2012年4月19日木曜日

http://tanakaryusaku.jp/2012/04/0004135 【原発再稼働】 民主党議員が悲鳴 「集団無理心中したくない」 大飯原発の再稼働に反対する超党派の国会議員と市民がきょう、国会内で緊急集会を開いた。6党(民主党・新党きづな・公明党・みんなの党・共産党・社民党)から30人の議員が賛同し、市民約40人が全国各地から駆け付けた。  「全ての原発再稼働」に向けて旗を振る仙谷由人政調会長代行が壟断する民主党からは9人が名を連ねた。強権的な手法をとる仙谷氏の意向に反して再稼働反対を表明するのは、勇気のいることだ。  谷岡郁子議員が、途中退席した大河原雅子議員のメッセージを代弁した。「仙谷さんは『集団自殺』と言ったが、私たちは『集団無理心中』したくない」。原発再稼働に反対する世論の風圧を受ける、多くの民主党議員の悲鳴だ。  俳優兼サラリーマンの山本太郎さんもマイクを握った。「日本の未来をわずか4人(首相、官房長官、経産相、原発事故担当相)で決めてしまう処に暴走族のOBみたいな人(仙谷氏を指す)が出てきて口を出す。地震津波に対する備えがデタラメなことがハッキリした原発を、再稼働させようという狂った状況がある。もしものことがあった場合、国も電力会社も何もしないことがハッキリしている」。  山本太郎さんが話しているのは、ごくあたり前なことなのだが、電事連や電力総連に選挙の面倒を見てもらいたい議員には、その常識がないのだろうか。 もんじゅと美浜原発の地元、福井県美浜町から参加した松下照幸さんは次のようにスピーチした。「現政権はあまりにも強引すぎる。福島の事故が起きた時の規制体制のまま再稼働しようとしている。大飯原発の東側を3つの断層群が走っているが、それを評価していない。にもかかわらず再稼働しようとしている」。原発銀座で暮らす松下さんは危機感を募らせる。  会場には鯉のぼりが掲げられた(写真下段)。「子供の日(5月5日)」には、日本中の原発がすべて止まる。子供たちに「原発ゼロ」をプレゼントしようという意味が込められているのだが、願いは“仙谷執行部”に届くだろうか。

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