2013年5月4日土曜日
甲状腺検査問題でスクープ記事を連発する毎日新聞に,福島県立医大が嫌がらせの抗議文を送付.みんなで抗議と応援を!! <たんぽぽ舎>
2.「川内博史探検隊」ビデオを見て.爆発の起きた場所─5階は確か。そして4階も情況証拠から見て爆発.
http://chikyuza.net/n/archives/33786 …
福島県民健康調査を実施している福島県立医科大が4月24日、
毎日新聞に抗議文を送りつけた。福島県立医科大が、甲状腺検査で
通常行うべき検査項目のうち、4つの観察項目を省略していたとの
報道に対し、「事実に反している」と反論している。
毎日新聞といえば、これまで、「秘密会」の暴露をはじめ、「県外避難者、後回
し」など、県民健康調査問題に関するスクープを連発。山下俊一教授を追い込み、
検討委員会座長退任の道筋をつくるなど大きな役割を果たしてきた。
今回、強く抗議せざるをえなかったのは、「検査項目省略」という事実が、
あまりにも重大なため、福島県立医科大の立場を揺るがすからであろう。
翌日にOurPlanetTVには、検査項目の省略を裏付ける資料が掲載されており、
毎日新聞の報道が正しいことは、疑いようがない。
いずれにしても、抗議文によって、毎日新聞の上層部が萎縮しないよう
毎日新聞には抗議に負けないよう、またどんどん継続取材をするよう激励を、
そして、福島県立医科大にはバカな抗議は取り下げ、情報の透明性を高めるよう、
声を大にする必要がある。
信頼の失墜している福島県立医科大には、今年、信頼回復のための
リスクコミュニケーション強化費用として、環境省は700万円の予算を
計上しているが、安心安全キャンペーンにムダな費用をかけるのではなく
情報公開こそきちんとしろ!と抗議の声をあげていこう。
*毎日新聞の記事「福島、子供の甲状腺検査 4観察項目省略、公表せず」
http://mainichi.jp/opinion/news/20130422ddm003040127000c.html
*県立医科大の抗議文「平成25年4月22日の毎日新聞報道について」
http://fukushima-mimamori.jp/urgent-info/2013/04/000092.html
*OurPlanetTVの記事「【資料は語る1】甲状腺検査で診断を省略」
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node%2F1577
<毎日新聞への負けるな応援連絡先>
メール https://form.mainichi.co.jp/toiawase/index.html
代表電話 03(3212)0321
社会部FAX 03(3212)0635
<福島県立医科大への抗議連絡先>
メール:kenkan@fmu.ac.jp
電話:024-549-5130
3.「川内博史探検隊」ビデオを見て(3)
| 爆発の起きた場所─5階は確か。そして4階も情況証拠から見て爆発
| この記事はたんぽぽ舎メールマガジン4/12付【TMM:No1804】「地震で
| 損壊、否定できず」】へのコメントです
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
4階に達したとき、ビデオには意外なものが映ります。上から光が降り注ぎ、
まるで外に出たかのように明るいのです。
これは一体何を意味するかというと、5階フロアの壁が吹き飛んだ際に、5階
と4階の大物搬入口を塞いでいたはずの「鉄板」が飛んでいたのです。しかし約
1.5トンの板は、現在何処にあるか分かっていません。4階フロアに落下して
いたのならばとうに見つかっているはずですが、見当たらないのでおそらく5階
フロアにあるだろうと思われます。
爆発の起きた場所─5階は確か。そして4階も情況証拠から見て爆発。
しかし5階フロアで爆発が起き、すさまじい爆風で天井が落ち、4階フロアも
メチャクチャ、東電の玉井企画部部長も「瓦礫だらけ」と危険を指摘した4階フ
ロアには、上から爆風が落ちてきたはずです。それなのに仕切りの鉄板は上に飛
んでいったことになります。それは物理的には困難な現象でしょう。
実際、4階フロアの壊れ方は、とても5階の爆風によるものだけとは考えられ
ないほどの惨状を呈しています。
例えば、むき出しになった配管類。これら配管は全て断熱材が巻かれていまし
た。多くはIC(非常用復水器)へとつながり、又、炉心へと送られる配管や、
ICへの給水用の配管と思われますが、ビデオでは、どれがどの配管なのかはっ
きりは分かりません。しかしはっきり分かるのは、巻かれていたはずの断熱材が
ずたずたに引き裂かれていることです。中には配管の損傷を調査するために東電
がはがしたものがあるかも知れませんが、総てがそうであるはずはなくICその
ものを含めて引きちぎられたようになっている断熱材は、この場所で強力な爆発
が起きたと考えた方が自然です。
また、天井にあるダクトの破損状況も相当なものです。
ダクトも、内部から破裂したように見える損傷部分や外部から強力な爆風で押
しつぶされたように見えるもの、あるいはもう引きちぎられて原型さえ止めない
ものなど、大量の残骸となってあちこちに散乱しています。これもまた、5階の
爆風によるものというより4階で爆発があった証拠に見えます。
4階で爆発が起きる可能性は、この場所に水素が滞留することを意味しますが、
5階フロアに出た水素が下に位置する4階に下がることはありません。4階で爆
発が起きたとしたら、その水素は4階以下で圧力容器側から漏れ出したと考えら
れ、そうなれば圧力バウンダリからの漏出、つまり密封の破壊が考えられ、その
原因が地震と原発事故情報によるものではないかと疑われるわけです。
4階フロアの破壊の状況をもっと詳細に検証し、どの方向から爆発の圧力が掛
かっていったかを調べる必要があるのです
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