2012年11月27日火曜日

『もんじゅ・西村裁判』芹沢昇雄. http://www.janjanblog.com/archives/82893 福井県敦賀市にある動燃(現:日本原子力研究開発機構)の高速増殖炉『もんじゅ』が95年12月8日にナトリュウム漏れ事故を越し、当時、動燃はその記録ビデオの改竄や隠蔽が発覚し大きな問題になった。動燃は内部調査機関を立ち上げざるを得ず、その責任者の一人として西村成生(総務部次長)が就き、その3回目の記者会見後の96年1月13日彼は「謎の死」を遂げた。しかし、遺書の存在からホテル8階の非常階段から飛び降りた「自殺」と認定され司法解剖もされなかった。トシ子夫人は「安全配慮義務違反」で提訴したが、1,2審とも棄却され今年1月31日最高裁からも棄却された。  トシ子夫人はご主人の「49日」を過ぎるまで夢中だったが、その後、次々と「不自然」だった事に気付いた。 ・通夜でもないのに中川秀直科技庁長官がが弔問に訪れ、遺体の顔を見るという奇妙な行動をした。 ・葬儀後、長官室に呼ばれ「生前に西村さんが何か言い残していないですか」と聞かれた。 ・葬儀は会社が仕切り必要以上に大げさな葬儀を設定し、マスコミや身内との接触を断たれ、公務死ではない一社員の葬儀に、梶山官房長官や田中眞紀子議員などが弔問に訪れた。 ・「遺書」の筆跡鑑定が夫のものではなく、使った「万年筆」も行方不明であり、遺書の最後に事務的に「以上」と記してあるのも不自然である。  以上は状況証拠だが、下記は「決定的証拠」である。 ① 8階から飛び降り「骨折」と報道されたが、救急搬送された聖路加国際病院から取り寄せた「レントゲン写真」は頭蓋骨はじめ脊髄など一切の骨折がなく、しかも、遺体は擦過傷程度であり、到底8階からの飛び降りでは説明がつかない。 ② ホテルは当日の「宿泊者名簿」を開示せず、西村がホテルに宿泊していた事実は確認されていない。(翌日の出張に手当ても出ない前日に都内のホテルに泊まることや、着替えも持たず出張はあり得ない) ③ 西村はホテルに届いた「FAX」をフロントに取りに来たというが、その「FAX」の存在が確認されず、ホテル泊の「アリバイ」作りのウソの可能性がある。 ④ 緊急搬送された聖路加国際病院では死亡認定時刻の6時50分に直腸温度(正確性の高い「死亡推定時刻」方法)を「27度」と記録し、逆算すると死亡時刻は12日22時~13日1時となり、警察発表(死体検案書)の死亡時刻5時頃(発見時刻直前)には死亡していたことになり、これは動かせない事実である。 ⑤ 「死亡時刻」の矛盾につてい、検視した監察医は深部体温(直腸)を計らず、何と「発見時刻から逆算した」と述べている。 ⑥ 更に、死体検案書の「転落したらしい」との記入を指摘されると、「警察からの伝聞」と答え、到底こんなもは「検視」などとは言えない。  以上の状況から記者も明らかに飛び降り自殺ではないと考える。  夫人はこの「DVD」の他に『週刊金曜日』や『新潮45』などでも訴えている。  僅か45歳の若さで「不信死」を遂げ、子どもを抱え夫の無念を今も追究し闘っているトシ子夫人に敬意を表し、多くに皆さんに感心を持って欲しいと思う。  尚、福島原発事故で「核燃料サイクル」は破綻したが、この事故を起こした【もんじゅ】はその後も停止したまま、今もその維持のため1日「5500万円」もの費用を無駄遣いしている。  この事件の詳細は下記のHPに詳しく出ている。 【西村裁判を応援する会】http://www.geocities.jp/shoso105/index7.html  DVD発売* * *「もんじゅ西村裁判」完成 \1.000(送料込)  郵便振替口座 00160-7-315121 通信欄 DVD希望:記入  加入者名:もんじゅ・西村裁判を応援する会 連絡先  :千代田区三崎町2-2-13-502 芹沢昇雄記者のプロフィール 【生育】1941年・東京生れ、埼玉在住 【現職】『NPO・中帰連平和記念館』理事 【影響を受けた人】「宮澤賢治、田中正造、杉原千畝、林竹二、・・・・」 【影響を受けた映画】「二十四の瞳、人間の条件、米、ひめゆりの塔・・・・」 【関心テーマ】「冤罪・教育・平和・福祉・労働」など 【趣味】「旅、山登り」 【市民記者登録】2004年 【記者のHP】http://serinobu.jimdo.com/ 「良い記事」と思った!

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