2013年3月1日金曜日

【福島県民の被曝】グリーンピースがWHO報告書を強く批判. http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2931602/10368597 【3月1日 AFP】世界保健機関(World Health Organization、WHO)は28日、東京電力(TEPCO)福島第1原発事故により、同原発付近に住んでいた住民のがん発症リスクは高まったものの、それ以外の地域の住民の発症リスク増加はない見込みだとする報告書を発表した。反原発を唱える各団体からは、報告書を非難する声が上がっている。  報告書は、チェルノブイリ(Chernobyl)原発事故や、広島・長崎の原爆のデータ、その他の研究資料を基に、複雑な数学モデルを用いて作成された。  報告書によると、福島原発の20キロメートル圏内では、乳幼児期に放射能にさらされた女性が甲状腺がんを発症する確率は1.25%だった。これは、一般の日本人女性が甲状腺がんにかかる確率(0.75%)と比べ、70%高い。  WHOのマリア・ネイラ(Maria Neira)公衆衛生環境部門ディレクターによると、福島県の一部地域や県外では予想されるリスクは低いままで、基準値で通常みられる変動幅はあるものの、それ以上の変化は見られないという。  一方、国際環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)は、この報告書を激しく非難している。同団体の核放射線専門家、Rianne Teule氏は「WHOの報告書には欠陥があり、やるべきことの半分しか終えていない」と語り、「この報告書は明らかに原子力産業を保護するという政治的目的を持ったものであり、人々の健康を重視した科学的報告書ではない」と非難している。

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