2013年1月2日水曜日

福島原発周辺の地域で「要介護」の状態になった住人が激増. チェルノブイリでは思考の遅延、記憶障害、高次運動機能障害などが発生

福島原発周辺の地域で「要介護」の状態になった住人が激増. 

チェルノブイリでは思考の遅延、記憶障害、高次運動機能障害などが発生.


第2章 汚染除去作業員


                                                                          
自 発的であれ、強制であれ、事情を知っている場合であろうとなかろうと、汚染除去作業員は、チェルノブイリ大惨事の被害拡大を抑えるために、自らの生命と健 康を犠牲にした。彼らが行った任務のおかげで、他の人々がより最悪な危害をこうむるのを防ぐことができた。作業員は私たちから尊敬されている。しかしなが ら、不幸なことに彼らは、火災や有毒物質、放射線被ばくの犠牲となったばかりでない。無能な官僚たちによって彼らの病状とその経過が明らかにされず、適切 な治療が保証されず、社会的にも金銭的にも支援されず、別の面でも犠牲となったのである。
こ れらの事情のもと、個々の人々の被ばく線量値は正確にわかっていない。この状況をいっそう困難にしているのは、これら汚染除去作業員が旧ソ連各地から動員 され、任務が終了したのち故郷に帰ったということである。今日では作業員は、旧ソ連全体に分散し、住所氏名が把握できるのは彼らの半数にすぎない。そし て、彼らのごく一部だけが定期的な検査の対象となっているのである。

問診票には紛らわしい質問が並べられ、意図的に誤解が生み出される仕組みになっていた。たとえば、「放射線被ばくによってある病気が引き起こされたか」という質問は「チェルノブイリ事故の結果として病気が出現したか」という質問に置き換えられた。それに加えて、がん以外の病気と放射線被ばくとの関連については、無視された-広島・長崎からのデ-タ解析による長年の知見があるにもかかわらず、そして、テキストや参考図書、国際機関からのレポ-トには言及されていないことをよいことに・・
この議論のインチキ論法はしばしば用いられている。

つまり、がんではない- 
 ゆえに、放射線によって引き起こされたものではない                        したがって、チェルノブイリ事故の結果ではない- 以上、終わり
現在、とても多くの汚染除去作業員たちが病気になり、さまざまな病(やまい)を同時に背負っている3)。1992年9月にベルリンで放射線被害者に関する第2回世界会議が行われた。ミンスクのゲオルギ-・レプチン教授(=チェルノブイリ汚染除去作業員ユニオンの副会長)は「すでに70,000人の作業員が病気になり、13,000人が死亡した」と述べている4)。
がん研究者のイワノフの調査で、ロシアでは汚染除去作業員の白血病リスクは、150~300mSv被ばくした場合に2倍となることがわかった。この増加傾向は1986年~1996年の期間にピ-クがあり、その後1996~2003年にはおさまってきた。また脳血管障害の発病率も増加しており、特に6ヵ月以内に150mSvも浴びた作業員に顕著であった5)。
  同じイワノフは、ロシアの汚染除去作業員たちの死亡リスクと放射線量との関係性を調査し、次の結論をえた6)。 47,820人もの人々をコホ-ト研究(下記ご参照)し、中央値128mGy(=128ミリシ-ベルト)を被ばくした群では死亡率が有意に増加していた。固形悪性新生物(=がん)による死亡の過剰相対リスクは0.74/Gy(訳注:ある集団の通常のがん死が100名だとすると、1グレイ被ばくすることによって、174名に増えるという意味である。なお1Gy=1,000mGy)であり、心臓血管性疾患による死亡は1.01/Gy、全ての死亡は0.42/Gyであった。


(参照:コホ-ト研究とは疫学調査の手法の1つである。たとえば放射能を被ばくした集団と被ばくしていない集団を一定期間追跡し、病気の発生率を比較することで、原因と疾病発生の関連を調べる観察的研究である。集団を前向きに追跡しているので、被ばくから病気の発生までの過程を時間を追って観察することができる)


2002年にウクライナ健康省は、病気として登録された汚染除去作業員の割合が1987年から2002年までの間に21.8%から92.7%に大幅に増加したと発表した。大惨事の19周年追悼式でパリのウクライナ大使館は作業員の94%が病気であると発表した7)。 2005年秋、キエフの医師たちは約2,000人の作業員が病気であり、今日ではその数は106,000人にのぼると述べている。しかし、ロシアやベラル-シにはそれに相当するデ-タはない。
旧ソ連に汚染除去作業員の登録記録(知られている限りであるが)がいくつか存在する。10,000人の作業員がウズベキスタンで登録されている。大惨事以降5年以内に8.3%の者が何かしらの病気を持つこととなった。事故以後10年で作業員の73.8%が病気になり、500人以上が死亡した。作業員の68.8%が4~5種類の病気にかかっている。960名の作業員と200名 の一般住民の罹病率とを比較した場合、前者では次の病気の罹病率が著しくに高いことがわかった:慢性脳循環不全症、自律神経失調症(起立性低血圧症)、慢 性胃炎、十二指腸粘膜の慢性的炎症、慢性肝炎、胃十二指腸潰瘍、慢性胆のう炎、高血圧症、虚血性心疾患、慢性気管支炎、慢性腎盂腎炎、前立腺の慢性炎症、 脊椎の退行性病変8)。
2005年ホリシュナ氏はウクライナの男性作業員の死亡率を調査し発表した。1989年から2005年の7年間に、1000人当たりの死亡率が3.0人から16.6人へと5倍も増加していた。一方、同年齢の一般労働者では4.1人から6.0人になっていた9)。
2005年9月初めにウィ-ンで開催されたチェルノブイリ・フォ-ラム会議(国連の組織)でウクライナ緊急事態省補佐官テチュアナ・アモソバは次のような発言をした。ウクライナでは、父親である汚染除去作業員がその職務遂行後に死亡したために、17,000以上の家族が国から給付金を受けていると10)。
エドムンド・レングフェルダ-は、いろんな情報源からデ-タを集め、汚染除去作業員の死亡数は5万から10万人と推定した11)。
さまざまな調査にもとづき、A.ヤブロコフ12)は、2005年までに112,000~125,000人 の汚染除去作業員が死亡したと推定した。ロシアとウクライナの死亡率に関する研究では、作業員のおもな死亡原因は、悪性疾患のほかに、がん以外の病気と重 篤な多発性疾患(訳注:多くの病気を併発している状態)などが重要である。複数の病気に同時罹患するのは被ばくによる早期老化の一つの型であろうと思われ る。電離放射線(下記ご参照)被ばくによってどのようにして老化が早まるのであろうか?

(電離放射線:原子は原子核とその周りをまわっている電子からできている。電離とは放射線によってこの電子が原子から弾き飛ばされることを言う。ここでは放射線と同じ意味で使われている)
2.1 放射線被ばくによる早期老化作用
ロシアとベラル-シ、ウクライナでの多くの研究で電離放射線は老化作用を促進することがわかった。ベベシコらウクライナの科学者は放射線による老化促進は正常な老化作用のモデルとなるかもしれないと述べている13)。
 
 放射線は細胞構造にも細胞機能にも作用し、分子と遺伝子レベルで障害を与える。放射線の細胞障害と細胞変性は正常老化作用の際に働く生物学的メカニズムと同じかあるいは似かよっている;フリ-ラジカルの悪影響、DNAの不正修復、免疫システムの機能低下、脂質代謝の異常、神経系の組織変性など(ベベシコら、2006年)。
 放射線を浴びた原爆生存者を対象に前方視的疫学調査を行ったところ、平均余命ががん以外の病気のためにかなり短縮していた14)。
 ロシアとベラル-シ、ウクライナの汚染除去作業員での調査では、成人病の発病時期が正常老化作用で現れるよりも10~15年早く見られた15)。 まとめると次のようになる。
  • 血管の老化が早まった-特に脳の血管-そして冠動脈16)。 
  • 老人性白内障、眼底血管の動脈硬化、そして早期視野狭窄17)。 
  • 中枢神経系障害のため高次知的認知能力の喪失18)。
  • 抗酸化システム-外的損害因子による細胞染色体の損傷の修復を担う-の安定性の喪失19)。 
P.フェディルコの報告によれば、放射線白内障(ある閾値以下では起きない)や放射線網膜症のような特有な目の病気がある。放射線を浴びなくても加齢によって同じことが起きることを考えれば、放射線は目の老化を促進するといえるであろう。
エレナ・ブルラコバらは、低線量の0.0416、0.00416、0.000416mGy/分でト-タル0.0006~1.2 Gyのγ線(セシウム137)を照射する動物実験を行った。放射線を浴びた動物から細胞を採取し、その遺伝子と細胞膜について種々の生物物理学・生化学的パラメ-タを調べた。全体として、異常な線量依存がみられた。しかし、線量/効果の関係は一定ではなく非直線的で異なった特徴を持っていた。低線量被ばくは一般に傷害因子の効果を増強させた。照射の影響は対象動物の出力パラメ-タ-に依存していた。低線量をある間隔で小分けに照射した場合は、一回にまとめて照射するよりも障害の程度が大きかった。
 
同じブルラコバらの研究によれば、放射線照射は動物でも人でも、細胞膜の構造と特性、抗酸化物質活性とその濃度、調節酵素の活性などに悪影響を与えた。これはいわゆるペトカウ効果20) (訳注:1972年ペトカウが発見した現象で、少量で慢性的な放射線照射は高線量の短時間照射よりも細胞膜に与える影響はより大きいというものである。ラルフ・グロイブ、アーネスト・スターングラス共著「人間と環境への低レベル放射能の脅威」あけび書房2011年より)かそれ以上のものである。 トコフェノ-ルやビタミンA 、セルロプラスミンのような抗酸化物質が減少し、フリ-ラジカルとその副産物が増え、細胞膜が硬くなり、脂質の流動性が悪くなり、タンパク質成分が変性した。結局、老化現象で起きると同じことが-単に程度が違うだけで-放射線で起きていた。
ブルラコバ曰く「汚染除去作業員は一般の人より10年から15年 早く年をとる。同じことは動物でも見られる。動物の場合でも“放射線不安症“や“放射能恐怖症”という病名がつくのだろうか(訳注:WHOに対する皮 肉)」。彼女は、可能な治療として抗酸化物質を勧めている。しかし、適量が基本となる。なぜなら、量が多すぎると副作用が出るからである。動物実験では鶏 白血病の初期段階-発病80日から250日まで-の進行を遅らせる効果があった21)。
2.2がんと白血病
1986年と1987年にチェルノブイリで働いた汚染除去作業員(ロシア人)のあいだで白血病が統計学的に有意に増加した23)。 ロシアからの情報によれば、多くの作業員が現在病気にかかっており、特に白血病、肺がん、その他の腫瘍性疾患に苦しんでいる24)。 ジュリア・マロ-バによると作業員たちはおもに肺と気道のがんを病んでいる25)。
オケアノフ26)らによれば、ベラル-シの汚染除去作業員たちのあいだで対照集団(ビテブスク地域の住民)に比較して、肺や結腸、膀胱、腎、甲状腺のがんが有意に増加していた(p<0.05) 27)。
(訳注:p値とは例えば、100回、同じ検定を行った場合に、そのうち**回は誤った結論を得る確率、ということである。p<0.05という値は“100回中誤った結論を得る確率は5回未満”という意味である。したがって数字が小さいほど統計的に正しいということになる。通常は0.05以下を有意差ありという)
ところが、作業員たちの発病の相対的リスクは対照集団と比較しても-甲状腺がんを除いて-近年(1997年~2000年)まで有意な増加はなかった。すなわち発病までに12‐15年の潜伏期があったということになる。作業員たちのあいだでは、がん(全てのタイプ)の1年の平均的増加率は5.5%であった。しかし、北ベラル-シの比較的汚染の少ないビテブスク地域ではわずか1.5%であった(p<0.05)。結腸がんの比較では、作業員とビテブスク地域の成人では年平均がそれぞれ9.4%と3.2%の増加であった(p<0.05)。腎がんではそれぞれ8.0%と6.5%の増加(p<0.05)、膀胱がんではそれぞれ6.5%と3.8%の増加であった(p<0.05)。
とくに長期間しかも高濃度放射線を被ばくした作業員たちでは、がんに侵される率はさらに高かった。また、作業員たちのあいだでも、高濃度汚染のホメリ(ゴメリ)地域で生活していた人々では発がん率は特に高かった。
2.3 神経系への損傷
                        
 1990年秋の初めベラル-シの精神科医コンドラシェンコ(ミンスク)は次のように警告した「大惨事の影響で、放射線に被ばくした人々の脳に病理学的変化がみられ、注意が必要である!」28)。また、セミパラチンスク(カザフスタン)の核兵器実験地域周辺からの重要な記録(10年 間)がある。それによれば、その地域で生活している村民たちは神経障害や知覚障害、頭痛に苦しんでいた。このような情報があるにもかかわらず西側諸国では 真剣に受け取らず、むしろ逆に、チェルノブイリ事故後に起こった多くの健康問題は放射線のせいでなく、ヒステリ-反応と決めつけ、“放射線恐怖症” 29)という病気 をでっち上げた30)。
キエフのパラギュイン生化学研究所のナデイダ・グラヤはチェルノブイリ地域に住む(棲む)人と動物の神経細胞を研究し、神経系にみられる損傷の原因は放射線への恐怖のためではなく、放射線のため組織が実際に深刻な障害を受けたためであると報告している31)。
亡くなった汚染除去作業員たちを検死したところ、その48%は死因が血栓症あるいは循環障害によるものであった。がんは28%の割合で、死因の第2位であった。地域の除染を命じられた旧ソ連軍兵士たちのうち20,000人は治療あるいは研究のプログラムに参加している。彼らの多くは精神的にも肉体的にも重篤な状態にあり、この辛い経験に対処することが困難であると思っている32)。
ベルン大学病院耳鼻咽喉科のアンドレアス・アルノルドによれば、多くの汚染除去作業員たちが苦しんでいる浮動性めまいの症状は中枢神経系の損傷によるものである33)。 また、作業員として働いたあと、多くの者が運転中に睡魔に襲われるため、その後の仕事をあきらめねばならなかった34)。
2.4 精神疾患
1993年1月13日発刊のモスクワタイムズの報道によれば、サンクトペテルブルクにあるクリニックで汚染除去作業員1600人を検診したところ、その80%が深刻な精神的問題に苦しんでいるという結果であった35)。 また、医療的援助を求めている作業員たちの40%は記憶喪失などの精神神経疾患に苦しんでいることがわかった。
数千人の汚染除去作業員のうち数十人は失語症や抑うつ状態、記憶障害、集中力の喪失に苦しんでいる36)。  放射線障害モスクワセンタ-に勤務する精神科医ジュリア・マロ-ヴァは作業員の健康問題にとりわけ関心をもち、次のように説明している-私たちの理論 は、何らかの理由で、脳への血流が以前に、またおそらくは今でも減少しつづけているというものである。このようなタイプの疾患は作業員では他の被害者より も多くみられる。
汚染除去作業員にみられる他の症状としてとりわけ多いのが慢性疲労症候群である。 ロガノフスキ-(2000,2003)によれば、0.3シ-ベルト以下の被ばくを受けた人の26%が慢性疲労症候群の診断基準に該当する。作業員では、慢性疲労症候群の頻度は、1990年から1995年では65.5%であったが、1995年から2001年では10.5%に減少していた。一方、いわゆるメタボリック症候群Xは同様の比較で15%から48.2%に増加していた。慢性疲労症候群やメタボリック症候群X は他の精神神経疾患や身体的疾患への前症状とみなされている。慢性疲労症候群はまた、環境的な影響を受けやすいと考えられており、また神経変性や認識障害、精神神経障害の前駆症状ともみなされている。大脳の左半球のほうが右半球よりも傷つきやすいようだ。
P.フ ロ-ル・ヘンリ-の報告によれば、さまざまなうつ状態、あるいは統合失調症や慢性疲労症候群のような症状は汚染除去作業員に非常に多く見られ、脳の器質的 変化(右ききでは主に左半球の)を伴っており、脳波検査によって客観的に診断できる。彼らの考えでは、これは、さまざまな神経的、精神的疾患が0.15~0.5シ-ベルトの放射線ひばくで引き起こされるということを示しているようだ。
放射線被ばくの症状は早期老化という形でも現れてくる。そしてこれらの神経的老化症状は被ばくの時期が若ければ若いほど、より早く、より深刻に現れる。
彼はまた、脳波検査で脳の左半球に異常を示す疾患は、急性の 放射線障害の作業員にも見られたと報告している。また、驚いたことに、これらの精神的疾患や脳波変化は、アフガニスタン侵攻に参加したロシアの退役軍人に は見られなかった。その理由は、これらの兵士たちが大きな外傷的ストレスにさらされたが、放射線被ばくを受けなかったためであろう。ただし、チェリノブイ リの作業員と違い、彼らは故郷で英雄とみなされることはなかった。
一方、チェリノブイリの作業員と第1次湾岸戦争やボスニア戦争の退役軍人に、磁気共鳴画像法や脳波検査、ポジトロン断層撮影法などの検査を行ったところ、脳の変化は両者で極めて酷似していることがわかった。P.フロ-ル・ヘンリ-の考えによれば、これは湾岸戦争やボスニア戦争での劣化ウランを含むロケット弾の使用に関係があるという。ロケットは空中にウラニウム238酸化物のほこりを放出し、人々に吸入された。そして、ウラン238に暴露された人たちが日本(1945年)の原爆被ばく者と同じような精神神経学的症候群に進行していった。
ロシア科学アカデミ-の神経生理学研究所のL.A.ザボロンコバと公衆衛生省放射線研究所のN.B.ホロドヴァは汚染除去作業員たちに神経学的調査をしたところ(37)、高次認知機能や精神機能が損なわれていた。それらは、思考の遅延、疲労の増大、視覚性・言語性記憶障害、高次運動機能障害などである。これらの症状は早期老化によるものと類似していた。
“フランス-ドイツ チェルノブイリ・イニシアティブ”での研究(訳注:独・仏で資金を出した研究と思われる)では、標準化された系統的精神科面接法(ロマネンコら)を用い調査したところ、精神的障害は汚染除去作業員の36%にまで増加していた。一方、ウクライナ全人口では20.5%であった。うつ病ではこの頻度増加がさらに著しく、汚染除去作業員では24.5%に対しウクライナ全人口で9.1%だった。(デミッテナイア-ら 2004 )
1986年から1987年までチェリノブイリ周辺の規制区域で仕事をしていた汚染除去作業員-特に、その後も同地に住み続け、合計3年から5年間過ごした作業員たち-では精神神経学的障害が増えつづけている。そして、250mSv以上の被ばくを受けた作業員では80.5%に、250mSv以下では21.4%に障害がみられた。(p<0.001)(ニャ-グら.2004 )ロガノフスキ-は1990年以降統合失調症の頻度が増加していると報じている;一般の人では人口10,000人当たり1.1人なのに比べ、作業員では5.4人であった。別の報告では、チェリノブイリ地域で生活し、労働していた人々のあいだでは統合失調症の発生頻度は他のウクライナ人に比較して1986年から1997年の期間では2.4倍に、1990年から1997年の期間では3.4倍になっていた。(ロガノフスキ-&ロガノフスカヤ 2000 )
2.5 循環器疾患
                                   
WHOによる研究ではロシアの汚染除去作業員のあいだで循環器疾患が有意に増加していたことがわかった38)。
ロシアの情報によると、現在もなお多数の作業員が循環器疾患をわずらい、苦しんでいる39)。 イワノフ(1999)の調査によればロシアの作業員では心血管疾患のリスクが40%増えていた40)。
D.ラジュ-クはベラル-シ出身の汚染除去作業員の心血管系疾患を調べた41)。1992~1997年の観察期間で、作業員の間では通常と比較して致命的な心疾患が著明に増加していることがわかった(22.1% 対 2.5%)。これが放射能による血管へのダメ-ジか否かについてはいまだ議論中である。
2.6 その他の病気
WHOが行った研究では、ロシア人汚染除去作業員では胃腸炎、感染症、寄生虫関連疾患と同様に、血液疾患、内分泌疾患が有意に増加していた42)。
ロシアの情報によると、現在、多くの汚染除去作業員が胃腸炎に苦しんでいる43)。
ウクライナ医学アカデミ-の放射線医学研究所に所属するパベル・フェディルコは、彼が調べた5,200人の汚染除去作業員の95%が白内障や黄斑変性、慢性の結膜炎といった眼の病気に悩まされていると報告した44)。
エレナ・ブルラコバは長期間にわたり、低線量被ばくの影響を細胞レベルで調べてきた45-47)。汚染除去作業員やさまざまな人を対象とした研究では、特に子どもや30歳未満の若年者において、低線量被ばくは抗酸化系保護機能を破壊することが明らかになった。彼女は「早く年をとる」と述べている(訳注:前出、2.1ご参照)48)。
下記の表2.はヤリリン の調査結果である。12の疾病グル-プの有病率が汚染除去作業員の中で、どのように変化してきたかが示されている。たった7年間でこれらの数値がいかに増えたか注目に値するだろう49)。
表2.汚染除去作業員の疾患別患者数(10,000人あたり)50)
疾病/臓器グル-プ
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
感染、寄生虫
36
96
197
276
325
360
388
414
腫瘍
20
76
180
297
393
499
564
621
悪性新生物
13
24
40
62
85
119
159
184
内分泌機能
96
335
764
1,340
2,020
2,850
3,740
4,300
血液、造血器
15
44
96
140
191
220
226
218
精神症状
621
9,487
1,580
2,550
3,380
3,930
4,540
4,930
神経、感覚器
232
790
1,810
2,880
4,100
5,850
8,110
9,890
循環器
183
537
1,150
1,910
2,450
3,090
3,770
4,250
呼吸器
645
1,770
3,730
5,630
6,390
6,950
7,010
7,110
消化器
82
487
1,270
2,350
3,210
4,200
5,290
6,100
泌尿器
34
112
253
424
646
903
1,180
1,410
皮膚、皮下組織
46
160
365
556
686
747
756
726
2.7  汚染除去作業員の子どもたち
汚 染除去作業員の子どもの遺伝子を調べたところ、非常に多くの変異が発見された。ハイファ大学の研究によれば次のようなことが明らかになった。チェルノブイ リ清掃作業をする前に授かった子どもたちとその後に生まれた子どもたちを比較したところ、後者では遺伝子変異をもつ確率が7倍になっていた。これらの変異は重症疾患に直接結びつくものではないが、それらは未来の世代へと受け継がれていくことになる。変異は事故後すぐ授かった子どもたちで特に多く、事故から時間が経過するにしたがって減少した。子どもたちの父親は50~200 mSVの放射能を浴びていた。これは原子力発電所の職員の被ばく量のおおよそ10年分に相当する51)。
シェバン教授と同僚のプリレブスラヤは、汚染除去作業員の子どもたちに甲状腺がんが発生するのか調べるため、700人を対象としたコホ-ト研究を行った。その結果、作業員の子どもたちは被ばくしていない両親をもつ子どもたちよりも甲状腺がんの発生率が有意に高かった52)。しかし、なぜこうなるのか理由はよくわかっていない。
ツィブは、汚染除去作業員の子どもたちとオブニスクス(低汚染地域)の子どもたち(ロシア)を比較したところ、前者ではすべての種類の病気でその頻度が有意に上昇していた(1994年~2002年)。特にがんや白血病、先天奇形、内分泌代謝疾患は精神障害や行動異常と同程度に増加していた。何年かたつと泌尿生殖器、神経、感覚器の病気も増えた。これらの病気は特に1999年に多かった53)。
世界が憂慮する新政権、この夏が正念場、虹色の非核・非戦ネットワークを! http://chikyuza.net/n/archives/29597 2013年 1月 2日 時代をみる 加藤哲郎安倍政権 <加藤哲郎(かとうてつろう):一橋大学名誉教授・早稲田大学客員教授> ◆2013.1.1 新年ですが、門松も松飾りもやめました。12月総選挙の国民の選択の結果は、たった2週間ですが、厳しく重苦しい新年を予感させます。4割の得票で8割の議席を独占した安倍晋三・自公新政権は、「景気回復」をうたって、財界の支持と円高緩和・株価1万円大台のご祝儀相場を得ました。とはいえ内閣支持率は59%、あの民主党菅内閣発足時にも及びません。真っ先にすべきは、違憲の疑い濃厚な選挙制度の改革、一票の格差是正なはずなのに、勝てば官軍でまた先送り。民主党政権から唯一引き継いだ消費税増税の条件作りに、日銀の独立性などどこ吹く風、2%インフレターゲットにひた走ります。復興予算の見直しと称して、いったん削られた大型公共事業の復活、仮設住宅で2度目の正月を迎えた震災被災者への生活支援は、二の次です。消費税増税は社会保障改革と一体だったはずなのに、貧困層を直撃する生活保護費の1割カットは4月にも実施とか。9条改憲「国防軍」創設は、公明党との連立でトーンダウンしても、集団的自衛権見直しと96条の改憲条件緩和の環境作りには早々と手をつけ、夏の参院選の結果次第で本番突入のかまえです。沖縄県民の感情を逆撫でするように、防衛省は、なんとあのオスプレイの自衛隊配備を計画、いったいこの国は、どこに向かうのでしょう。 ◆3・11福島原発事故について、もともと安倍首相はA級戦犯の一人です。2006年の総理答弁書で、「地震、津波等の自然災害への対策を含めた原子炉の安全性については経済産業省が審査し、その審査の妥当性について原子力安全委員会が確認しているもの」「原子炉の冷却ができない事態が生じないように安全の確保に万全を期している」と明言していたのですから。それが政権に復帰したら、「原子力ムラ」の熱い期待を受けて、「新規原発もありうる」「核燃サイクルも続ける」と再稼働一直線です。なにしろ安倍首相は、「福島第一原発は津波を受けて電源を確保できなかったが、福島第二原発は対応した。(宮城県の東北電力)女川原発もそうだ」と、選挙前なら電力会社でさえ裏声でしかいえなかった本音を公言する始末ですから。故郷を失った福島県民の痛み、こどもたちの放射能被害をおそれるおかあさんたちの心配は、この首相の視界にはないようです。むしろ原発を「潜在的核抑止力」と位置づける石破自民党幹事長、核武装そのものを主張する石原・日本維新の会代表と共に、参院選後の改憲で目論む「国防軍」創設がいかなるものであるかを、暗示しています。 ◆もっとも安倍首相の夢見る「美しい国ニッポン」は、世界から警戒され、監視されています。昨年はアメリカでオバマ大統領が再選されたばかりでなく、中国に習近平体制が生まれ、フランス、ロシア、韓国、メキシコ等でも政権交代がありました。世襲の北朝鮮も新体制です。東アジアでは、日米関係よりも米中関係が、日韓関係よりも中韓関係が、いまや重みを増しています。そうした世界から、安倍内閣は「タカ派」「右翼」はもとより、「極右」「ファシスト」とさえ評されています。ドイツの新聞は「原子力推進派が再び権力の座に」とも。民主党への失望と日本経済の閉塞から自公政権を許してしまった国民の中でも、脱原発の希望や「国防軍」の拒否は、なお多数派です。夏の参院選で、改憲勢力に3分の2の議席を与えることは、国際社会から孤立し、核武装徴兵国家に近づくことを意味します。この夏が、正念場です。3.1ビキニデー、3.11フクシマ2周年には間に合わないかもしれませんが、8.6ヒロシマと8.9ナガサキは、過去の原水禁と原水協、反原爆と反原発・脱原発のいきがかりとわだかまりを捨てて、日本語で文字通りの「非核・非戦」勢力を総結集した、虹色のネットワーク連合で迎えたいものです。虹色というのは、赤と緑にとどまらない、非核と非戦の差異を尊重した多色という意味です。それが、8月15日の丸山真男の命日「復初の集い」につながれば、その時3・11後の日本にふさわしい「おめでとう」を語りうるでしょう。これが、ある社会科学者の初夢です。1945年1月8日付『朝日新聞』掲載の湯川秀樹博士等自然科学者たちがみた初夢を見ないで済むように。2013年も、本サイトをよろしく。 「加藤哲郎のネチズンカレッジ」から許可を得て転載 http://www.ff.iij4u.or.jp/~katote/Home.shtml
首都圏から避難-このまま東京に住み続けていいのか. http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1766.html できれば、東京から避難したいと考えている人はたくさんいるでしょう。 福島第一原発から東京に飛んできた放射性物質について記事を書き続けてきたワシントン・ブログのまとめからです。 東京は福島と、ほぼ同じくらいの放射線照射を受けている Tokyo Almost As Irradiated As Fukushima (Washington's Blog 2012年12月27日) …私たちは、この1年半の間、福島から東京への放射能拡散の様子を以下のように記事にしてきました。ご覧ください。 (全部、英語の記事です) ・2011年8月11日UP 放射線の専門家-「膨大な量の放射能がのいまだに福島から放出されている。また、東京の何ヵ所かの放射能レベルは、チェルノブイリ避難指示区域の放射能レベルより高い」 ・2011年10月14日UP 福島の放射能の攻撃を受ける東京 ・2011年10月18日UP 政府、メディアが放射能が拡散していることを隠蔽しようとしても、都内20ヶ所以上でポットスポットが見つかっている ・2011年11月8日UP 東京都が放射能ガレキの焼却を開始。都知事は住民に「黙れ!」と言い、ガレキ焼却にいちいち文句言うな、と言っている ・2012年3月16日UP 福島の放射能で覆われた東京の土壌は、アメリカでは放射性廃棄物として扱われる ・2012年7月25日UP 東京を襲う放射能の塵 残念なことに、Energy Newsの最近の見出しを眺めてみると、事態は悪化するばかりのようです。 「東京は、福島と同じくらい汚染されている」--京大・小出裕章助教    (2012年8月11日) 小出裕章助教は、7月29日、同志社大学の講義で、このように話しました。(http://www.aikido.co.jp/_src/sc1393/SCN_0038.pdf) 政府の調査によれば、東京地区は、福島のような放射線管理区域と同じくらい汚染されていることが分かったということです。何百万もの人々が、放射線管理区域に住んでいるのです。 東京湾セシウム濃度は福島県沖より高い-東京湾の海底は2014までにすべて汚染される (2012年11月4日) 20121231-3.jpg 京都大学の研究グループのシミュレーションによると、東京湾の海底のセシウム蓄積量が最大値になるのは、2014年3月です。 今この瞬間にも、ピークに向かって、河川や都市の街路などからセシウムが東京湾に流れ込み、どんどん海底に積もっているのです。それからは、ピークのまま、高止まりです。 この記事のソースは削除されました。 カレイドスコープの記事に貼り付けたリンク「NHKスペシャル-シリーズ原発危機  2012年1月15日(日) 午後9時00分~9時49分」の動画も削除されていました。 当ブログの東京湾のホットスポットは福島第1原発沖を超えたには、こうしたことを想定して、あらかじめキャプチャーをとってあるので、お読みください。 この8月、東京には、福島県近くの県より5倍も多い放射性降下物が降っている (2012年10月3日) この情報を文部科学省は、一度は発表しながら削除してしまいました。これが霞ヶ関官僚がいつもやっていることです。これを犯罪と言わずしてなんと言う。彼らは何度も法令違反を繰り返す醜い「ならず者」たちである。 各県の2012年8月一ヶ月の放射性物質の降下量です。 各行は、〔県名〕〔ヨウ素〕〔セシウム134〕〔セシウム137〕の順番です。 「5倍」というのは、前橋市のセシウム降下量の合計と比較したのでしょう。 新宿(東京): 10.5 MBq/km2 セシウム134、137の合計 さいたま(埼玉県): 2.27 MBq/km2 セシウム134、137の合計 前橋(群馬): 1.8 MBq/km2 セシウム134、137の合計 20121231-4.jpg MBq/km2の説明については、こちらのQ&Aフォーラムの記事をお読みください。 霞ヶ浦のセシウム時限爆弾 東京大都市圏の時限爆弾-専門家は福島からの放射能の蓄積を警告する-日本で二番目に大きな湖の潜在的な災害 (ソース:ジャパン・タイムズの記事  2012年11月18日) 20121231-5.jpg 茨城県の霞ヶ浦 2012年10月下旬 東京の北東60kmにある茨城県の霞ヶ浦は、今、環境上の脅威に直面しており、本質的にそれは、カチカチ音を立てる時限爆弾になってしまった。 専門家は、広さ220平方kmのこの日本でニ番目に大きな湖が、静かに、しかし確実に放射性セシウムを蓄積していると警告している。 この湖には、豊かな漁業資源があり、湖の水は、灌漑用や工業用としてだけでなく、茨城県の96万人の飲料水としても使われている。 その上、この数ヶ月、問題がどのように悪化していったのか、その問題によって、どのように湖の汚染が進んでいったのか、誰一人として皆目見当もつかない有様なのです。 20121231-6.jpg 元茨城県内水面水産試験所長の浜田篤信氏(写真上)は、霞ヶ浦のセシウムは利根川を経由して、太平洋に注がれることは避けられないことだと言っている。 「これは、やがて起こるであろう潜在的災害なのです」と牛久市のNPO法人・アサザ基金代表理事の飯島博氏は言う。 「この湖は東京都市圏にあり、日本で二番目に大きな湖です。私たちは、ただいたずらに汚染されていくのを見ているしかないのです」。 環境省「水・大気環境局水環境課」の佐藤勝彦の話: 「現在の汚染のレベルは、霞ヶ浦と河川の放射能は、水によって遮蔽されるので、地域住民に健康のリスクをもたらすことはありません」。 http://www.env.go.jp/jishin/monitoring/result_pw121030-2.pdf (「はあ?」 公式資料には、「(霞ヶ浦の)水は灌漑、工業用に使用されています。 また、茨城県の96万人の飲料水としても使われています」……と書かれてありますが) 環境省の佐藤勝彦は、住民の健康になど、まったく関心がないようです。 このように、相変わらず環境省職員たちの犯罪的な言動は止まっていません。 彼らは税金で詐欺を働く人間たちです。 国や県は、この件について、まったく動かず、ひたすら隠蔽するのみ。それも税金を使って。 霞ヶ浦への流入河川から放射性物質がこの瞬間も流れ込み、湖底に沈着していくのです。そして、それは、もう取れないのです 。 時限爆弾の導火線の火は、いつ爆弾にたどり着くのでしょう。 そのときでも、茨城県の水道局は、環境省からから押し付けられて、茨城県民にセシウム水道の水を飲ませるのでしょうか。 それとも、住民の大移動が始まるのでしょうか。 海外の先進国なら、確実に刑務所に入れられるような犯罪が、この国では頭のイカレタ役人たちによって行われているのです。 東京の土壌には、核廃棄物のダンプに送られるほど強い放射能がある。実際に、この都市には過酷な放射能が襲い掛かったのだ (2012年11月19日) ガンダーセン氏の東京の土壌サンプリング検査結果の記事を参照。 福島県の人口、2040年には4割減少も。東京、横浜、千葉からも避難する人が増えている 日本の法律専門家: 「東京の住人でさえ、避難しているのです」 “フクシマ禍”から逃げる人々が、ますます増えている (2012年10月26日) Japanese Attorney Masaki Kito on Fukushima and real estate 紀藤正樹弁護士 (動画はA4NRによるもの。2012年10月26日) 東京の紀藤正樹弁護士は、福島第一原発事故によって生じた損害について東電を提訴しています。 それと並行して、福島からは次々と人々が避難しています。 子供を持つ親御さんが、その中心です。 それだけでなく、避難区域外に住んでいる人たちでさえ逃げようとしているのです。 福島の人口は減り続け、もはや、その場所に住みたいとは思っていないのです。 福島から250kmも離れた東京の住人でさえ避難しているのです。 東京に働きに出ている多くの人が住んでいる千葉県でも、同じように人口減少が見られます。 東京を含む関東地方のいくつかの県で、人口が減るなどとは信じられないことです。 福島県の人口、4割減少も 2040年、原発事故で流出 「人口流出が来春までに止まり、県内に戻る動きが進んだ場合でも、震災前からの減少傾向が続くことから、40年の人口は2割以上減る計算という」。 福島県が20年度迄に避難者ゼロとする「ふくしま新生プラン」を発表 「佐藤雄平知事は記者会見で「若い世代が夢や希望を持てる『新生福島』を目指す」と話した」。 人口流出を防ぐためにSPEEDI情報を隠した各自治体に知らせなかった佐藤雄平と県庁職員たち。 まだ、こんな茶番劇をやっているのです。 首都圏から避難した人々にも甲状腺嚢胞および結節が認められている-それを日本の医師は笑うのだ (2012年11月30日) Report on the "Learn from Chernobyl" tour in Japan 川井和子(ボイス・フォー・ライブリースプリング代表): 21:50~ 「福島の甲状腺疾患については、メディアでかなり報道されましたが、首都圏からの避難者にも甲状腺の嚢胞と小結節が出ていることが分かりました。 二人の医師(二人とも健康相談会に出た)が、福島県庁の甲状腺疾患を患っている患者の取り扱いに大変怒っています。 なんと、福島県では今後、2年間は甲状腺の追加検査をしないというのです。 (管理人:これは、野田佳彦が、霞ヶ関の官僚、佐藤雄平、そして山下俊一ら、福島県民健康管理調査委員会の「福島の被曝者をモルモットにしている悪魔のような連中」の要望を考えもしないで、聞き入れてしまったからです) 少なくとも6ヶ月に一回は追加検査を行い、重大なケースの場合は2ヵ月ごとに検査するというのが、国際的な医学会の常識であるにも関わらずです。 その上、チェルノブイリ事故に関するデータに基づいて、事故後4年で甲状腺ガンが表面化し始めたと一般に考えられております。 ジーデントップフ医師によれは、チェルノブイリ事故のときは、今、日本にあるような精密な甲状腺検査機器は使っていなかったということです。 また、医師たちは、精密検査機器なしで、触診によって甲状腺ガンがあるかどうかを推し量っていたのです。 超音波エコーは、チェルノブイリ事故からおよそ4年後に、大きな都市に導入されましたが、その後は小さな都市にも導入されたということです。 24:20~ 日本には甲状腺異常に関して経験のある医師がほとんどいないので、健康相談会では、患者の訴えに耳を貸さないどころか、逆に患者を笑うような医師がいることが繰り返し報告されています。 27:50~ 「双葉町井戸川町長の甲状腺には嚢胞ができています。 これは海外であるからこそ打ち明けることができたのですが、国内では発言ではないことです。 現実に、甲状腺異常は、子供だけではなく、井戸川町長のような年配の人でも起こるのです」。 下の動画は、2012年10月30日、ジュネーブで開かれた国連人権理事会前日の「言論と表現の自由を守る会」主催による説明会で、井戸川町長が自分の甲状腺異常について話しています。
[原発事故から3年目]続出するのかがんを患う子供たち [2013年のココが知りたい] [原発事故から3年目]続出するのかがんを患う子供たち [2013年のココが知りたい] (日刊ゲンダイ2012/12/31) http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-7775.html ◆このままでは再びチェルノブイリの悲劇が 2013年は原発事故から3年目となる。あの時、枝野官房長官が言い放った「ただちに人体に影響はない」の「ただちに」が、もはや期限切れを迎えつつある。 福島県では事故当時18歳以下の子ども36万人を対象に甲状腺検査を続けている。これまでに検査結果が出た9万6000人の43%に「しこり」や液体の入った袋嚢胞(のうほう)が見つかり、10代半ばの女子1人が甲状腺がんと診断された。 県の調査メンバーは「事故以前に発症していた可能性がある」と、女子のがんと原発事故との因果関係を否定したが、「隠された被曝」などの著者で、内部被曝(ひばく)の危険性を研究する琉球大の矢ケ崎克馬名誉教授は事態の深刻さをこう解説する。 「チェルノブイリの北方に位置するベラルーシでは、事故の翌87年からがんの発生率が増加しました。さらに5年後には50倍規模に増えています」 今回の事故で放出された「セシウム137」は半減期が30年。事故当時に大量の放射能を浴び、セシウム137を取り入れてしまった子どもたちの体内では、今でも放射線が出し続けられていると考えていい。 「98年にベラルーシのゴメリ大学の学長だったバンダジェフスキー博士が、亡くなった子どもたち70人の臓器を解剖すると、甲状腺に1キロあたり平均1200ベク レルのセシウム137を検出しました。また、8つの臓器もセシウムに侵されていて、その量は同じように内部被曝した大人の平均2倍に及んでいました。すでに福島県では1人の少女ががんと診断されたのです。このまま、抜本的対策を打たず、放置し続ければ、がんに侵される子どもはどんどん増えるばかりです」(矢ケ崎名誉教授) チェルノブイリ周辺では当時14歳以下の子どもだった6800人以上が甲状腺がんを患っている。発症が目立ったのは、事故から4~5年後だ。今すぐ手を打たなければ、チェルノブイリの悲劇は間違いなく、この国でも起こってしまう。
【被爆資料】26年後のチェルノブイリの子供たちの健康状態. http://alcyone-sapporo.blogspot.de/2013/01/blog-post_5703.html?spref=tw 雑誌『科学』2013年1月号で、ロシア小児放射能防護センターの研究成果報告(2012年10月)について報告している文章を、宗教学者の島薗進氏が連続ツイートで紹介。 「避難者の子どもは発病率が低下傾向しているが、汚染地域に居住している子どもたちは2000年代を通して低下の兆しが見えない」とある。 http://togetter.com/li/429957 子どもの健康被害の調査結果について。被曝登録者の小児発病率はロシア全体のそれに比べて1992年以来つねに高い。がん、先天異常、染色体異常、全般的小児発病率の比較がなされている。 避難者の子どもは発病率が低下傾向。 汚染地域に居住している子どもたちは2000年代を通して低下の兆しが見えない。事故処理作業者の子ともはがん、先天異常・染色体異常いずれの発生率もかなり高い。 さらに免疫学的変化も調べられている。感染細胞やがん細胞を殺すナチュラルキラー細胞(CD16陽性細胞)の減少や増加、活性化したリンパ球(CD38陽性細胞)の低下、アポトーシス(プログラムされた細胞死)を媒介するCD95陽性細胞の増加傾向が見られる。放射線による免疫障害と関連するのかもしれない。 1【吉田由布子氏「26年後のチェルノブイリの子どもたち―ロシアの研究が語る健康被害」】『科学』1月号。ロシア小児放射能防護センターの研究成果報告(2012年10月)について報告されている。重要な内容―1)子どもの健康被害の調査結果、2)ロシアでの調査研究体制と日本のそれの現状。 Shimazono 2012-12-28 Shimazono 2【吉田由布子氏「26年後のチェルノブイリの子どもたち―ロシアの研究が語る健康被害」】同センターは被曝登録者とその子どもの健康を追跡している。2012年初めの段階で18歳未満に限定すると9万7千人弱。事故処理作業者の子ども、初期避難者の子ども、汚染地域居住者の子どもを含む。 Shimazono 2012-12-28 Shimazono 3【吉田由布子氏「26年後のチェルノ―子どもたち」】「センター設立に向けては、ロシアの主任小児科医であるバーレヴァ博士からエリツィン大統領(当時)への強い要請があった」という。吉田氏は福島県県民健康管理調査にはこうした内容がないことを問題にしている。日本の医学界はどうなっている? Shimazono 2012-12-28 Shimazono 4【吉田由布子氏「26年後のチェルノ…子どもたち」】吉田氏は子ども・被災者支援法にある「放射線による健康への影響に関する調査、医療の提供」(13条)、低線量放射線影響に関する「調査研究等及び成果の普及」(15条)がまだ具体化されていないことに注意を促している。以上は2)について。 Shimazono 2012-12-28 Shimazono 5【吉田由布子氏「26年後のチェルノブイリの子どもたち」】以下、1)子どもの健康被害の調査結果について。被曝登録者の小児発病率はロシア全体のそれに比べて1992年以来つねに高い。がん、先天異常、染色体異常、全般的小児発病率の比較がなされている。避難者の子どもは発病率が低下傾向。 Shimazono 2012-12-28 Shimazono 6【吉田由布子氏「26年後のチェルノブイリの子どもたち」】汚染地域に居住している子どもたちは2000年代を通して低下の兆しが見えない。事故処理作業者の子ともはがん、先天異常・染色体異常いずれの発生率もかなり高い。さらに免疫学的変化も調べられている。感染細胞やがん細胞を殺す Shimazono 2012-12-28 Shimazono 7【吉田由布子氏「26年後の…子どもたち」】ナチュラルキラー細胞(CD16陽性細胞)の減少や増加、活性化したリンパ球(CD38陽性細胞)の低下、アポトーシス(プログラムされた細胞死)を媒介するCD95陽性細胞の増加傾向が見られる。放射線による免疫障害と関連するのかもしれない。 Shimazono 2012-12-28 Shimazono 8【吉田由布子氏「26年後の…」】吉田氏は「ポスト・チェルノブイリ世代の健康状態悪化には、放射繊によるエピジェネティックな影響があるのではないか」と示唆し、故綿貫礼子氏らとの共著『放射線汚染が未来世代に及ぼすもの』 http://t.co/gfSVW28Z の参照を促してる。 Shimazono 2012-12-28 Amazon.co.jp: 放射能汚染が未来世代に及ぼすもの: 「科学」を問い、脱原発の思想を紡ぐ: 綿貫 礼子, 吉田由布子 二神淑子 リュドミラ・サァキャン: 本
チェルトコフ、チェルノブイリの犯罪を語る