2013年10月27日日曜日

ドイツ支部のALEX.ROSEN博士とAngelika Claußen博士から 「国連科学委員会UNSCEARの報告書は、福島第1原発事故による健康への実際の影響を、体系的に過小評価した」 Ärzte: Gesundheitliche Auswirkungen werden systematisch unterschätzt UNSCEAR-Bericht zu Fukushimafolgen http://www.ippnw.de/startseite/artikel/cc6f4c8bd1/aerzte-gesundheitliche-auswirkungen.html ドイツ、アメリカ、スイス、フランス、イタリア、ナイジェリア、マレーシア、エジプト、オランダのIPPNW(核戦争反対国際医師団体)の医師達は国連科学委員会の福島第1原発事故による健康への影響ついての報告を分析して,国連科学委員会(UNSCEAR)の報告は福島第1原発事故で放射線の真の影響について軽視しており公に間違った報告をしていると批判した。 福島第1原発事故による放射線被曝によって起こる癌は,被災者たちには明らかに増加しないというUNSCEARの報告に医師達は批判した UNSCEARのメンバーにより作られた報告は,国際原子力機関(IAEA)と東京電力と日本の原子力当局からの情報を使い、それ以外の放射線量の報告や多数のレポートや様々な放射線測定量を考慮しないで無視してしまったがために、UNSCEARは盲目な状態である。 UNSCEARは日本において中立で独立した機関や研究機関が福島の健康へ影響についての結果を批判していることや、高放射線量の測定報告について無視している. UNSCEARはWHOの計算した被曝量を基礎としているため、日本国民の身体全体の実際の放射線被曝量を少なく計算している。 胎児は放射線の感受性が高いことや、最近の新しい放射線生物学などを計算に入れていない。 そして低線量被曝による健康影響や、遺伝への影響(低線量被曝による遺伝の調査結果)などが考慮されていない。 UNSCEARは、日本において癌が増加することを認めているが統計では増えないとしている。また、癌になるのは,福島原発事故による放射性降下物が原因である事も明らかにしていない。 彼らは、タバコ業界やアスベスト産業が何十年も行なった戦略方法を使っている。 医師は、患者が健康であることを心から望んでいる。 人間は健康で生きる権利を持っており、健全な環境の中で生活する事を望んでいる。 日本で汚染された地域の住民は、現在、人間のこの基本的権利をもつことも否定されたままである。 福島県では放射線による影響で数万人の癌が発生すると推定される。 住民が健康リスクについて心配するのを、統計的に否定するのは非人間的である。 今では科学的に低線量でも癌を引き起こす可能性があることが認められている。 放射線には「ここまでは無害である」と言う放射線線量値はない。 放射腺による慢性被曝は、白血病、リンパ腫、腫瘍、心臓血管疾患、白内障、免疫疾患などが発生する。 何十年もの間、子供と胎児は特に放射線に敏感であることが知られている。 この理由で医師は、可能な限り、放射線被曝から子どもと妊婦を守ろうとしている。 福島第1原発の複数の原子炉のメルトダウンにより膨大な放射線が放出され、放射性雲により広大な地域に拡大された。 幸運に、東京は風向きによって,福島第1原発からの膨大な放射線から(ある程度は)免れたのである。 しかし福島県の周辺の住民達は、2年半以上,高い放射腺にさらされている。 福島県庁は、放射線を予防するためのヨウ素錠剤も住民に配布しないで人々を防護することもしなかった。 そして子どもたちの年間被ばく許容量を20ミリシーベルトに増加したのである. 福島では、通学路や公園の遊び場や校庭などの入り口に注意書きが掲示されている。 福島産の食品は政策的なキャンペーンで支援され、学校給食でも使用されている。 福島第一原発事故はまだ進行中であり、破損された原発は防護もされていなく,まだ危険な状態である。 そして原子炉は集中的に冷却され続けなければならない状態である。 福島第1原発は汚染水が漏れ、毎日太平洋に数百トンの放射能汚染水が流出している。 1~2年のデータを今後数十年も引き継ぐので、今、決定的な科学的結論を出すのは疑問であると警告したい。 UNSCEAR報告書では福島の18人の子供達がすでに甲状腺癌の手術を受け、続いて25人の子供が癌になる疑いを報告している. 福島の住民のただ一つの甲状線癌のケースだけを取り上げ,もっともらしく報告している。 続いてしなければならないことは(甲状腺癌だけではなく)次の十年間に放射線被曝による他の疾病も観察されなければならない。 人間は、自分の医療診断記録を見てセカンドオピニオンを得る権利を持っているが、福島の子供たちは、現在どちらも拒否されている状態である(セカンドオピニオンを得ることや、放射線被曝による他の~甲状腺ガン以外の~疾病も観察されなければならないが、それを拒否されている) また、特に若い家族(子供)を持つ人たちや、妊娠中の女性は、健康への心配があるので、汚染された地域から避難するための支援も必要であるが、代わりに、彼ら(福島県庁と日本政府)は、巧みなプロパガンダ・キャンペーンを行い、効果のない除染を行ない、福島県に被災者たちがとどまることを奨励している。 各個人(各市民)が、福島で現在も進行中の福島第1原発の危険な状態や福島原発事故で被災した被災者たちのことや放射腺による健康影響などについて考えるなら、強力な原発推進派組織の影響を受けない、独立した研究者たちが福島の健康影響を研究しなければならないこと。健康で生きること、健全な環境で生きることも、全ての人間の権利であるということを考えなければならない。 全ての人間の生きる権利を守る為に,我々IPPNWの医師たちは、原発ロビー(UNSCEAR)の報告書に対して批判するのである。 (EMI.KIyomizu訳)

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