2012年4月9日月曜日

http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20120402152652540 (新基準値超えた食品 出荷停止対象に) (食品中の放射性セシウムの新基準値)  食品中の放射性セシウムの新基準値が1日から適用される。肉や魚、穀類など一般食品の1キログラム当たりの新基準値は100ベクレル、水道水やペットボトルの水は10ベクレル、子どもへの配慮から牛乳と乳児用食品は50ベクレル。東京電力福島第1原発事故後の昨年3月に設定された暫定規制値より大幅に厳しくなる。新基準値を超えた食品は出荷停止の対象となる。  厚生労働省が3月1〜30日に公表した自治体の食品の検査結果を本紙が集計したところ、一般食品で100ベクレルを超えたのは、岩手、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、東京、千葉、静岡の10都県の57品目377件に上った。このうち暫定規制値(500ベクレル)超えは、岩手、宮城、福島、茨城、山形の5県の15品目42件。新基準値の適用で出荷停止の対象となる品目や地域は増えるとみられる。  100ベクレル超えが最も多いのが福島で40品目168件。次いで茨城が18品目53件、群馬が7品目47件、栃木が7品目38件。千葉は5品目27件、東京は1品目1件。100ベクレルを超えた品目の内訳では、魚類が36品目で最多。ヒラメやカレイ、スズキなど福島県沖のものが多いが、茨城や栃木、群馬などの海や川の水産物も含まれた。野菜類は加工したものを含め9品目で、シイタケやタケノコなど。肉類は牛肉や野生動物のイノシシやヤマドリなど7品目だった。  国は新基準値の半分の50ベクレルを超えた品目の検査を強化するよう、福島や関東1都6県など17都県に要請している。

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