2015年2月26日木曜日

IPPNWドイツ支部。 " 永遠に原発事故は人間にとって重要な問題である。" (IPPNW-Anzeige zum Fukushimajahrestag 2015) http://www.ippnw.de/aktiv-werden/kampagnen/tschernobylanzeige.html " 永遠に原発事故は人間にとって重要な問題である。" IPPNWドイツ支部は3月11日におきた福島第1原発事故についての記事をドイツ新聞に掲載する計画をした、 IPPNW(核戦争防止国際医師団体)はチェルノブイル原発事故と福島第1原発事故について、今まで悲惨な事実をドイツ新聞に掲載してきた。 28年前の4月26日にチェルノブイル原発事故が起こり、3月11日に福島第1原発事故が起こり4年目になる。 原発事故による放射腺で人間の健康被害が発生しており、自然も破壊された。 日本の福島県は福島第1原発事故の放射線による原因で病気(甲状腺癌)が現在、明らかに増加している。 福島第1原発事故後に、ドイツ政府は8つの原発機を緊急に停止したが、現在も9つの原発機が稼動している状態である。 原発の稼動で、毎日核廃棄物が発生し、この核廃棄物を保管する場所もない状態である。 この数年はエネルギー政策はIPPNWにとって重要なテーマであり、現在も非常に重要な点である。 自然エネルギーに転換する政策は各国にとっても非常に重要な問題である。特に放射腺廃棄物は重要な問題点である。 私達は未来の子供たちや孫たちへ、放射腺廃棄物の負担をさせることはできない。私達は放射腺による健康被害も減少させる事もできない状態である。 日本政府は日本の経済界の利益の為に原発の再稼動をする。数百万年も核廃棄物を保管しなければならない。誰も放射腺による人間の体に与える危険性を正確に知ることもできない。 IPPNWドイツ支部はチェルノブイル原発事故と福島第1原発事故による放射腺から私たちの子孫を守る為に議論をする必要があると思っている。 私達は原発事故による放射腺の健康被害を決して忘れてはいけない。 IPPNWドイツ支部は、福島第1原発事故の記事をドイツ新聞に掲載する為に署名と寄付金の支援を願っている。 数十年間、電力会社は、原発の稼動で巨額の利益を得た。 チェルノブイル原発事故や福島第1原発事故でドイツ政府は原発を廃止する事を決定した。 原発を廃止する為の費用や。核廃棄物の保管する費用は電力会社が支払う必要があるが、実際には電力会社が費用を支払わないで国民の税金で支払っている。 ドイツ政府が原発を停止した為に電気会社が150億ユーロ以上の補償金の請求をしており、ドイツ政府は、国民の税金で支払っている状態である。 ドイツでは電力会社E.ONは、原発事業を原発を推進する銀行に将来、譲渡したいと思っており、原発の解体費用や核廃棄物を処分する費用はE.ONは自分達が支払わない様に計画している。 原発企業は、原発の解体と放射線廃棄物を処分する仕事で将来、数十億の利益を得る事になる。 原発企業は、原発の解体や核廃棄物から出る放射腺による国民の健康の危険性には全く興味は持っていない。 原発やウラン鉱山の採掘で出た放射性廃棄物は放射腺量が高い場合は、他の材料と混合して、埋立地や道路建設に使用されている。これにより、国民の放射線被曝が増加している。 ドイツでは、高線量の核廃棄物の保管する場所もない状態で、将来の世代に負担をかける事になる。 原発企業は核廃棄物を収集して、埋立地や道路建設に利用して莫大な利益を得ており、私達は狂気の世界で生きているのである。 "原発稼動で多くの放射腺廃棄物が出て原発企業は多くの利益を得ている" 政府は、核廃棄物の保管する場所を調査する必要がある。核廃棄物により、国民は長期間において、生命と健康の危険にさらされている政府は、国民を危険から守らなければならない。 IPPNWドイツ支部は要請する。 1.IPPNWドイツ支部は残りの原発をすぐ廃止して、これ以上の核廃棄物の生産をしない事を要請する。 2.原発企業は核廃棄物の処理する為の費用を支払う責任がある。 3.原発企業は核廃棄物の処理をする時、国民の健康を守らなければならない。原発企業は原発を稼動して得る利益しか考えていない。日本も同じである。 4.原発企業は電気エネルキ゛-を勝手に決定してはいけない。国民達が決定しなければならない。IPPNWドイツ支部は以上の4項目を要請する (EMI.KIYOMIZU訳)

2015年2月7日土曜日

ドイツテレビZDF「フクシマでの甲状腺がん症例増加」 オリジナル(ドイツ語) http://www.3sat.de/page/?source=/nano/medizin/158270/index.html この子供たちはまだ読み書きはできない しかし、放射線が何かということはもう知っている そしてそれが危険になり得ることも。 「あの滑り台では遊んじゃいけないんだよ」 「線量が高いから」 「ここの穴にね、放射能が入ってるから」 子供たちは線量計を首から提げている 「これで線量を測るんだ、高いから」 原発最悪事故がどのような影響を子供たちに与えたか ベルリン在住の小児科医アレックス・ローゼン氏は調査している 数年前から彼は核戦争防止国際医師会議(IPPNW)と共に 日本の医師たちをサポートしている 現地の学者、医者と密接に協力し合い データを集め、評価分析している このことは日本では、公には過小評価されている 親たちがかなり圧力をかけたので、それでやっと、検査が行なわれるようになった しかし出てきたのはおぞましい結果だった (アレックス・ローゼン医師、IPPNW・核戦争防止国際医師会議) 官庁では最初は、検査をしてもなにも特筆すべきことは出てこないだろう、と言っていました そしてこの検査は、市民たちを安心させるために行なわれたのです ただ、我々が確認したことは、原発事故から約4年経った現在 112人の子供たちに極めて高いガンの疑いがあること そしてその中の80人はガンが、大きく発達しているか、転移していて、すでに手術が必要な状態でした 2011年4月、事故が起きてからまもなく、検査が始まった 2年ごとに子供たちは検査を受けることになっている これで、統計の数字が変化するかどうか確認できるからだ そして本当に、数字は変化した 今回6万人の子供たちが検査を受けたが、 2年前よりガンが見つかった子供たちの数は増えている 58%の子供たちの甲状腺に結節やのう胞が見つかっている これは2年前と比べて10%増だ こうした結節やのう胞は良性で害がない場合もあるが、悪性の腫瘍に発達する可能性もある (アレックス・ローゼン) フクシマの事故で大量の放射性ヨウ素が、発生したことがわかっています 放射性ヨウ素というのは、体内で「悪者」だとは認められず 通常と同じヨウ素として扱われてしまいます 甲状腺は、甲状腺ホルモンをつくるため、ヨウ素を必要とするので、その放射性ヨウ素が甲状腺に取り込まれてしまい、それにより周囲の組織が放射線で被ばくしてしまうのです 危険はまだ過ぎ去っていない この学校のすぐそばであるお母さんが線量を測定すると、ほぼ毎時36マイクロシーベルト これは自然放射線量の約150倍である [自然放射線量は、除染目標の放射線量の間違いだと思われます] つまり、一時間ごとにレントゲン撮影をするのと同じだ それでも公には、数値ではっ きり認められるような健康への影響があるとは考えられない、 と言われている (アレックス・ローゼン) それに対して私ははっきり反論します まだそのような予測を述べるには時期が早すぎるのと、それに、誰がその予測をしているか見極める必要があります 国連の科学委員会UNSCEARは核物質の放射線による健康への影響を調査していますが、この委員会は各国の原子力を推進する経済界に、所属しているメンバーでできています ということは、まるでニコチンの体への影響を調べるのに、国連の科学的調査をする委員会のメンバーが、タバコ業界の面々ででできている、というのと同じです フクシマの子供たちがおかれている情況を見れば、なんとも皮肉なことだ 彼らは、何が自分たちを待ち構えているか、よくわかっている 「僕の結節は陽性だった」 「僕たちは白血病か皮膚ガンになって死ぬんだ」 ヤナ・ガルヴェ報告 フクシマでの甲状腺がん症例増加 IPPNWは「スクリーニング効果」の可能性を否定 日本のフクシマでの原発事故から4年、甲状腺がん症例の数が増加 IPPNW・核戦争防止国際医師会議が2015年1月6日に発表したところによると、二度目の甲状腺検査で結節やのう胞が確認された子供たちの率が増加したことがわかった。一度目のスクリーニング調査で検査を受けた60,505人の子供たちが二度目の検査を受けたが、そのほぼ58%に結節やのう胞が確認された。一度目のスクリーニングではこの率は48.5%だった。 この発表によれば第一のスクリーニングでは84人の子供たちが甲状腺ガンと診断され、すでに転移し始めていたという。日本政府がこの高い数字を「スクリーニング効果」だと主張していることを、IPPNWは批判している。スクリーニング効 果とは、大量の検査が行なわれたため、通常ではあとになってから発見される症例まで見つかってしまうことを言う。 IPPNWは、二度目の検査で新症例が発見されたことから、スクリーニング効果ではもう説明が つかない、と反論する。IPPNW副議長のアレックス・ローゼン氏は、フクシマ地方の市民に対し包括的な健康診断を行なうことを要求している。「原子力事故の長期的な健康 への影響に関し、判断を下すにはまだ時期が早すぎるが、この検査結果はかなり憂慮に値する」とローゼン氏は言う。 翻訳:無限遠点