2012年6月12日火曜日

フクシマの女たちの叫びが、官邸には聞こえていない。 フクシマの男たちの悲しみが、野田には伝わらない。 フクシマの子どもたちの悲鳴が、霞が関には届かない。 「原発いらない福島の女たち」の呼びかけで7日、大飯原発の再稼働に抗議の意思を表すダイ・イン(Die-in)が首相官邸前で行われた。   ダイ・インに先駆けて、福島から上京した女性たち10人が内閣府を訪問。大飯原発の再稼働を やめるよう求める野田総理大臣宛ての要望書を提出した。メンバーの一人、高橋幸子さんは、 「福島第一原発事故の責任を誰もとっていない。野田首相が自分が責任を取るというが何ができるのか。あり得ない」と涙を流しながら野田総理を批判した。   また、今回のダイインを企画した黒田節子さんは、「私たちは不安の中で暮らしている。 何も対策が打たれないまま、またプールが始まる。私たちは日々被ばくしている。福島のことをもっと知って欲しい。そうすれば、再稼働の「さ」の字も出て来ないはず。」と強­い口調で訴えた。   その後、首都圏の女性など50人とともに、官邸前でダイインを実施。アベマリアのギターの音色のなか、およそ10分間、静かに路上に横たわった。 官邸前には、歌手の加藤登­紀子さんが駆けつけたほか、社民党の福島瑞穂党首はダイ・インに参加した。

0 件のコメント: