Kiyomizu5
A blog about clean energy, "no nuke" and democracy
2015年12月31日木曜日
2015年12月12日土曜日
2015年10月8日木曜日
独仏共同出資のテレビ局Arte(アルテ)の福島ルポ「フクシマ帰還政策」 字幕動画と全文書き起こし
https://www.youtube.com/watch?v=QoCYsyhs5_0
ARTEルポルタージェへようこそ。
今日はドイツ再統一の日です。
今日は日本の福島にまず参ります。
原発事故から4年半、当時避難した人たちが故郷に帰還することになっていますが、そのほとんどは、帰りたくないと思っているようです。
そこで政府は、疑わしいやり方で、住民に帰還するよう説得しています。
さて、2011年3月11日に世界的に名を知られることになった日本のある地方、同時に、予測しにくいリスクをかかえている原子力産業の同義語ともなってしまいました。
フクシマ、です。
4年半前の最悪事故発生後、住民は放射能に汚染された故郷を離れることを余儀なくされました。
すぐに戻りたいと望んでいた人は、たくさんいましたが、実際には予想以上に避難生活が、長引きました。
今度は、ゴーストタウンと化した村で生活、というわけですが、それを決心するのは主にお年寄りたちです。
原発最悪事故の記憶をできれば、「最終処分」してしまいたい政府のプレッシャーに折れた人たちです。
「ヒカリプレス」チームが取材しました。
この風景は、日本のお役所の人たちには、大変好ましいものだろう。
サーファーたちが帰ってきたのだ。福島の海に
大地震から4年半経って戻ってきた。
これも日常のひとコマだ。
たとえ小さなひとコマであろうと。
2011年3月11日
福島第一原発の半径20kmに住む38万人以上の人が避難を余儀なくされた。
今日まで、その中でたった一つの村にしか住民の帰還が許されていない。
楢葉町である。
そのほかの三町村、双葉町、大熊町、富岡町は赤い区域に入っており、ここは立ち入り禁止だ。
戻ってきたサーファーたちは、近くにある黒い袋が気にならないようだ。
ここには放射能で汚染された土が、詰められている。
しかし、昔の生活を永遠に失ってしまった人もたくさんいる。
いまだに15万人が避難生活を強いられている。
警戒区域外に急いで建てられた。
このような仮設住宅に彼らは住んでいる。
ケン氏はプロテスタントの宣教師で、避難住民を毎週訪問している。
彼らの話に今でも耳を傾ける。
数少ない一人だ。
(仮設住宅に住む人)
「部屋は三つだけ」
「ここに一つ、二つ、そして三つ、それにトイレと風呂」
この小さなバンガローの家賃は約600ユーロだ。
しかし政府は、住民が除染した住宅に帰還するよう、賠償金を次第に減らす方針だ。
(ケン氏)
「それで住民の皆さんは、楢葉に戻っていかれたのですか?」
(仮設住宅に住む人)
「ええ、近所の人が楢葉に戻りましたよ」
「でも、かなりさびしいみたいですね、誰も知っている人がいなくて」
「ここの方がよかったと言ってます」
保守の阿部首相は、2020年に東京オリンピックが開催されるまでに、フクシマという一章を閉じてしまいたいのだ。
(仮設住宅に住む人)
「おそらくそれが、本当の理由でしょうね」
「オリンピックが近づいてきているので、政府は楢葉町を厄介払いしてしまいたいんだ」
「もうここのことで一刻も時間を費やしたくないと」
「ことに外国の人が来て、こういう仮設住宅を見せてはいけないというのでね」
つまり官庁が求めているのは、恐れられている半径20キロの警戒地区に、住民が自主的に帰還するよう促すことだ。
この中の楢葉町はいまや、問題なしと避難指示解除となったからだ。
(ケン氏)
「この中学はまだ開校していません」
「来年の春か、あるいは再来年の春には開校するでしょうかね」
ケン氏が探しているのは、年金生活者の老夫婦だ。
彼らは2週間前に自宅に戻ってきたのだ。
(ケン氏)
「あ、これかな?」
「はい、多分ここだな」
「こんにちは」
「どうも、草野さん、こんにちは」
「お帰りになって、いかがです?」
「かなり、探しましたよ」
(草野さん)
「4年半前に避難させられたときは、着ているものしかなくてね」
「数日くらいで帰れると思ってたからね」
彼らは自宅に戻れてとてもうれしいと思っている。
そして、余計者のように扱われなく、なって、ほっとしている。
(草野さん)
「この車は息子が東京で買ってくれましてね」
「ナンバープレートはそのままにしました」
(草野夫人)
「福島のナンバーだと、差別されるのでね」
「かなりひどいことを言われるんですよ。だから、私は怖くて」
「そういう人たちは、そばに来るな、福島の連中は近づくな、というんです」
官庁からはもう賠償金はもらえなくなった。
彼らに残されたのは、古い家をリフォームし、そこにまた住み始めることだけだ。
(草野夫人)
「仮設住宅ではただ悲しくて、絶望してました」
「未来というものがなくて」
「これからどうなるかわからず、家族にも会えず」
「そして我が家も放射能で汚染されていて」
「ただただ死を待つばかり、という感じでね」
「仮設住宅では、一日も早く我が家に、帰れる日が待ち遠しい、と言っていましたが」
(ケン氏)
「でも正直言って、そんなに早く、帰れる日が来るとは思ってなかったです」
ゴーストタウンとなった、近所に住む人もいない町に住むというのは、たやすいことではない。
店はなくなり、植生は伸び放題だ。
ここに帰ってきてもいいと思うのは、お年寄りばかりだ。
9月18日、政府は復興相を楢葉町へ、送り込んだ。
楢葉町の住民たちに納得してもらい、一日も早い帰還をと訴えるためだ。
(竹下復興相)
「この開会式は、町の皆様がだんだんに、故郷に帰れるようになったという証拠です」
「私は、このプロセスをさらに加速化して、いかなければならないと思っています」
「何よりも、それが皆様のためになると、信じております」
政府は、除染が確実に進んでいると請合った。
町はまた居住可能だ、と町長が宣誓する。
そうしてあらゆる肩書きを持った人たちが、公には除染され整備された楢葉町の公園を、なんの心配もなく散歩する。
(楢葉町・松本町長)
「我々は楢葉町が復興に関し、見本となることを願っています」
「そして、これに続こうとする自治体に、援助を惜しまないつもりです」
今日楢葉町に集まった人たちは、多くはない。
かつての住民たちは、この開会式をむしろ、家族との再開のために利用したようだ。
この公園はかつて住民に愛された場所だったが、今では不安が募る。
(「2015いくならならは。リニューアルフェスタ」に参加した人)
「私はふるさとが恋しいんです」
「町がいまや昔とは違ってしまっていても、私は帰りたいと思ってます」
「前と同じようにはきっとならないでしょう」
「除染活動は進んでいると言ってますけど、まだ線量の高いところもあるそうです」
官庁の努力にもかかわらず、楢葉町に帰ってくる住民は10%に満たない。
この日、これまで一番若い人が帰還した。
猪狩さんだ。
彼女は55歳。
今日彼女は家族と一緒に、彼岸参りをする。
(猪狩さん)
「こんにちは」
(墓参りに来た人)
「まあ、お久しぶりですね」
「五年前の猪狩さんのお葬式以来ですね」
避難を強いられてから初めて、猪狩家は、今日晴れて先祖の墓参りができた。
小さな墓地にある先祖のお墓で、線香に火を点け、先祖の菩提を供養して、酒を捧げる。
(猪狩さん)
「8月15日のお盆には、通行許可書をもらったのですが」
「そんなにゆっくりはできなかったので」
「家族のいる場所にこうして帰れるというのは、私たちにはとても象徴的な意味があり」
「とても感動しています」
猪狩さんはこの大きな家に、ご主人と一緒に住む。
彼は、事故を起こした原発の電力会社、東電で働いている。
しかし彼女はそのことについては、話したくないという。
彼女は、自分が帰ってきたのは、単に故郷が恋しかったからで、ご主人が数キロ先の原発で、働いているからではないという。
(猪狩さん)
「家族は福島県全体に散り散りに、なってしまっていたんですね」
「主人の家族は仮設住宅に住み、私の姉は姪のいるいわき市に」
「それでみんながまた一緒になれるように私はここに帰ることにしたんです」
猪狩さんはまたこうも告白してくれた。
原発周辺は除染がしっかりおこなわれて、いるので、かえってそばにいるほうが安心だと、彼女は出来る限り自分に
叱咤激励しているようだ。
楢葉町の山間では、このように、お上から命じられた楽観主義を、断固として突っぱねる人たちがいる。
90年代から、この寺の75歳になる住職は、原発に反対してきた。
彼が危惧してきたことが、本当になってしまったのだ。
永遠に傷跡を残し続ける。
第二のチェルノブイリが生まれてしまった。
(早川住職)
「檀家の人たちが毎日通る道の線量を、測ったのですが」
「0.3マイクロシーベルトのところもありますが、そこから20m先に行くと0.8に増えます」
「いや場所によっては1マイクロシーベルトのところさえあります」
「これは、役所が公開している値の3倍から4倍にもあたります」
政府がおこなったアンケート調査を、すべて読んだ住職の早川氏は、2011年に避難した30歳以下の住民のうち2%しかここに戻ってこようとは思っていないことをよく知っている。
彼の寺が、町全体が消えてなくなってしまうというのはどういうことだろうか。
(早川住職)
「子供を持つ家族がここに帰りたがらない、理由の一つは、線量が低くならないから」
「二つ目の理由は、この先40年の間にもう一度、原発事故が起きないとは言えないからです」
「人々はもう信頼などしていません」
「ここが安全などとはもう思えないのです」
高年齢で末期のガンを抱えているにもかかわらず、彼は闘い続けるつもりだ。
二日後、彼はいわき市にある。
もう一つの寺に出かけた。
避難指定された福島の7つの市町村が、集会を催したのだ。
彼らは約1万人の住民を代表して、初めて、賠償金を求めて、集団訴訟を起こした。
早川住職はここで楢葉町を代表している。
(早川住職)
「私たちの訴訟は6段階目を迎えました」
「楢葉町からは589人の避難住民の方たちが、原告になられています」
「でもここには新しい顔ぶれも、見られます」
「南相馬からも来ていらっしゃいますね」
「ここで私たちの闘争を支援してくださり、心強く思います」
(集団訴訟のメンバー)
「南相馬の方たちとも皆で力合わせ、闘いましょう」
「自分たちのふるさとを守り、ほかの人たちも私たちに続くことを願い」
「一緒に戦い抜こう!がんばろう!」
(デモのシュプレヒコール)
「東電はフクシマ原発事故の責任を取れ!」
司法当局が、調停のため東電の弁護士と話し合いをするよう定めた日程が今日だ。
彼らは揃って法務省に向かった。
しかしそのうち20人の代表者しか中に入ることを許されなかった。
(裁判所の係りの人)
「中に入らないでください、カメラの持ち込みは禁止です」
福島からの人たちはジャーナリストを連れてきてはいけないという。
東電の代表者たちは、証人がいない。
状況でしか話し合いに応じないという。
(集団訴訟のメンバー)
「ジャーナリストがどうしていては、いけないのか、説明してくださいよ」
(裁判所の腕章を付けた人)
「承諾できません、カメラの持ち込みは、禁止されているんです」
「それは住民たちとの約束には、入っていませんからね」
「マスコミの人たちを連れてくるべきではなかったんですよ」
(早川住職)
「そんなことは約束しなかったぞ」
「これが今の日本の現実ですよ」
「彼らは事実を隠そうとしているんです。恥ずかしいことをしてるとわかってるんだ」
「彼らがしていることは、政府が、私たちに吹き込もうとしていることと同じだ」
「原子力エネルギーはいいことだとね。あんなことがあった今でもね」
(裁判所の腕章を付けた人)
「住職、そういうことは言うもんじゃないですよ。さあ、早くここから出てください」
二時間後、早川住職は東電の弁護士との話し合いから出てきた。
(早川住職)
「今日でもう会うのは13回目だが」
「彼らは相変わらず傲慢な態度で、いまだに現実を否定している」
「彼らは被害者も、自分たちが起こした損害もすべて無視している」
「彼らの意見ははっきりしています。私たちを見捨てる気なんです」
「このことについては、もう変わりませんね」
福島地方に向かう国道6号を、なにもなかったかのように車が走る。
しかし次第に車の数が少なくなる。
楢葉町の近郊では町の様子は、スローモーションに陥ったかのようだ。
工場もなければ、スクールバスもない。
唯一機能しているのは、この小さなコンビニストアだけだ。
かつては人口7000人を数えた町でだ。
原発事故の前は、楢葉町には、小さい店が数々あったが、今日あるのは、村尾さんが経営するこのストアだけだ。
彼女は目が回るほど忙しい。
(村尾さん)
「7800円になります。ありがとうございました」
「お待たせしました。はい、ありがとうございます」
「店はここしかないのでね」
「うちがなければ、原発で働く作業員は水さえ手に入りませんよ」
「はい、どうぞ」
「きつい仕事をしているんでしょうに、困ってしまうでしょう」
「でも私も疲れてますよ」
「次の方、お待たせしました」
2千人の作業員が毎日訪れ、ここで昼食、コーヒー、夕食を買い求める。
事故を起こした原発はここから、約15キロしか離れていない。
(村尾さん)
「いえ、私は別に裕福じゃないですよ」
「16人の従業員がいて、皆に給料を払いますでしょう」
「先月は売上げが2万2千ユーロでしたけど」
「それでようやく生き延びれる、という感じですね」
「皆で働いて、作業員を助けてるわけですね」
「私たちがやらなければ、誰がしてあげるんでしょう」
原子炉の作業員にとっては、このコンビニがあることで、例えほんの少しであっても、「日常に戻った」感じがするのだ。
ここに買い物に来る作業員のほとんどは、インタビューに応じようとしない。
仕事を失いたくないからだ。
(作業員A)
「大丈夫です、大丈夫」
駐車場でインタビューに、応じてくれた人がいた。
でも、口が軽いと非難されないよう内密におこなうことを条件にした。
(作業員B)
「放射線量は管理下にあると思います」
「それにそんなにハードには、働かされていないですよ」
「なにを言われているかは知りませんけど、テレビでは大丈夫といわれてますね」
「そこで働くからと言って特別勇気がいるわけじゃありません」
「そんなことないですよ、なんにも問題はないので、怖いことはありません」
楢葉町の北部にある南相馬は、もう少し大きい町だ。
福島第一からは20km離れている。
2011年には住民の3分の2が、数日間に姿を消した。
南相馬市はでも立ち入り禁止区域には、入っていなかったので、事故から1年後には、8万人いた住民の4分の3が戻ってきた。
ここに政府は、市民の放射能被ばくを、検査する研究センターを設立した。
市立の総合病院の中にだ。
(研究センターのスタッフA)
「はい、高田さん。ここに入ってください」
「そこに入って、背中を壁にぴったりつけて立ってください」
「大体2分くらいかかりますからね」
(研究センターのスタッフB)
「ここではセシウムを測定しています」
「右側のは体内のカドミウムです」
「測定しなければ、どれくらい被ばくしているかは、分かりません」
毎日、何人もの人たちが自主的に、あらゆる検査を受けにやってくる。
(検査受信者)
「世界中の人にこの検査の結果を知ってもらい被ばく量が危ないのかどうか」
「ガンを引き起こすのかどうか、知ってほしいですね」
「私は事故発生以来検査してますけど、死ぬまでずっと続けなければいけないんです」
この病院では。検査の結果を、市のホームページで公表している。
子供を持つ家族にこの町に帰ってきて、ほしいためだ。
(研究センターのスタッフC)
「高い被ばく線量が見つかるのは、高齢の方が多いですね」
「話を聞いてみると、前からの習慣を変えられずに」
「山で野生のきのこ狩りをしている。そういう人は百人に一人ですね」
「で、聞いてみると、きのこをとって食べた、と告白します」
そしてまだ避難生活をしている。
2万人の人の信頼を取り戻そうと南相馬の病院では100万ドルをかけて、この赤ちゃん用のスキャナーを購入した
これは日本でこれを含め三台しかない。
(研究センターのスタッフC)
「赤ちゃんをこの中で腹ばいで手を上にして、計測します」
「でも、赤ちゃんは大抵、この状態でじっとしていられず」
「すぐに泣いてしまうので、取り出して検査を中断し」
「また、中に寝かせます。検査は4分なのですが」
「中断するので20分くらい、かかることがほとんどですね」
「だから一日に10人の赤ちゃんしか検査できません」
「それ以上は無理です」
1年間に、0歳から6歳までの子供800人がここで検査された。
被ばくしている子供たちは一人も見つからなかったという。
南相馬と福島のその他の地方では許容線量が、毎時0.2マイクロシーベルトに引き上げられた。
これは国際標準の2倍にあたる。
この許容線量以下にあたるものは、日本政府からは、危険なしとみなされる。
福島の住民たちはほかの人たちより2倍も、放射線に対する抵抗力があるというのだろうか。
誰もがそう思っているわけではない。
大沢ゆういち氏はエンジニアで、4年前から彼はこの地方の農家の土壌の放射線量を、自分のチームと一緒に測定している。
(放射線量測定チーム)
「1060、0.8」
(大沢ゆういち氏)
「放射能は雨とともに屋根から、この樋を通って来るんです」
「このコンクリートの部分に濃縮します」
「そういうのがここにはたくさんあります」
「こういうのは土を削いだところで、取り除けないんです」
「取っても取ってもできますからね、ここからサンプルを取って分析しますが」
「こういうところを、ホットスポットと呼びます」
これらのボランティアの人たちは、説得力ある理由のために、自分たちの健康を危険にさらしている。
彼らは、自分たちの町の住民に避難してほしいのだ。
なぜなら、彼らは放射線量が高くて、住むのは危険だと考えているからだ。
(放射線量測定チーム)
「0.36、0.42」
集計されたデータは、政府を提訴するときの証拠資料になる。
大沢さんは来年4月に提訴するつもりだ。
(大沢ゆういちさん)
「ここのコンクリートにもかなり、濃縮度の高い線量が確認されました」
「ここは高いのでそれほど危険ではありませんが」
「これが低ければ、そこに人が座ったり触ったりします」
「粒子が身体に取り込まれることはありませんが、座ればお尻から接触してしまいます」
「そうするとそこから被ばくしてしまうのです」
「そうやって、取り返しのつかない損害を、被ってしまいます」
畑から畑と計測する放射線量はかなり異なる場合がある。
時には数センチの違いで、ガイガーカウンターが狂ったようになることがある。
ここもその例の一つだ。
田んぼのすぐそばである。
(大沢ゆういちさん)
「見てください、ガイガーカウンターが、2.94マイクロシーベルトを示しています」
「非常に高い」
「今度はこれを、田んぼの土のすぐそばに置いてみます」
「地面では、線量が急激に、上がってきます」
毎時19.3マイクロシーベルト。
これは法的基準の100倍だ。
(大沢ゆういちさん)
「官庁もここで測定しているんですよ」
「でも、必ず一番線量の低いところを、選んで測っているんです」
「0.3とか0.4マイクロシーベルトというような、ね」
「そしてその値なら大丈夫、と農家の人を説得するんです」
「もう安全だ、この地方はもう危険がなく、畑を耕して、ここに住んでも大丈夫、と」
「でも私は違う考えです」
放射能はどうやら、政府が監視している。
地域だけに留まってはくれないようだ。
放射能はこの山間にも広がっている。
そして山は、除染など決して不可能だ。
それをするなら、植生をすべて、除去しなければならなくなる。
(大沢ゆういちさん)
「ほかの地方と違って、ここにはダムがないのです」
「そしてダムがなければ、水も放射能も止めることは不可能です」
「放射能は山からやってきて、南相馬の飲料水を汚染します」
「そして2週間前に洪水があったとき、汚染土などの入ったビニール袋が」
「たくさん、川に流されてしまったのです」
「ここで川に飲み込まれてしまったんですよ」
彼は、政府やお役所がいうことは、もう全然信用していない。
お上は、何でもかんでも大丈夫、としか言わない。
しかし、政府を信頼していないのは、彼一人ではない。
300キロ離れたここ東京でも、数週間前から、日本人が普通はあまりしないことをしている。
デモ、だ。
革命にも似た感覚が今、日本を覆っている。
彼らの標的は、安倍晋三首相の政治だ。
原発を再稼動しようとする彼の政策は、大勢の日本人に衝撃を与えている。
(デモ参加の女性)
「フクシマ事故以来、安倍の政治には、ことごとく賛成できません」
「38万人もの人が避難しなければ、ならなかったというのに」
「また原発を再稼動しようなんて、信じられません」
「現在ですら、まだ15万人の人が、避難生活を強いられているんです」
しかし安倍晋三は、多くの日本人にとって、もっと罪深いことをしようとしている。
彼はこれまでの防衛原則を見直して、日本が海外で軍事行動に参加できるように、法を作り変えようとしているのだ。
この法案が、第二次世界大戦以来、平和政策を続けてきた日本に、激しい憤慨の嵐を巻き起こした。
今日本では、反原発運動家たちが、平和運動家たちと手を取り合って、一緒に行動している。
翻訳:無限遠点
2015年10月3日土曜日
2015年9月19日土曜日
IPPNWアレックス・ローゼン博士による、福島県の小児対象2巡目甲状腺スクリーニング検査の結果についてのコメント
原文:http://www.fukushima-disaster.de/deutsche-information/super-gau/artikel/c0954b1c87134eef0b3444d988c2d152/da-nicht-sein-kann-was-nicht-sein-da.html
なにがなんでもあっては困る ── フクシマの子どもたちの甲状腺ガン
【2015年9月8日付け】
2015年8月31日に福島医科大学は福島甲状腺ガン検査の最新データを発表した。過去4年間、合計30万人以上の18歳未満の小児・若者たちが調査対象となり、それぞれ異なる時期に2回にわたり、検査を受けた。
いわゆるスクリーニング検査の1巡目では、537人に超音波検査で異常が発見され、穿刺細胞診断が必要となった。病理診断で、この中から113人にガンの疑いがあるとされた。これらの子どもたちのうち99人は転移または腫瘍が危険な大きさまで成長したということで手術を受けなければならなかった。手術後、一人が良性の腫瘍と判明したが、手術を受けたその他の98人では、すべてガンが確認された。
2巡目のスクリーニング検査で、対象の子どもの数が最初のスクリーニング検査の対象より多かったのは、フクシマ事故後に生まれた子どもたちも対象に含まれたからである。
2巡目のスクリーニング検査では、2014年4月から2016月3月まで合計37万8778人の小児を対象に、これまでに16万9445人が検査を受けている。この二度目のスクリーニング検査からはまだ、15万3677人の小児(40.5%)の分しか結果が出ていない。このうち88人は穿刺細胞診断が必要となり、病理診断で合計25人に新しくガンの疑いがもたらされた。このうち6人は転移または腫瘍が危険な大きさまで成長したということで手術を受けなければならなかった。そして全員にガンが確認された。
ということは、これで合計104人の子どもたちに甲状腺ガンが診断されたことになる。その全員が転移またはガン腫瘍が危険な大きさまで成長したことで手術を余儀なくされている。さらに33人の小児において甲状腺ガン発症の疑いがもたれており、手術を受けることになっている。
2巡目のスクリーニング検査では58.4%に結節や嚢胞が発見された。1巡目のスクリーニング検査では、その率は48.5%だった。ということは、最初のスクリーニングで甲状腺異常がまったくみられなかった28,438人の小児に、今回結節や嚢胞が確認されたということである。そのうちの270人の結節や嚢胞はしかもあまりに大きかったため、さらなる検査が必要となったほどである。最初のスクリーニング検査で小さい結節や嚢胞が確認されていたさらに553人の子どもたちにおいては、いちじるしい成長が見られたため、さらに踏み入った診断をしなれければならなくなったほどである。甲状腺ガンが確認された症例の6人は、初回のスクリーニング検査と2巡目のスクリーニング検査の間にガンが発生している。
初回と2巡目のスクリーニング検査の間に言われているとおり二年が経過しているとすれば、一年間の発生率は10万人の小児に対し年間2人ということになる。日本の小児甲状腺がんの発生率は、フクシマ炉心溶融事故以前は10万人の小児に対し年間0.3人だった。この増加はもはや「スクリーニング効果」では説明できるものではない。さらに、被ばくした福島県の子どもたち6万7千人が検査対象に入っていないこと、そして20万9千人以上の子どもたちがまだ2度目のスクリーニング検査の順番を待っている状態であることを忘れてはならない。これにより、甲状腺ガン症例の数がこれから数ヶ月のうちにまだ増加するであることを憂慮する根拠が十分あるということだ。ガンには潜伏期間があるため、放射能被ばくによる影響が最も顕著に現れるのは、今後数年の間だと予測される。
福島医科大学が甲状腺検査の新しい数字を公表したその日、福島県の行政はこの警戒すべきデータに反応を示した。予測以上に高い数字で小児甲状腺ガン発症が検出されたことが、福島第一原発の複数の炉心溶融により放射性ヨウ素が放出されたことと関係があるかどうかを調査するよう、ある研究チームに要請したのである。この調査の結果はしかし、始める前からすでに決まっていたようである。「福島県で発生している甲状腺ガン症例が原発事故が原因であるとは考えられない」というものだ。このような発言を研究が始まる前にすでに行なってしまうのは、検査の重大さそのものを疑うことにもつながり、驚きを隠せない。
こうして、福島県も日本政府と同じように、国内の原子力産業と実に癒着構造にあり、いわゆる「原子力ムラ」の影響は今も巨大であるということが確認されるだけだ。「原子力ムラ」とは日本では、原子力経済、原発推進派の政治家、金で言いなりになっているメディア、腐敗しきった原子力規制当局等から成り立っている集合体を指し、これらが日本国内の原子力産業を存続すべく推進している。これでは、放射線被ばくによる甲状腺ガン発生に関する、信頼できるまじめな検査を福島県が行なうとは考えられず、今年中には発表されるという結果も、前もって彼らが行った明言と同様であろう。すなわち、「甲状腺ガン発症例が著しく増加したことと、2011年3月に起きた何重もの最悪規模の事故にはなんの因果関係もみあたらない」というものに違いない。それは、なにがなんでもあっては困るからだ。
アレックス・ローゼン医学博士
ドイツIPPNW
2015年9月7日月曜日
ドイツテレビARTE(ニュース文化ルポ)「日本でフクシマ事故をテーマにした漫画」2015年9月4日放送
https://www.youtube.com/watch?v=iOo8_8ZV9N0&feature=youtu.be
2015年9月2日水曜日
ドイツからも 「山本太郎を守れ!」のメッセージ
ドイツ反原発活動家から山本太郎の国会議員としての戦いについてメッセ-ジが送られてきました.
自民党やマスコミは,山本太郎を潰すための戦いをすぐ始める,彼等にとって,山本は邪魔者である.生活の党の優秀な議員(森ゆう子.三宅雪子議員な ど)が山本太郎をサホ゜-トしなければならない.山本太郎の身辺を守る為に,ガードマン数名が必要である.彼の生命は危険である.
日本の過去の歴史でも証明されているように,邪魔者は殺される.3年間に山本太郎のような人材の育成をする事,3年後に5人の山本太郎を国会に送る事, 日本で起こっている真実を知っている有権者は多くの人達に事実を知らせる戦いを今から開始しなければならない,
腐敗した日本政府を変革するのは有権者一人ひとりが立ち上がる事である日本は広島長崎の原爆で被災者は棄民され.沖縄も犠牲にされ棄民された,福島原発事故でも,被災者は棄民された!もう,黙っていては駄目なのだ!日本の腐敗政党を打倒するのは,君達,国民の力である.
福島の子供達を守る政党を選ぶのだ,山本太郎,生活の党,緑の党がある!多くの日本国民にこのことを伝え,自民党,維新の打倒,腐敗したマスコミの 打倒をする事,日本の有権者は,戦えば必ず出きるのだ!思考教育を初め,腐敗した日本政府を打倒する国民になる事,これが真の民主主義である。
2015年8月29日土曜日
2015年8月24日月曜日
2015年8月19日水曜日
"IPPNWドイツ支部は、日本の原発労働者達と日本の将来の世代を放射線による健康被害から防護する為に、日本政府に対して、緊急に原発の廃止をすることを要請する。"
http://www.fukushima-disaster.de/deutsche-information/super-gau/artikel/1f35e8601ba18730cb18676a9b941dc3/neue-empfehlungen-zu-strahlenhoechst.html
IPPNWドイツ支部の記事。IPPNWドイツ支部は日本政府と日本原子力規制委員会が日本の原発労働者達の被爆線量を100ミリSVから250ミリSVに引きあげたことについて以下のことを要請する。
日本の原子力規制委員会と日本の厚生労働省は、今後、原発事故が起きた時、緊急作業に当たる作業員達の被爆線量を100ミリシーベルト(mSv)から250ミリシーベルトに引きあげる案を提出した。
福島第1原発で働いている数人の作業員達の被爆線量は、既に250ミリシーベルトを超えているので、日本政府と東電の望む方向に原発作業員の被爆線量を引き上げたのである。
現在、福島第1原発で働いている作業員達の被爆線量は、既に100ミリシーベルトになっている。
日本政府は大災害(原発事故、自然災害)が起きた時、原発作業員達は高い放射線にさらされるので、今後、5年間以内に原発作業員達の合計の被爆線量を100ミリシーベルトに引き上げる事を計画している。
日本の原発で働いている臨時労働者達は毎日の正確な被爆線量が、文書で記録されていないので、長期間において、高い放射線量にさらされている。
誰も原発で働く危険な仕事をしないので、日本もイタリアと同様に地元のマフィアやヤクザ達が原発労働者達の斡旋に大きな役割を持っていて、未熟な臨時労働者を集めて、東電の下請け業者に送り、危険な原発で働かされている状態である。
日本の原発産業で働かされている臨時労働者達の被爆線量の記録は、毎日、ごまかされ、隠蔽されている状態である。しかし、正式に東電に雇用された労働者達は
25年間の被爆線量は公式に500ミリシーベルトと規定されているのである。
65年以上にわたる放射線による健康影響に関する研究では低放射線量でも人体に危険であると明確にされている。低放射線量でも癌、心臓血管疾患、白内障、ホルモン障害、奇形児、流産、先天性欠損、神経性疾患になる危険性は増大すると明らかにされている。
国際的に有名な医学雑誌 „The Lancet“ は、原発労働者の放射線による健康影響についての最近の研究で、低放射線量の被爆により、原発労働者と原発労働者の
子供達は、白血病になる危険性が高いと報告している。
オーストラリアと英国の放射線による健康影響についての最近の研究によると5ミリシーベルト以下の被爆線量で癌になる危険性が高くなると証明されている。
原発労働者の被爆線量を引き上げる事は放射線の影響で重病(癌や他の疾病)になり死亡すると言う事である。
IPPNWドイツ支部は、日本の原発労働者達は100ミリSVから250ミリSVに引き上げられ高い放射線量にさらされているので、日本の全ての原発労働者達を放射線から防護する為に毎日の被爆線量の記録をおこない、高い放射線量にさらされている原発労働者達の定期的な健康診断を行なうことを日本政府と日本原子力規制委員会と日本の電気会社(東電や他の電気会社)に繰り返し要請する。
特に原発で働く臨時労働者達や派遣労働者達は、生涯においての、被爆線量の記録をすることを要請する。
そして、IPPNWドイツ支部は、日本の原発労働者達と日本の将来の世代を放射線による健康被害から防護する為に、日本政府に対して、緊急に原発の廃止をすることを要請する。
(EMI,KIYOMIZU訳)
2015年8月13日木曜日
2015年6月13日土曜日
IPPNWドイツ支部。日本では1000人以上の甲状線癌が発生するとIPPNWのドイツ支部は報告している。
http://www.fukushima-disaster.de/deutsche-information/super-gau/artikel/f8c64211e80db4835cad2d7c8d865abc/mehr-als-100-schilddruesenkrebsfaell.html
IPPNWドイツ支部。日本では1000人以上の甲状線癌が発生するとIPPNWのドイツ支部は報告している。
福島県は福島県内の子供達の甲状腺検査を実施した、22,000人以上の子供達に新しい嚢胞と結節が発見され、甲状腺癌になる子供達は100人以上になると確認された。
5月18日、福島県内で実施した子供達の甲状腺検査で甲状線癌になる子供達の検査結果を公表した。
103人の子供達の甲状線癌が急速に成長し、転移する危険性が高く、103人の子供達の甲状腺癌の手術をした。
他の23人の子供達も急性甲状腺癌になる疑いがある。
2年間に、福島の子供達の甲状線の嚢胞と結節が増加しているので、非常に心配な状態である。
2年前に22837人の子供達に行われた1巡目の甲状線スクリーニング検査では甲状腺は異常なしと診断されたが、2巡目のスクリーニング検査で多くの子供達に甲状線の嚢胞と結節が発見された
235 人の子供達の甲状線の嚢胞と結節が大きく、緊急に甲状線検査が必要である。
235人の内、5人の子供達に甲状線癌が確認され、手術を終えている。
福島県立医大は甲状線のスクリーニング効果で5人の子供達の甲状線癌を発見したと説明しているが、福島の多くの子供達に、甲状線癌が確認されているのに、甲状線のスクリーニングの効果で甲状線癌が発見されたという説明はできないとIPPNWドイツ支部は述べている。
日本全体で、甲状腺癌になる人達は非常に増加すると予想される。
2013年のUNSCEAR(原子放射腺の影響に関する国連化学委員会)の報告書では、福島第1原発事故による国民の生涯の甲状腺の放射腺線量は112,000人/PGy と推定している。
BEIR-VIIの報告書では癌になる危険性は、0,009/PGy の低放射腺量で1.000 人が甲状線癌になると計算している。
UNSCEAR報告書では日本国民の生涯の甲状線の放射腺線量は系統的(意図的)に過小評価しているが日本では1000人以上の甲状線癌が発生するとIPPNWのドイツ支部は報告している。
(EMI、KIYOMIZU訳)
2015年4月24日金曜日
ドイツ新聞FOCUS。(2015年4月17日の記事。)福島第1原発事故は、人類において最悪の原発事故である。現在も、終わりが見えない状態である。
http://www.focus.de/wissen/natur/katastrophen/nuklearkatastrophe-in-fukushima-ein-super-gau-mit-verheerenden-folgen_id_4593773.html
福島第1原発事故は、人類において最悪の原発事故である。福島第1原発事故は現在も、終わりが見えない状態である。
福島第1原発事故の収束作業に数十年かかる。福島原発事故で放出された放射線物質は人間と環境への影響は現在も十分に予測できない状態である。
放射腺セシウム137の半減期は30年である。 2014年から、再び福島の被災者達は、居住制限区域に帰還し住んでいる。福島第1原発の収束作業に40年はかかる状態である。
居住制限区域では、被災者達は、数時間だけ滞在が許可されている。帰還困難区域では労働者達は、放射腺防護服を着用して、労働を許可されている。史上最悪の原発事故の痕跡が現在も存在している。
悲惨な福島第1原発事故は2011年3月11日の、東日本の大地震や津波で起きた。福島第1原発の 6つの原子炉の内4つが損害を受けた。原子炉1号機と、2号機と3号機の原子炉で核溶解が起きた。
膨大な量の放射性物質が放出され、環境や空気、水、土壌が汚染された、放射腺物質が風で太平洋に流れたのである。
福島第1原発事故で放射腺キセノンは16000ペタベクレル (PBq、ヘ゜タヘ゛クレル=10x15ベクレル)放出した。1986年に起きたチェルノブイリ原発事故の約2倍の放射腺キセノン量を放出した。
ノルウェーの放射腺大気研究所(NILU)の研究者が歴史の中で最っとも大量の、放射腺物質を放出したと報告している。
福島原発事故で放射腺セシウムは36 ペタベクレル (PBq)放出した。半減期は17年から30年である。
セシウムは、人間の健康に影響があり危険である。数十年間は福島第1原発周辺の地域は農業ができない状態になる。
15万人の福島県の被災者達は家や土地等全てを失った。
福島第1原発事故四日後の3月15日に一時間当たり966ミリシーベルト (mSv) の放射線量を福島県で検出した。
4月18日に、3号機の原子炉建屋で使用した遠隔操作ロボットは一時間当たり28ミリシ-ヘ゛ルトから57ミリシーベルトの放射腺量を検出した。
比較するとドイツの国民の自然放射線は年間2ミリシーベルトである。ドイツや欧州の各国は原発で働く労働者達は放射線防護の為、年間許容量が20ミリシーベルトに規定されている。
2011年3月16日迄に福島第1原発で働いた20人の労働者達が高い放射腺量で被爆した。
15万人の福島の住民達が福島第1原発事故で。避難しなければならなかった。科学者達は、福島第1原発事故の放射腺の影響で約100人から1000人の人達が癌になると報告している、
福島第1原発事故で多くの農家の人達は避難しなければならなかった。残された数十万頭の動物達が死亡した。
東京電力は日本国民に対して、行っている原発事故の放射腺防護対策は明らかに疑問である。
日本の科学者達の迅速な対応で福島第1原発事故の放射腺による健康被害はチェルノブイリの原発事故より健康被害は少ないと報告している。
日本の原子力規制委員会は、福島第1原発事故は国際原子力事象評価尺度で最悪のレベル7であると評価した。福島第1原発事故は人類の歴史の中で最悪の原発事故である。
東電は2013年8月に2年間、福島第1原発の敷地内から毎日400トンの放射腺で汚染された地下水が海に流出している事を発表した。
福島第1原発事故により、原子炉に亀裂ができた、その亀裂を通り、毎日400トンの地下水が原子炉に流れ入り、地下水が汚染された。毎日400トンの汚染された地下水が海に流出している。
東電は将来、汚染水の流出を防止する為に凍土壁を建築しており。2015年10月に完成される。
2014年4月から、福島の被災者達は居住制限区域に帰還して住んでいる。現在も高い放射腺量であるにもかかわらず、日本政府は居住制限区域の福島県田村市都路(みやこじ)地区の一部を 被災者達を居住させる為に解除した。
福島第1原発の5号機と6号機の廃止作業は30年から40年かかると予想されている。
(EMI,KIYOMIZU訳)
2015年4月13日月曜日
IPPNWドイツ支部。Alex Rosen博士の報告。(2015年4月10日の記事)
福島第1原発で働く労働者達は健康診断を拒否している。
(Fukushima-Arbeiter verweigern Gesundheits-Checks)
http://www.fukushima-disaster.de/deutsche-information/super-gau/artikel/8c2ad6cfb8f78853ae03dd40ca40d3af/fukushima-arbeiter-verweigern-gesund.html
IPPNWドイツ支部。Alex Rosen博士の報告。
福島第1原発で働く労働者達は健康診断を拒否している。
福島第1原発事故で、労働者達は非常に高い放射線量を被爆した。
大部分の労働者達は東京電力が雇用した労働者でない。
東電の下請け業者が雇用し悪い労働条件で働いている.多くの労働者達は住所の登録もしてない、被爆した放射線量も文書に記録していない。自分達の健康状態も記録していない状態である。
多くの労働者達は福島第1原発で短期間働いた、未熟な日雇い労働者であり、住んでる住所も分からない状態である。
日本のメディアは、日本のマフィアヤクザ達が、東電の下請け業者と契約して、労働者達を福島第1原発で働かし膨大な金を稼いでいると報道した。
福島第1原発事故が起きた現場で、労働者達は、放射腺で汚染した冷却水の処理や、福島第1原発事故で破壊した建物の除染作業をしている。
多くのボランティア達が、福島の汚染地域を善意で除染作業をしているが、ホ゛ランティア達は高い放射線量により、被爆している。福島県が行う福島の汚染した地域の土壌の除染作業に多くの被災者達やホ゛ランティア達が成功しないので怒りを感じている。
ボランティア達は被災者達が家に戻れる為に除染作業を支援している。
しかし、ボランティア達が除染作業を行なう事は、非常に危険性があり、放射腺で被爆し長期的な健康への影響がある。福島県はホ゛ランティア達の被爆した放射線量の調査もしていない。
広島と長崎の原爆犠牲者の長期的な研究を行った日米「放射線影響研究所」(放影研)は福島第1原発で除染作業で働く労働者達の長期的な健康への影響の調査を行う。
放影研は、福島第1原発事故で2011年3月から12月迄働いた20,000人以上の労働者達の放射腺による、健康被害の調査をしたいと希望している。
この大規模な放影研の研究に、数年間、福島原発事故で危険な作業をした東電の下請け企業で雇用された未熟な労働者達が実際に健康調査に含まれているか疑問である。
福島第1原発で、除染作業で働く労働者達の2000人に健康診断を受ける様に連絡したが、2000人の内35%が「健康診断」を受ける事に合意した。
放影研は、多くの労働者達が住所不定の為、健康診断を受ける為の連絡ができなかった。
多数の労働者達が、高い放射腺量に被爆しているが住所不定の為、健康診断して放射腺による、健康被害の証明はできない。
多くの労働者達の健康状態の調査もできない又、放射線被曝の長期的被害の疫学的調査も不可能である。
IPPNWのドイツ支部は、福島第1原発事故で働いたすべての労働者達と健康調査の対象でないボランティア達と下請け業者の労働者達は放射腺から健康を守る為に緊急に健康調査を行うことを要請する。
(Alex Rosen博士より。)(EMIKIYOMIZU訳)
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