k㎡。  7/30~8/6で40MBq/k㎡。地表の降下物で確認されています。    セシウム134も137も検出されています。ことしの四月頭に検出されて以来のことです。まだ続いています。http://t.co/NwbWnAT5   またしても敗戦状態にある日本。きょうの敗戦記念日は、僕の肩には重くのしかかります。夢見も悪いです。  共和党の大統領候補のロムニー氏は、「我々は日本とは違う。今後10年、100年かけて没落し、困難に苦しむ国にはならない」と断言しています。アメリカから見た場合、3.11.による日本の更なる敗戦はあきらかで、それをむき出しで突きつけられているだけです。そのままが、現実です。こういう現実をいつまでも直視しない日本人、特に大半の東京人の感覚は、僕には超絶的な思考としか言えません。現実とは隔絶した人々と僕の意識の隔たりは大きいものがあります。90年代にソ連がどれだけ混迷したのかを知ればわかる話なのに。   さて、千葉県内のある大きな病院で治療を続けている親御さんのお手紙を転載いたします。これは、転地や保養の関連のプロジェクトにお申込みをされていた方です。それが、生まれて数か月のお子さんに小児がんが発覚した話です。東葛地域ではありませんが、千葉市内と同様に、県内では標準的に汚染されているエリア。土壌汚染で1000Bq/kgの汚染はふつうにあるだろうなという地域のお子さんです。親御さんが去年の3/15や3/20などの初期被曝が想定される日程の中で、それをどこまで避けられていたのかは、はっきりとはわかりません。しかし、汚染の状態が判明してから食べ物のと飲み物には気を使われていて、マスクもされていたと言います。食べ物のと飲み物の内部被ばくはまず避けられている。それ以外の吸気は完全にはわからないと、僕は読ませていただいて、思いました。  もちろん神経芽腫はまれな病気で、被曝が原因と断定するのは、難しいです。しかし、まず、この文章をお読みください。 ==================================================== こんばんは、 本日は、大切なお知らせがあり、メールさせていただきました。 先にプロジェクトのご通知をいただき、交通手段の確保や情報収集などの準備を進めてきたところです。 しかしながら、(ことし)4月に生まれた子どもの腹部に腫瘍が発見され、病院に緊急入院し、妻は子どもに付き添って病院に泊り込む事態となってしまいました。 これまでの検査により、小児がんの一種である「神経芽腫」との診断が下され、明日は、腫瘍の一部を採取し、その悪性度を判定するための手術を行う予定です。 病巣の詳細がすべて明らかになったわけではありませんが、担当医師からは、今後数ヶ月から1年程度、治療を続けることとなりそうだといわれております。 私たち夫婦は、原発事故以降、不要な外出を避け、水や食材に気を配り、できる限りの防御を心がけていただけに、わが子に下された診断に、残念な思いでいっぱいです。 腹部にできた腫瘍が、原発事故で放出された放射性物質の影響であるか否か、個別事例について科学的に証明することは困難なのかもしれません。 しかし、原発から撒き散らされた放射性物質による小児がんが、今まさに発生し始めており、今後それが統計的に明らかになってくるのではないでしょうか。 そう考えると、とても恐ろしい。 現在「神経芽腫」の年間発生件数は200程度だそうです。これから先、この病気のほか、白血病や脳腫瘍など、小児がんを発症する子供が増えてしまうのではないかと大変危惧しております。 多くの親御さんが、放射性物質の影響を心配しています。 一人でも多くの子供たちが避難を実現し、健康な体を保ち続けられることを願ってやみません。 そして、避難を躊躇されているご家族に対して、一刻も早く行動を起こされるよう、訴えたい気持ちでいっぱいです。 すみません、私どもの状況説明が長くなってしまいました・・・。 乱文にて失礼いたしました。取り急ぎご報告いたします。 【さらにこの後のメールより】 妻は、放射性物質の影響を早い段階から心配し、空間放射線モニターを携帯し放射線量の高い場所には近寄らないようにしていましたし、外出するときはマスクをつけ、水はペットボトルの水を使用し、食材は産地を吟味し、外食はほとんどしていません。 その意味では、我が家の食卓において、食材から体内に放射性物質が入る機会は、ゼロではないにしろ、他の家庭に比べて非常に少ないものと考えています。 しかし、子どもは小児がんになってしまいました。 病が放射性物質の影響だとすると、我が家の対策では不十分であったといわざるを得ません。 それは、経口・呼吸・皮膚からの吸収による内部被爆に加え、環境中の放射線による外部被曝の影響をより深刻に捉える必要があることを意味しています。 私は、妻が食や生活環境に配慮してくれているので、我が家では、放射性物質の影響を受けないものと高を括っている部分がありました。 これから治療にどれだけの時間がかかるのか分かりませんが、治療にめどがついたら、この先の対応について、真剣に考えなければならないと思っています。 病とその治療の過程いおいては、さまざまなことを考えさせられます。少しずつ自分の考えを整理していきたいと思っております。 ===================================================  神経芽腫に関しては、「南ドイツの放射能汚染された地域では,チエルノブイリ後,子供達に非常にまれな腫瘍が多くみられた(いわゆる神経芽細胞腫)」という記載がGesundheitliche Folgen von Tschernobyl - IPPNWにあります。「マインツ市小児がん登録制度のデ-タを用いた研究が1993年に発表された。1988年生まれの子どもで-事故の2年後、汚染度の高い地域で-小児腫瘍のなかでもまれな神経芽細胞腫が統計的に有意に増加していた。そのがんの頻度は土壌汚染度に比例して増えていた。」(この部分は「北陸医師の会」http://isinokai.blogspot.jp/2012/03/6-2007-lss-life-span-study-0.htmlの翻訳より)                               汚染のひどい南ドイツから同市に受診に来た子どもが多かったと言いいます。神経芽腫は小児がんの中でもまれです。生後まもなくであれば(一年以内)、比較的予後がよいとされるのが、本当に救いではあります。  こちらの病院では、小児のさまざまな患者が増えているとも聞きます。おそらく、関東エリアで、本当にまともな医師、特に小児に関して実態をそのまま見据えて、対応する小児科医であればあるほど、被爆に関連した疾病の発生に備えている状態だろうと僕は思います。しかし、関東圏で、本当にこのことを見据えて、血液像や甲状腺のチェックを、きちんと現場でおこなっている良心的医師は少ないです。というか本当に、なかなか見いだせない。こうしたことを、自分の診療の中できちんと突き詰めておこなう意志のあるお医者さんは是非僕にご連絡ください。困ったている人たちは、関東圏に多くいて、対応する医師は、本当にパンク寸前の状態なのです。→nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

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