2012年9月25日火曜日

<「日本は最悪・最低の人権無視の国」とドイツ科学者> http://blog.livedoor.jp/syukenzaimin/archives/52302098.html   ●日本に科学者はいるだろうか。福島の史上最悪放射能事件・破局的大惨事に対して、それを封じ込めようと行動する科学者がいない。元裁判長が一人現れたが、科学者は聞かない。人間と共存できない核・放射能に対して「手を出してはいけない、止めろ」と●科学的根拠に基づいて、正義の声を発する科学者さえも、筆者の耳に届いてこない。 マスコミが邪魔しているだけであろうか。そんなことはない。ネットを使えば、なんでも発進できるが、それもない。ということは、●日本のエセ科学者は原子力ムラにすべて取り込まれていることになろう。その点で、●欧米の科学者のほうが、はるかに良心的である。特にドイツの学者がネット掲示板で活躍、福島や東京の真実を公表している。●「日本は人権無視の最悪の国だ」と断罪しているのだ。その通りだろう。  海外で仕事をしている日本の新聞特派員は、欧米でのメディアに載る「JAPAN」という文字を見つけることに躍起となっている。それを翻訳して東京に送りつける。中には現地人アルバイトを使って、新聞や雑誌の中の「JAPAN」を見つけ出させている、とも聞く。  ところが、3・11で変化した。原発や放射能の影響についての「JAPAN」を封じている。だが、それらを善良な日本人は、ネット掲示板に載せている。筆者がそれを見つけたので紹介したい。ネット掲示板の中には、日本の嘘を暴くものも少なくない。 <ソ連の対応より悪い>   沢山の死者を出した旧ソ連のチェルノブイリ原発事件について、多くの日本人は、その対応のまずさを非難した。ソ連の政治体制批判にも発展したものである。欧米の多くは、そんな国を軽蔑した。そこには沢山の教訓が生まれた。ところが、●日本政府も電力会社も自治体も、それを学んでいなかった。    ●そんなチェルノブイリを検証してきた★ドイツのオットー・フーク放射線研究所長のレンクフェルダー所長は「日本政府の対応はソ連よりも悪い」と決めつけている。  筆者はチェルノブイリを見ていない。そう断定する材料が無かったのだが、ドイツ科学者のこうした指摘に頷くばかりである。菅直人内閣と野田佳彦内閣の罪状は、やはり途方も無く重いのだ。そんな人物がいまだに政権を牛耳っている。哀れ日本と日本人ということになろうか。 <チェルノブイリを超える破局的惨事>   彼は専門家として「福島はチェルノブイリの影響を超えると危惧している」とも語っている。理由も明らかにしている。「人口密度が高い。チェルノブイリの20倍だ。破壊された原子炉から、それぞれ●チェルノブイリの10倍から40倍の量の放射性物質があり、●今もメルトダウンが進行中。さらに住民避難が遅れ、避難範囲も(狭く)不十分だった」と明解に論じている。    以上の理由から、●日本政府は「ソ連政府の対応よりも悪い」と決めつけている。これに野田と原子力ムラはどう答えるか。それは政府・国会・民間の事故調査報告にもいえるのだろう。●チェルノブイリをしっかりと検証してきたドイツ科学者の良心からほとばしる指摘は、決して軽くはない。 <郡山も避難地区>    ●3・11直後のデータから、彼は現場から60キロ離れた郡山市の住民について●「直ちに避難させるべきだった」とも断じた。ああ、これは何ということか。政府は30キロ圏外を「健康に影響はない」と宣伝し、現在もそうしているし、最近になって帰村を勧めているではないか。  ●無知をよいことに、いい加減すぎる対応をしているのだ。それにしても、原発に身をゆだねた代償は計り知れない。これの行政責任一つとっても万死に値する。それでいて、●法律家・科学者が行動していない日本に、ただただ愕然とするばかりだ。  こんな日本人にした元凶は?    江戸時代からの儒教による愚民政策・お上の権威に屈する日本人意識・集団主義も関係しているのだろう。●自立しない・思考しない日本人に、問題の根っこがあるのかもしれない。 <ひどい政府・東電の人権無視>    ●ドイツ放射線研究所長は、日本政府の対応のひどさをも指摘する。「日本政府は国際的評価尺度で福島を4とした。その後に5とした。さらに7と認めた。これは日本国民を騙したことになる」  ●日本政府は3・11直後から国民を欺き、騙してきたのであるが、これに正常に反応出来なかった市民ばかりだった。●欧米の科学者からすると、こんなひどい政府の存在に愕然とするのだ。日本人の民度が測定された場面だった。    ●少なくとも新聞テレビの一つくらい噛みついてしかるべきだったが、それもなかった。●議会も裁判所も言論界もそろって政府の騙しに子羊のように沈黙し、従ったことになる。●これが日本と日本人の姿なのである。   彼はさも日本のジャーナリストの代表のように、東電を断罪した。●政府・議会・マスコミが追及しない東電に対して「いかに人権を無視したか、無知な対応を取ったか。それが今も続いている」とも決めつけた。  ●日本に彼のような正義と勇気のある科学者が存在しないことに、改めて愕然とするばかりである。●国民に奉仕しない学問は、むしろ有害無益である。 <地下水に到達するとアウト>    ●ドイツ・バイエルン州の環境団体の会報誌が、ドイツ放射線防護協会会長のインタビュー記事を載せている。会長の名前を確認できなかったが、彼の発言も専門家としてのものだから、その指摘は重い。  ●「もはや原発事故の被害を食い止めることは出来ない」と断じる。原子力ムラの言い分を否定している。●筆者が「核と人間・地球は共存できない」と主張する理由でもある。    「メルトスルーした燃料が地下水に到達しないことを祈るのみだ」と福島を総括した。●メルトダウンした核燃料棒は、格納容器を突きぬけて地中にのめり込んでいる。●それが海水を汚染しているであろうことは容易に想像できる。同時に、それが地下水にも?    ●地下水が放射能に汚染されると、それこそ重大な事態を発生させる。あるいは、嘘と隠ぺいの政府・マスコミによって、この事実が隠されていないだろうか。実に恐ろしい。この世に神仏などいないのだろうが、●こんな場面では誰しもが「祈る」という言葉しか出てこない。 <汚染地域食べ物キャンペーンに驚愕>   皇国史観を県民に植え付けようとしている、などと非難を浴びている埼玉県の上田知事が、東北の瓦礫受け入れ宣言を行ったらしい。石原都知事の右にならったものだろう。★不思議だ。東京の瓦礫受け入れ地区の江東区の放射線は、異常に高い。大田区の焼却場でも、燃やすと濃縮するため、ここも高いと専門家に教えてもらったばかりだ。   これが風によって都内に舞いあがり、それを吸い込むと内部被曝になる。●低線量の内部被曝の恐怖は、チェルノブイリやスリーマイルで判明している。内部被曝は、このほか汚染食品から起きる。    ●この科学者が一番驚いていることは ★「汚染地域で生産した食品を政府挙げて食べようキャンペーンをしていることだ。全く理解できない」と吐き捨てる。●日本政府挙げて内部被曝を推奨している、●こんな政府・自治体があっていいのだろうか。まともな日本政府ではない、そう非難しているのであろう。  <まともな計測器で測れ>  先般、品川区から線量計を借りて測定したのだが、とてもではないが、立派な測定器といえる代物ではなかった。第一、●プルトニウムやストロンチウムなどの●猛毒放射性物質を測定できない。  お上は、知られたくない測定結果を封じ込もうと言うのだろう。●ドイツの科学者は「まともな測定器は高価。市民に手が届かない」という。そこで、●そのための支援を始めている、というのである。  本来、人間の命を守るために財閥・富豪は資金援助すべきなのだが、原子力ムラの一翼を担っている金持ちは金を出さない。そのため、まともな測定器がないのだ。そうすることで、●政府と自治体は汚染地区で野菜などを生産し、それを首都圏などの食卓に運んでいるのである。★これはマンガではないか。   <東京はキエフと同じ扱い>   チェルノブイリの教訓の一つを、実は福島でも実践している。ドイツ科学者の指摘だ。それは「人口の多いところを避難地域に指定できない」という政治的な理由からである。   ●チェルノブイリのキエフに相当するのが、東京・首都圏ということになる。●菅直人は当時、首都圏3000万人の避難を想定したようだが、そうなると、日本滅亡を意味するため、それは出来ない。こうした政治判断ではなかったろうか。ドイツのこの科学者が、あえて名前を公表しなかった理由なのかもしれない。    東北人と首都圏人に対して福島は、覚悟を必要としている。そうして考えると、官邸包囲デモの市民の怒りが、今後とも消えることはない。●イデオロギーなど無意味だ。●脱原発政権を打ち立てることこそが、日本の将来を約束するのであろう。●隣国との軋轢などに熱中している時間など無い。  ●命がけで54基の原発を封じ込めることでしか、日本人は生きられないのだ。まともな科学者と法律家はいないのか。

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