2012年7月23日月曜日

(TPP参加に向けての国民無視の暴走を止める.平成24年7月11日.東京大学 鈴木宣弘) http://notpp.jp/2012_07_11_Prof_Nobuhiro_Suzuki.html はじめに-いま動かないと取り返しがつかない. 1. TPPの本質. 2. 誰のためのTPPか? 「農業対国益」ではない. 3. 失うものが最大で得るものが最小の史上最悪の選択肢. 4. これまでの経緯-国民無視の「ポチ外交」の暴走を許すのか. 民主主義国家の体を成さない政策決定プロセス. 5. 深刻な一連の情報操作. 「殺人罪」でも捕まらない日本社会の異常. 6. 震災復興とTPP. 目先のコストの安さに目を奪われてはならない-食料の位置づけ. 7. TPPによる農林水産業、国土、地域の崩壊. 8. 農業のせいで従来のFTAが決まらなかったのだからショック療法しかない? 農業が障害だからいままで進まなかった、だからTPPしかない、という議論がありますが、これもウソです. 9. 所得補償するからゼロ関税でも大丈夫? <米関税ゼロの場合> (14,000円-3,000円)÷60キロ× 900万トン=1.65兆円. 10. 食品の安全基準は各国が決められる? (BSE(狂牛病)-国民の命守る基準を「露払い」で差し出す愚行. 遺伝子組換え食品が世界を覆う. いまも危険なポストハーベスト農薬もさらに緩和.) 11. 食料に対する国民の意識. 安さに目がくらむ消費者になぜなったのか. 競争力でなく食料戦略が米国の輸出力を支える. 日本は従属してしか生きていけないのか. 日本人が自らを否定してしまって良いのか. (12. 過保護な日本農業にショック療法を? しかも、農業は過保護なんだからTPPでショック療法しなければいけないんじゃないのかと思っている人がいるかもしれませんが、これも間違いです.) (13. いまこそ冷静な選択を. アジア、EUとの柔軟で互恵的な経済連携が世界の均衡ある発展につながる.) 「TPPでアジアの成長を取り込む、TPPがアジア太平洋のルールになるから乗り遅れるな」のウソ. 14.( 強い農林水産業のための対案.TPPの懸念で農村現場がすでに壊されている.) (15. 自分たちの食は自分たちが守る. 食に安さだけを追求することは命を削り、次世代に負担を強いること. 食の安全にかかわる重大な情報が開示されていない.) ( おわりに.何のために政治家がいるのか.保身と見返りを求めて、国民を見捨てて生き延びても、そんな人生は楽しいか. 支え合う社会を取り戻そう.)

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