2012年1月28日土曜日

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-186480-storytopic-247.html  恩納村、浦添市に事務所を構え、福島原発から半径200キロ圏内に居住する妊婦や子育て家庭を対象に、沖縄への移住や避難を支援する「つなぐ光」。中川角司さん(49)が事務局長を務め、震災直後の3月18日からボランティアや県内の支援団体と連携して活動している。  2011年10月10日現在、34世帯94人が滞在支援を利用し、うち27世帯78人が移住を決めた。  重点を置いているのは、沖縄に移住を希望する被災者が「来るため」の支援。実際にしばらく沖縄に滞在して移住の準備を整えてもらうため、NPO法人プロミスキーパーズと共に恩納村にある「ゆいまーるの杜」を運営し、2週間から1カ月の一時避難を受け入れている。 利用者の半数以上は沖縄に来て1週間ほど心と体を休めた後、レンタカーを借りて移住地探しに奔走する。当初は移住希望でなくとも、子どもが外でのびのびと遊び、体調が改善していく様子を目の当たりにして、移住を決意する家庭もあった。  「友達が1人でもいれば移住は成功する」と中川さん。中川さんは、移住は物件や職探し以上に、人とのつながりが大切だと強調する。ゆいまーるの杜では支援者や支援団体によるイベントが不定期で企画されているほか、当番制の掃除や食事の支度を通して利用者同士が自然と交流できるようになっている。 利用者は小学生までの幼い子ども連れの家庭が多く、境遇が近い。子育てに関する情報や不安、悩み、被災体験を分かち合っているという。ゆいまーるの杜を出た後も、近所に移住を決めて子どもを同じ学校に通わせるなど、つながり続けている家庭もある。  ゆいまーるの杜の施設を利用し、こうした活動ができるのは今年の3月末まで。それまでの通信費や光熱費、交通費などの確保が今後の課題だ。「せめて3月末まではなんとか活動したい」と中川さんは話している。 (比嘉弓絵) ◇「つなぐ光」 (ホームページ)http://tsunaguhikari.jp (ブログ)http://tsunaguhikari.ti-da.net/ (メールアドレス)tsunaguhikari@gmail.com 【恩納村本部】 恩納村瀬良垣1404‐1 シーサイドビラ203 (電話・FAX)098(966)1103 【浦添事務所】 浦添市仲間1‐1‐5‐106 (電話・FAX)098(943)3693

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