2012年11月25日日曜日
(橋下徹の政治と人間蔑視)
http://m-hyodo.com/election-5/#more-214
1 『モーニングバード』の軽さ
千葉の、国民の生活が第一立候補者の記者会見を見た。
千葉県は、もともと自由党時代から小沢と縁の強かったところとわかった。単身三宅雪子が乗り込むのではなさそうだ。
多くの仲間がいて、「生活」党からの立候補者も多い。海外メディアも注目するなかで、千葉県が「生活」党発信の中心となりそうだ。
今朝の『モーニングバード』で、例によって小さく三宅雪子の千葉での立候補を取り上げていた。
そのコメントはひどかった。
司会者もコメンテーターも不勉強で、結果的に嘘を垂れ流す。
今朝も「維新・みんな」以外を第4極に括って、もっとも考え方が違う政治家たちの野合のように解説していた。
国民連合を知らないのである。第1極に対抗するのが国民連合である。国民の生活が第一、社民党、新党大地・真民主、減税日本、新党日本、改革無所属などで構成。
次期衆院選で、消費税増税廃止・凍結、脱原発、TPP反対を共同公約と掲げる選挙協定まで結んでいる。 衆議院は地元に密着した人を選ぶべき、とコメンテーターの飯田泰之が口走ったのに呆れた。
このバカは、地元から出る自民党の60%が、既得権益にあぐらをかく世襲議員だとも知らないのだ。
地元から出ろといわれたら、新人に可能性のない土地など日本の殆どである。
マスメディアの石原慎太郎礼賛、反中国の姿勢が酷い。『モーニングバード』など、番組冒頭に「慎太郎万歳」と叫び、終わりに「打倒中国」と叫んで、早く幕を降ろしたらいいのだ。
2 橋下徹の政治と人間蔑視
『zakzak』の11月22日付けが「前原大臣に橋下流の求愛…維新“女性刺客”擁立せず」と題して次のように報じている。これほど橋下徹なる男のいかがわしさ、胡散臭さを物語るものはない。
「21日、大阪市で行われた日本維新の会の第3次公認候補発表。
(中略)
日本維新は府内全選挙区での候補擁立方針を掲げていたが、2区については「(橋下徹代表代行の)政治判断があった」(維新幹部)として擁立を見送る方向に。5区についても空白区となる可能性が高まった。
(中略)
日本維新の関係者によると、国家戦略相の前原誠司氏(50)らと対決することになる2区については、太陽の党推薦の女性新人をあてる方針だったが、「橋下徹代表代行の政治判断があった」(日本維新幹部)として擁立を見送る方向に。
(中略)
自民党前総裁の谷垣禎一氏(67)らが立候補する5区では、公認内定者もおらず、候補者擁立を見送ることが濃厚となった」
(引用終わり)
わたしは一貫して第3極などというものはない、と発言してきた。
平成の野合トリオ、慎太郎・橋下・渡辺は、第1極である。対米隷属、国民よりも、1%の富裕層に仕えるのが本質の第1極である。
それを橋下によって証明された形になった。民主党の前原、自民党の谷垣の選挙区には候補者をたてないというのだ。あきらかに仲間の共倒れを防止するためである。 こういう橋下徹の手法を、血脈から問題にする人は多い。これまでの世間を騒がせた橋下批判は、殆どかれの出自と絡む切り口だ。
しかしそれはあまり有効ではないように思われる。逆に、逆差別の反撃に遭うだけだ。問題にすべきは出自ではなく、やはり橋下の政治思想である。橋下の「維新八策」には夥しい未来の〈血〉が塗り込められている。
私たちは、未来から現在を見て、橋下の政治と人間蔑視を否定する必要があるのである。
さらに、『J-CASTニュース』(11月22日付け)が、「維新の山田宏前区長が突然「国替え」 石原伸晃氏への「刺客」回避した?」と題して次のように報じた。
「日本維新の会が目玉候補のひとりと位置づける山田宏前杉並区長(54)が「国替え出馬」することになり、その理由について憶測が広がっている。山田氏は衆院議員時代から杉並区(東京8区)が地盤で、その後も3期11年にわたって区長を務めたことから、知名度は抜群のはずだ。
ところが、2012年12月16日の衆院選で出馬することになったのは東京19区(国立市・国分寺市・小平市・西東京市)から。前回09年衆院選で8区から当選したのは自民党の石原伸晃前幹事長(55)で、伸晃氏とバッティングするのを避けたとの見方が出ている。
(中略)
同日、山田氏はブログで
「私は、長年お世話になりました杉並区でと希望しておりましたが、党本部からの要請で東京第19区となり、特に杉並区民の皆様には本当に申し訳なく思っております」 とつづり、11月19日に都庁で開いた会見でも、
「中学や高校は国立で故郷」と話しながらも、「本来は杉並から出たかった」とこぼした。国替えは、維新の方針だったことが分かる。では、その理由はどこにあるのか。09年の衆院選で東京8区から当選した石原伸晃氏をめぐる、2つの説が指摘されている。
ひとつが、「親ばか」説。伸晃氏の父親は維新の会代表の石原慎太郎氏。維新の会が、「親ばか」として知られる慎太郎氏に配慮して、伸晃氏に「刺客」を送るのを避けたとの見方だ」
(引用終わり)
ここで紹介されているもうひとつの理由とは、出ても勝てそうにないから、山田を鞍替えしたというものだ。
しかしこれは山田の悔しさを見ても的外れだ。山田には十分に勝算はあったのである。
橋下徹への人間不信が広がっている。それは大きく括って3点ある。
(1)「維新八策」の本質は、対米隷属、官僚隷属、弱肉強食の新自由主義、小泉・竹中政治の復活であること。
(2)日本維新の会に入党する政治家たちが、当選がおぼつかない、既成政党の三流政治家たちで、日本維新の会が選挙互助会として見られてきたこと。
(3)橋下徹の、政策をくるくると変える、無節操な野合を繰り返す、私利私欲の政治姿勢が明確になってきたこと。
まことに「維新八策」は、米国と財務省を喜ばせる政策のオンパレードである。
もし実現されると、日本は市場原理主義に席巻され、またぞろ日本各地に年越し派遣村ができるだろう。
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